20代のころの『男の魅力』をもう一度呼び覚まそう

1997年に心筋梗塞を患い、2006年までEDだった私。
2007年にある漢方に出会い、37歳差の彼女をゲット。

メキシコGP-決勝

2019-10-28 19:16:10 | F1レース
現地時間27日(日)、2019年FIA F1世界選手権第18戦メキシコGP決勝レースが開催され、メルセデスのハミルトンが優勝した。相棒のボッタスが3位表彰台に上ったため、チャンピオンシップの優勝争いは次戦に持ち越されている。



前日に実施された予選ではレッドブルのフェルスタッペンが圧倒的な速さで最速タイムを刻んだものの、その直前に最終コーナーでボッタスがクラッシュを喫しており、周辺には黄旗が振られていたが、フェルスタッペンは当該区間で減速しておらず、後に3グリッド降格処分を受けている。結果、予選2番手だったフェラーリのルクレールがポールポジションに並び、相棒のベッテルと共にフロントローから決戦に挑んだ。

ドライバーズ選手権を争うメルセデス勢はハミルトンが3番グリッドに繰り上がり、ボッタスはクラッシュでマシンのダメージが懸念されていたが、メルセデスはペナルティを受けることなくマシン修復を完了させ、6番グリッドからスタートしている。メルセデス勢の間にはレッドブルのアルボンがいた。

海抜2,250mの高地にある全長4.304kmのアウトドローモ・エルマノス・ロドリゲスで行われた決勝レースは71周で争われ、雲が多いながら青空も見える中、気温22.7℃、路面温度38.4℃、湿度47%のドライコンディションでスタート時刻を迎える。フェラーリ、メルセデス、レッドブルの6台は予選Q2をミディアムタイヤで突破しており、いずれも同じコンパウンドを履いてスタートに臨んだ。ピレリはメキシコにC2からC4のドライタイヤを持ち込んでおり、レース用タイヤとしてミディアムもしくはハードを1セットずつ確保することが義務付けられた。

シグナル消灯を受けてルクレールが好発進を決め、ベッテルがハミルトンのカバーに向かって混雑する中、フェルスタッペンがターン1にかけて逆サイドからハミルトンをオーバーテイクしたが、ポジションを奪い返そうとするハミルトンとサイド・バイ・サイドで突入したターン1で2人とも目前のベッテルに引っかかってしまい、接触を避けるためにコース外に飛び出した。

その間にアルボンとマクラーレンのサインツがポジションを上げ、ハミルトンはなんとか5番手の位置をキープするも、フェルスタッペンは8番手に後退している。後方ではアルファロメオ・レーシングのライコネンがサンドイッチされるインシデントも発生しており、バーチャルセーフティカーが発令されて全車が一定の速度での走行を余儀なくされた。幸い、ライコネンは走行に影響がなかったようでレースを続けている。

3周目にはバーチャルセーフティカー解除を受けてレースが再開され、ボッタスと7番手を争っていたフェルスタッペンがオーバーテイクを仕掛けた際に接触があったらしく、右リアタイヤにパンクチャーを抱えた。必死にマシンをコントロールしたフェルスタッペンだが、ほどなくして右リアタイヤのラバーが脱落してしまい、コース外からコース上に流れ飛んでしまったものの、後続車は無事にデブリを回避している。フェルスタッペンはフロアをこすりながらもピットへの帰還を果たし、ハードタイヤに履き替えて最後尾についている。

スタート後に後退を強いられたボッタスはユーズドのソフトタイヤでスタートしたマクラーレン勢を料理して5番手に上がり、10周目を終えてトップ5のオーダーはルクレール、ベッテル、アルボン、ハミルトン、ボッタスとなった。トロ・ロッソのクビアトは8番手につけていたが、新しいミディアムタイヤで第1スティントを走るペレス(レーシング・ポイント)にオーバーテイクを許してポジションを落とす。僚友ガスリーもフレッシュタイヤでスタートした後続勢に抜かれて11番手に下がっており、早めのピットストップに切り替えて第2スティントはハードタイヤを選んでいる。トロ・ロッソは次のラップにクビアトもピットに呼び入れ、同じく今週末の最も硬いコンパウンドを履かせてコースに送り出した。

5番手のボッタスは上位4台から6秒ほど遅れていたが、トップ4は1秒前後のギャップしかない接近戦を繰り広げ、中でもベッテルのDRSゾーンをキープするアルボンは後方のハミルトンを警戒しつつフェラーリ勢にプレッシャーをかけていく。ただ、環境の特殊性からクーリングが課題となるメキシコシティでは前のマシンに近づきすぎるとパフォーマンスを失ってしまうため、アルボンは何度か追い抜きを仕掛けた後、1.5秒ほどの距離に下がってチャンスを待つことにしたようだ。

13周目の終わりにはマクラーレンがノリスをピットインさせるも、左フロントタイヤの装着が終わっていない状態でピットアウトしてしまう。ピットレーン出口のライン手前で停車することができたノリスのもとにチームクルーが駆けつけ、ピットボックスまで押し戻してタイヤを装着し直した。大幅なタイムロスを余儀なくされたノリスはそれでも隊列に復帰してレースを継続しているが、19番手のフェルスタッペンからも95秒以上遅れた周回遅れの状態だった。

一方、上位勢で最初に動いたのはレッドブルだ。アルボンをピットに入れて新しいミディアムタイヤを履かせてコースへと送り出す。アルボンはペレスの真後ろについたが、すぐに追い抜いて5番手の位置で第2スティントに臨んでいる。アルボンに2周遅れてフェラーリがルクレールのピットストップを完了し、アルボンと同じく新しいミディアムタイヤを選んでピットアウトしたルクレールは4番手につけた。

第1スティントを長く取ることにしたベッテル対策として、ルクレールの無線では「重要なスティントになる。プッシュせよ」とのメッセージが伝えられている。19周目に入った時点でベッテルとルクレールの間には18秒ほどのギャップがあったが、1分20秒台のラップタイムを刻んで少しずつ差を縮めていった。

レーシング・ポイントを駆るペレスは20周を走ってピットに向かい、ハードタイヤに交換、クビアトとサインツの間10番手でコース復帰する。続いてアルファロメオ・レーシングのジョビナッツィが最初のピットストップに臨むも、右リアタイヤの装着に失敗してしまう。いったんは発進しようとしたジョビナッツィだが、すぐに気づいて停車し、タイヤをはめ直してピットアウトした。その間にペレスがクビアトに対するオーバーテイクを成功させて8番手に上がっている。

メルセデスのピットが慌ただしくなったのは23周目。ベッテルが24周目に入る一方で、ピットに向かったハミルトンはハードタイヤを選んでコースに復帰した。ルクレールからは7秒以上遅れていたが、アルボンの前に戻っており、スタートで失ったポジションを取り戻すことに成功している。ステイアウトを続けるベッテルとのギャップは20秒あり、ハミルトンはファステストラップを刻んで来るベッテルとのバトルに備えつつ、この時点で3番手にいたルクレールとのギャップも短縮していった。前後のルクレールとアルボンは第2スティントにミディアムを選んでおり、メルセデスとハミルトンとはタイヤ戦略が異なる。

1ストップ戦略を取ることにしたベッテルとボッタスは30周目に入ってもピットに向かう様子はなく、ラップリーダーのベッテルは1分21秒前半、2番手のボッタスは1分20秒後半のラップタイムをキープしていた。

レース序盤に大きく後退を強いられたフェルスタッペンは次々とオーバーテイクを披露して折り返し地点をすぎる前にポイント圏内に復帰。25周以上を走ったハードタイヤで1分21秒前半のペースを維持しており、ひとつ前の位置につけるクビアトよりも0.5秒前後速いラップタイムでチャージをかけている。

ベッテルとボッタス以外ではフレッシュタイヤでスタートしたリカルド(ルノー)とストロール(レーシング・ポイント)もピットに入っておらず、2人とも6番手と7番手の入賞圏内を走っていた。後方17番手にいたグロージャン(ハースF1)も第1スティントを長く取っている。

ポイント圏外ながらサインツとホイール・トゥ・ホイールのバトルを繰り広げたガスリーがマクラーレンを追い抜いた直後、2人を周回遅れにしようとしていたベッテルがマクラーレンのリアに突っ込みかけるシーンがあったが、マシンを振って接触を回避。数秒のロスにはなってしまったが、戦線離脱を余儀なくされるほど大きな損失に至らずにすんだ。

ガスリーに追い抜かれ、真後ろにはライコネンが迫っていたサインツはピットに戻ってタイヤを交換、ミディアムタイヤを選んでいる。同じく37周目にボッタスが最初で最後のピットストップを完了し、次のラップにはベッテルもタイヤ交換を終わらせた。2人ともハードタイヤをチョイスし、ベッテルが4番手、ボッタスが5番手につけ、2人の間には3.8秒のギャップがあった。

ストロールやグロージャンも第2スティントに突入する中、40周を走ってなお自己ベストタイムをマークしていたリカルドはトップ5とのギャップを縮めるほどではなかったものの、後方7番手にいるペレスよりも好ペースを発揮しており、ラップリーダーに返り咲いたルクレールが2度目のピットストップに向かってもコースにとどまり続けていた。

そのルクレールのピットストップでフェラーリがミスを犯す。タイヤ交換に手間取り、4秒をも失ってしまったのだ。右リアタイヤを担当したクルーのホイールガンは装着完了を示すグリーンライトが灯っていたが、スムーズな作業とはいかず、ルクレールはボッタスの後ろ4番手の位置で隊列に復帰している。これを受けてレッドブルが動き、45周目にアルボンのピットストップを完了した。ルクレールもアルボンも最終スティントに新しいハードタイヤを選んでいる。

ルノーがついにリカルドを呼び入れたのは51周目。新しいミディアムタイヤを履かせてコースに送り出し、8番手の位置でチェッカーを目指すことになった。4.7秒前方にペレス、6秒後方に相棒のヒュルケンベルグがいる状況だ。リカルドと同じくピットレーンに戻ってきたノリスはマシンをガレージに入れてレースを終えている。タイヤ交換の問題で2周の周回遅れとなっていたノリスはポジションを上げられぬままマシンを降りることになった。

レース序盤に緊急ピットインを強いられたフェルスタッペンはハードタイヤで超ロングスティントを走っており、残り20周を切って6番手まで浮上していた。フェルスタッペンは前を行くチームメイトに比べるとコンマ数秒遅いペースだったが、すでにギャップは35秒以上開いており、48周を走破したタイヤでもラップタイムは後続勢より速く、ギャップが縮まっていなかったことから、タイヤをケアしながら1ストップでゴールするチャンスにかけた。

ラップリーダーに躍り出たハミルトンもまた、第2スティントを長く取っており、ルクレールやアルボンが2回目のタイヤ交換を実行した一方でリカルドやフェルスタッペンの状況を踏まえて1ストップ戦略を敢行することにしたようだ。レース残り15周を迎えてハミルトンは2番手以下に2.5秒のリードを築き、2番手を走るベッテルはDRS圏内にボッタスを抱えた状態で、そこから1.7秒ほどの位置にはルクレールも控えていた。しかしながら、ルクレールは周回遅れの対応でワイドに膨らみ、ボッタスから3秒近く離れてしまっている。

ペレスと7番手を争うリカルドがフレッシュなタイヤを生かしてオーバーテイクを仕掛けるも、タイヤをロックアップしてコースを飛び出してしまう。芝生を抜けてコースに戻った際にペレスにポジションを戻し、終盤のバトルに備えていったんはタイヤのケアに集中した。

自己ベストタイムをマークしてラスト10周に突入したハミルトンはタイヤの状態が決して良いわけではない様子だったが、それでもリードはほとんど変わらず、ベッテルを近づけさせていなかった。リアタイヤにはブリスターが発生していたにもかかわらず、65周目にはセクター2のファステストをマークするパフォーマンスを見せている。

ペースとリードを維持したままファイナルラップに入ったハミルトンは48周のロングスティントを走り切ってトップチェッカーを受け、1.766秒差でベッテルが2位、ボッタスが3位でゴールした。ハミルトンは優勝を遂げたものの、タイトル決定にはボッタスが4位以下である必要があったため、ドライバーズ選手権争いは次の舞台へと持ち越される。

4位にルクレール、アルボンが5位、フェルスタッペンは実に66周の第2スティントを走破して6位入賞を果たし、ペレスは7位を死守、リカルドは8位でフィニッシュしている。ファイナルラップに入ってリカルドの後方には相棒のヒュルケンベルグがつけていたが、スタジアムセクションでオーバーテイクを仕掛けてきたクビアトと接触してしまい、スピンを喫してウオールにぶつかった。クビアトは走り続けて9番目にチェッカーフラッグを受けたが、インシデントを審議したスチュワードはクビアトに10秒のタイムペナルティを科しており、ガスリーが9位、ヒュルケンベルグが10位で1点を手に入れ、クビアトは11位完走となっている。

ホンダPU勢のトロ・ロッソ・ホンダは、レース結果ではクビアトが9位、ガスリー10位、レッドブル・ホンダのアルボンが5位、フェルスタッペンが6位とすべてポイント獲得かに見えましたが、クビアトに10秒のペナルティがあり、ガスリー9位、クビアト11位の結果となって残念でした。
フェルスタッペンもボッタスとのインシデントでパンクチャーに見舞われ、最後尾に落ちながら6位入賞と頑張りました。
次戦のUSGPではより良い結果を出して欲しいですね!



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メキシコGP-予選

2019-10-27 10:27:25 | F1レース

現地時間26日(土)、2019年FIA F1世界選手権第18戦メキシコGP予選が実施され、レッドブルのフェルスタッペンがポールタイムを記録するも、後にペナルティを科せられて4番手に降格となり、ポールポジションにはフェラーリのルクレールがつくことになった。



3回にわたって実施されたフリー走行はいずれも異なるドライバーがトップタイムを記録しており、初回はメルセデスのハミルトン、2回目以降はフェラーリ勢が速さを示し、ベッテルとルクレールがそれぞれ最速タイムを残している。

海抜2,250mの高地にあることから、空気が薄く、パワーユニットやタイヤの使い方などさまざまな点で他のコースと異なる特殊なサーキットのアウトドローモ・エルマノス・ロドリゲスにはC2からC4のピレリタイヤが用意され、フリー走行ではインターミディエイトタイヤが登場することもあったが、予選Q1は雲が多いものの晴れ間も見え、気温19.9℃、路面温度36.5℃、湿度60.7%のドライコンディションでスタート時刻を迎えた。予選Q3用のタイヤにはC4のソフトタイヤが指定されている。

ピットレーンオープンと同時にウィリアムズのラッセルが出陣し、少し間を置いて僚友クビサが合流するも、他陣営はさらに始動が遅く、スタートから3分ほど経ってハースF1のマグヌッセンとグロージャンが動き出すと徐々にコースがにぎやかになり、ガレージにとどまっていた面々も全員がコースインした。

タイヤはすべてのドライバーがソフトタイヤを選んでおり、最初のアタックラップを終えて1分15秒949をたたき出したレッドブルのフェルスタッペンがトップに立ち、0.226秒差で相棒のアルボンが2番手に食い込んだ。メルセデスはハミルトンが3番手、ボッタスが6番手となり、間にフェラーリのルクレールとベッテルが入っていたが、ルクレールが自己ベストを更新してハミルトンをわずかに上回り、3番手に上がっている。ルクレールとハミルトンのギャップは0.06秒だ。

上位3チームのドライバーがガレージで戦況を見守る中、Q1終盤のアタックに参加した陣営ではトロ・ロッソのクビアトが6番手に、マクラーレンのサインツが7番手に飛び込み、ボッタスが8番手に後退している。トロ・ロッソとマクラーレンはガスリーとノリスもトップ10タイムを残しており、Q3進出を期待させるパフォーマンスを見せていた。

18分間のQ1を終えて予選順位を確定させたのは16番手から順にストロール(レーシング・ポイント)、マグヌッセン、グロージャン、ラッセルとクビサのウィリアムズ勢だ。

タイヤ戦略に注目が集まったQ2はミディアムタイヤを履いたトロ・ロッソ勢とサインツに続いて同じコンパウンドを選んだメルセデス、フェラーリの面々がコースに加わった。土曜フリー走行でハイドロリック漏れのトラブルに見舞われ、ヒュルケンベルグが1周しただけに終わったルノー勢はソフトタイヤを選択。マクラーレンはノリスにソフトタイヤを履かせてコースに送り出しており、サインツとタイヤ戦略を分けている。

アルファロメオ・レーシングの2人とレーシング・ポイントのペレスは他チームとタイミングをずらし、ペレスは新品のタイヤセットだったが、ライコネンとジョビナッツィはユーズドのソフトタイヤを装着してアタックラップを走った。

15名のタイムが出そろった時点でタイムシート最上位に名前を刻んでいたのはベッテルだ。1分15秒914をマークし、2番手にいたフェルスタッペンには0.222秒差をつけていた。トップ6は0.7秒差以内のギャップで連なるも、混戦の中団グループは7番手タイムを残したペレスから11番手のサインツまで5台が0.2秒差で、ノックアウトゾーンにいたサインツは9番手につけるチームメイトのノリスとは0.03秒差しかなかった。

レースを見据えてQ2のタイヤ戦略を決めたマクラーレンやトロ・ロッソだったが、上位3チームのように速いラップタイムを刻めず、トロ・ロッソの2台はユーズドタイヤだったアルファロメオ・レーシングにも遅れていたため、2セット目にはソフトタイヤに切り替えている。レッドブルとフェラーリも新品のソフトタイヤを履かせてドライバーたちを見送ったが、メルセデスはハミルトンとボッタスがミディアムタイヤのまま再びコースに向かった。

そのメルセデスコンビがそろって自己ベストタイムを更新し、1分15秒721をマークしたハミルトンがトップに浮上、0.131秒差でボッタスが2番手に躍り出た。マクラーレンとトロ・ロッソもポジションアップに成功し、サインツが6番手、ノリスが7番手、アルボンを挟んでクビアト、ガスリーの順で予選トップ10入りを果たしている。

11番手以下でノックアウトされたのはペレス、ヒュルケンベルグとリカルドのルノー勢、ライコネン、ジョビナッツィだった。

メルセデス、フェラーリ、レッドブル、マクラーレン、トロ・ロッソがそろい踏みとなった予選Q3はユーズドのソフトタイヤを履いたマクラーレンとトロ・ロッソの各車が先陣を切り、メルセデス、フェラーリ、レッドブルの3チームは新しいソフトタイヤで始動する。

1回目のアタックはフェルスタッペンが1分14秒台の速いラップタイムを刻んで暫定ポールにつき、0.114秒差ながら1分15秒台のルクレールが2番手、ベッテルは0.260秒遅れの3番手だ。ハミルトン、アルボン、ボッタスと並ぶトップ6に、サインツ、クビアト、ガスリー、ノリスが10番手にいた。

その後、10台すべてがピットに戻り、新しいタイヤセットに履き替えて再出陣。ソフトタイヤで印象的なパフォーマンスを見せるフェルスタッペンは最後にガレージを出発している。

最終アタックはベッテル以外のドライバーがセクター1を自己ベストタイムで通過し、セクター2ではメルセデス勢が速さを示すも、それを上回るペースだったのがフェルスタッペンだ。

しかしながら、ルクレールがセクター3でわずかにコースを飛び出してタイムロスを喫した直後、最終コーナーの立ち上がりでボッタスがコントロールを失ってクラッシュを喫してしまう。幸い、ボッタスは無事だったが、マシンは相当のダメージを受け、インシデントが発生した区間では黄旗が振られた。

後続勢がバックオフを強いられる中、フェルスタッペンが記録した1分14秒758がポールタイムとなるはずだったが、黄旗区間で減速していなかったことが判明し、予選終了後に3グリッド降格処分を受けている。結果、ルクレールがポールポジションに並ぶこととなり、ベッテルが隣のフロントロー、ハミルトンが3番手に繰り上がり、フェルスタッペン、アルボン、ボッタス、サインツ、ノリス、クビアト、ガスリーのスタート順になる予定だ。

ホンダPU勢は、フェルスタッペンがポールタイムだったのですが、ボッタスのクラッシュで黄旗区間で減速しなかったとのことで3グリッド降格処分のため4番手スタート、アルボンが5番手、トロロッソ・ホンダのクビアトが9番手、ガスリーが10番手と4台すべてがトップ10スタートです。
フェルスタッペンにとっては残念な結果ですが、決勝では全員頑張ってほしいですね!








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メキシコGP-金曜フリー走行

2019-10-26 10:18:58 | F1レース
現地時間25日(金)、メキシコシティにあるアウトドローモ・エルマノス・ロドリゲスを舞台に2019年FIA F1世界選手権第18戦メキシコGP金曜フリー走行2回目が実施され、フェラーリのベッテルが最速タイムを記録した。



初回セッションは1分17秒327を刻んだメルセデスのハミルトンがトップに立ち、フェラーリのルクレールが0.119秒差、レッドブルのフェルスタッペンが0.134秒差でトップ3に並んだ。ピレリはメキシコにC2からC4のドライタイヤを持ち込んでおり、路面の一部が湿っていた最初のフリー走行序盤はインターミディエイトタイヤを履く陣営が多かったが、路面が乾いた後はメルセデスとレッドブルがソフトタイヤを試し、フェラーリはミディアムタイヤの評価に専念している。

午後に入っても雲が多いメキシコシティは気温20.6℃、路面温度35.5℃、湿度55.7%のドライコンディションで2回目のフリー走行が始まり、アルファロメオ・レーシングのジョビナッツィとライコネンがそろってコースに向かった。ジョビナッツィはミディアムタイヤを履いているが、ライコネンはハードタイヤを試している。

遅れることなく合流したライバル勢を含め、インストレーションラップを終えたドライバーたちはピットに戻ることなくコース上での作業に取り掛かり、1分19秒台に乗せたノリスが暫定トップに立つも、最初のタイム計測で1分18秒台を刻んだベッテルがその座を奪う。ベッテルはさらにペースを上げて1分17秒960を記録した。

相棒ルクレールはベッテルに0.223秒遅れの2番手タイムを残した後、ターン1でマシンのコントロールを失ってスピンを喫したものの、広いランオフエリアに助けられて走行を再開したが、その直後、今度はレッドブルを駆るアルボンがターン8でコースを飛び出し、クラッシュを喫してしまった。アルボンはターン7の縁石に乗り上げたことでバランスを失ったと見られ、マシンは右フロントサスペンションなどダメージを受けたが、アルボン自身にケガはない様子だ。

メキシコでの走行は今回が初めてだったアルボンにとって走行時間を失うことは理想的でないとはいえ、チーム代表のクリスチャン・ホーナーは「誰にでもミスはある。そういうことのひとつだ」とコメントしている。

このインシデントによりセッションは赤旗中断を強いられ、約12分後に解除された。

そのタイミングでライコネンやハースF1勢らがソフトタイヤに切り替え、ルクレールも柔らかいタイヤに交換して合流、ほどなくしてベッテルもソフトに履き替えて予選シミュレーションに臨んだ。ルクレールが1分17秒フラットでまとめてトップタイムを塗り替えたものの、全セクターのファステストを刻んだベッテルが0.465秒上回ってトップの座を奪い返す。

1分16秒607をマークしたベッテルに0.115秒差と迫ったのはフェルスタッペンだ。同様にソフトタイヤに切り替えたボッタス(メルセデス)はトップに0.6秒以上遅れて4番手にとどまり、ハミルトンはアウトラップに加えてウオームアップラップを挟んでペースを上げるも、セクター3のタイムが伸びずに5番手止まり。ベッテルには0.963秒差をつけられ、ボッタスとのギャップも0.3秒以上あった。トップ5に次いで6番手と7番手にはトロ・ロッソのダニール・クビアトとピエール・ガスリーが続いている。

降雨の予報がもたらされたセッション終盤はレースを想定したプログラムに取り組む陣営が多く、メルセデスはボッタスにソフト、ハミルトンにミディアムを履かせてロングランを実施、フェラーリもベッテルがミディアムを履き、ルクレールがソフトを担当した。アルボンを欠くレッドブルはフェルスタッペンがソフトタイヤでレースシミュレーションを進めた後、残り15分を切る直前にミディアムタイヤに履き替えてさらに長いスティントを走っている。

タイムシートに変化はなく、ベッテルをトップにフェルスタッペン、ルクレール、ボッタス、ハミルトンのトップ5で初日が終了。トロ・ロッソ勢がそれに続き、マクラーレンのサインツとノリスが8番手と10番手、間の9番手にはルノーのヒュルケンベルグが入っている。

ホンダPU勢は、初回セッションでベスト10にすべて入り、2回目はアルボンがクラッシュしてしまい心配ですが、トロ・ロッソ・ホンダ勢が6,7番手に入っています。
明日の予選がたのしみですね!



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今日の珠海三灶-136

2019-10-19 11:36:37 | 珠海
今日の珠海三灶(Sanzao)は、晴れ。
しかし、少し靄っています。
日の出は、ほぼ東南の方向です。



午前7時現在の気温は25℃、最高気温は28℃、湿度は73%。
いつもより、少しだけ低い湿度で気持ちの良い気候です。

PM2.5指数は、122~152のオレンジからレッドゾーン。
かなり悪い数値です。
早くきれいな空気になって欲しいです。



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日本GP - 決勝

2019-10-13 23:20:53 | F1レース
13日(日)、晴天に恵まれた鈴鹿サーキットで2019年FIA F1世界選手権第17戦日本GP決勝が開催され、ロケットスタートを決めたメルセデスの・ボッタスが優勝を果たすと共に、メルセデスが6年連続のコンストラクターズ選手権優勝を決めた。



台風19号の影響で順延となった予選は決勝レースに先だって行われ、フェラーリのベッテルがポールポジションを獲得、相棒のルクレールがフロントローに並び、メルセデスとレッドブルがそれぞれ2列目と3列目からスタートすることになった。

予選Q1でクラッシュを喫したウィリアムズのクビサとハースF1のマグヌッセンはレースへの出走が認められ、共にギアボックスを交換して決戦に挑んでいる。クビサはモノコックも交換したため、ピットレーンからスタートした。

全長5.807kmの鈴鹿サーキットで行われた決勝レースは53周――事実上は52周――で争われ、気温29℃、路面温度40.1℃、湿度48.8%のドライコンディションでスタート時刻を迎える。ピレリはC1からC3のドライタイヤを持ち込んでおり、レースではミディアムもしくはハードのいずれかを使用しなければならない。トップ10スタートのドライバーはいずれもソフトタイヤでダミーグリッドに着き、タイヤを自由に選べる11番手以下のドライバーは6名がミディアム、4名がソフトを選択してフォーメーションラップに臨んだ。

注目のスタートで好発進を決めたのはボッタスだ。フェラーリの2台をかわしてターン1を先頭で通過してる。後方ではレッドブルのフェルスタッペンもうまく駆け出したが、ルクレールと接触してコースオフ、大きくポジションを落としてしまった。フロントウイングにダメージを抱えるルクレールはオープニングラップを終えてもピットに戻らず、左に傾いたフロントウイングが路面にこすれて火花を上げながらコースにとどまっている。

2周目の終わりにピットインを指示されたルクレールだが、それまでにデブリが取れたことからルクレール自身がステイアウトを選択。「悪そうに見えるかもしれないけど感触はいい」と報告したものの、フェラーリは次のラップでルクレールをピットに呼び入れてフロントウイングとタイヤを交換した。ルクレールのマシンにはミディアムタイヤが装着されている。

また、フェルスタッペンとルクレールの一件は審議の必要なしと判断されたが、ルクレールにぶつけられた格好のフェルスタッペンは怒り心頭で、その後、スチュワードはこの一件を審議することにしたと発表。フェルスタッペンはマシンにダメージを受けた状態のまま走り続けており、一時は18番手に下がったポジションを5周目の終わりまでに16番手に戻していたものの、審議中であることが判明した時点でフラットスポットを抱えるタイヤに苦戦していたフェルスタッペンはルクレールに抜かれて17番手に後退していた。

もう1台のレッドブルを駆るアルボンはマクラーレンのノリスと5番手を競い、シケインでインサイドからオーバーテイクを試みたが、マクラーレンマシンにぶつけてしまう。アルボンが走行を続けた一方でノリスはピットに戻ってタイヤをミディアムに交換。その際、フロントブレーキから炎が上がっていたが、ノリスは無事にコース復帰して19番手につけた。2人のインシデントに関してスチュワードはおとがめなしと裁定している。

ラップリーダーに躍り出たボッタスが10周目をスタートさせた頃、2番手を走るベッテルがフォルススタートの嫌疑でスチュワードの審議を受けていることが明かされた。1.5秒前後の間隔で3番手にはハミルトンが控えており、ペナルティが科せられればメルセデスが一気に1-2態勢を築く状況だったものの、ベッテルの一件はおとがめなしの裁定が下っている。出だしで後れを取ったベッテルはどうやらフライングしかけてしまったようで、なんとか踏みとどまって発進した結果、スロースタートを喫したと見られる。

15周目を前にピットインしたフェルスタッペンはマシンを頭からガレージに入れ、無念のリタイアを喫した。レッドブルによれば、マシンのダメージがひどく、走行を続けられる状態ではなかったためリタイアせざるを得なかったとのこと。審議対象となっていたルクレールとのインシデントはレース後に審議されることになった。次のラップでアルボンがピットストップを完了し、ミディアムタイヤを履いて11番手の位置でコースに復帰、片翼を失ったレッドブルの期待を一身に背負って懸命の戦いを続けている。

フェラーリがベッテルをピットに呼び入れたのは17周目、第2スティントに選んだのは新しいソフトタイヤだ。2ストップ戦略に打って出たフェラーリの動きを見てメルセデスが次のラップでボッタスのピットストップを実行したが、こちらは新品のミディアムタイヤをチョイスした。2番手でコース復帰したボッタスと先頭を走るハミルトンのギャップは10秒しかなく、ハミルトンがピットインすればボッタスが再びリードを取り戻す状況だ。

この頃からピットレーンが慌ただしくなり、トロ・ロッソやレーシング・ポイント、アルファロメオ・レーシングらが続々とピットストップを完了する。トップ10スタートのドライバーで第1スティントを長く走ったのはハミルトンとサインツ。ハミルトンは20周を走り終えてボッタスとのギャップが1秒強まで縮まっており、22周目に入る手前でタイヤを交換した。メルセデスはハミルトンにも新しいミディアムタイヤを用意しており、2.9秒のピット作業でコースへと送り出している。

トップ3が1回目のピットストップを終えた時点で先頭のボッタスと2番手ベッテルのギャップは11秒強、ハミルトンはそこからさらに10秒近く離れた場所を走っていたが、2ストップ戦略を採用したフェラーリとベッテルの思惑が吉と出るか凶と出るかに注目が集まった。

サインツはレースがちょうど折り返し地点を迎えたタイミングでピットに向かい、ミディアムタイヤに履き替えて6番手のポジションでコースに戻る。8秒前を行くルノーのリカルドはスタートにミディアムを選んで第1スティントを継続していたため、レース後半にピットストップを控えた状態だった。

そのリカルドがピットインした30周目、ベッテルからラップタイムが落ちているとの報告を受けたフェラーリは追加で2周を走らせた後、ベッテルをピットに呼んでミディアムタイヤに交換。ベッテルがピットレーンを出てきた頃にはすでにメルセデスの2台が通過しており、ハミルトンから20秒遅れの3番手でチェッカーを目指すことになった。

全車が少なくとも1回のピットストップを完了し、トップ5にはボッタス、ハミルトン、ベッテル、アルボン、サインツがつけ、ガスリーが6番手、ルクレールは7番手まで巻き返し、ストロール(レーシング・ポイント)、ルノーのヒュルケンベルグ、ペレス(レーシング・ポイント)が入賞圏内を走っていた。

ソフトタイヤを履くルクレールがガスリーのリアにピタリとつけてオーバーテイクのチャンスをうかがい、ガスリーは必死に防御するも6番手の座を明け渡した。その頃、レッドブルのガレージ前ではアルボンが2回目のピットストップを終え、ユーズドのソフトタイヤを履いてピットアウト。後方5番手にいたサインツとは24秒ほどのギャップがあったため、余裕を持って4番手をキープしている。

さらにラップリーダーのボッタスがミディアムからユーズドのソフトタイヤに履き替え、ベッテルに8秒のギャップをつけたまま2番手で隊列に戻る。柔らかく、よりフレッシュなタイヤを与えられたボッタスは9秒前を行くチームメイトの背中を追いかけることになり、ボッタスより遅くピットストップしたハミルトンが2回目のタイヤ交換に動くかどうかが注目された。

7番手につけるガスリーから11番手のリカルドまではコンマ数秒から1秒のギャップで連なる接近戦が繰り広げられ、ガスリー以外はレーシング・ポイントとルノーの4人がひとつでも順位を上げようと猛チャージをかけていき、とりわけ入賞圏外のリカルドはポイント獲得を目指してプッシュしている。それが功を奏し、前を走っていたペレスよりも10周少ない周回数のソフトタイヤを生かして10番手に躍り出たリカルドはチームメイトのヒュルケンベルグを次のターゲットにしてチャンスを待ち、ストロールをも追い抜いて終盤はガスリーにプレッシャーをかけていった。

メルセデスがハミルトンにピットインの指示を出したのは42周目を走行中。ソフトタイヤに履き替えたハミルトンは5秒前にいるベッテルを猛追し、周回遅れのトウを生かして一気にギャップを縮めた結果、45周目には2.2秒差まで迫った。ファステストラップを連発したハミルトンは2周後にDRSゾーンに突入し、鈴鹿を得意とするベッテルを追いかけていく。

リカルドがガスリーを捕らえて7番手に上がった頃、ハミルトンはまだベッテルを料理しきれておらず、残り周回数が少くなる中、周回遅れの集団が前を塞いでいたため思うように攻撃できずにいた。

ボッタスがファイナルラップに入った直後、9番手を走っていたペレスがS字コーナーでガスリーにオーバーテイクを仕掛けたところ、インサイドにいたトロ・ロッソマシンと接触し、コースオフを喫して戦線離脱。ウオールにぶつかってレースを続けられなくなった。

周回遅れに対処した後もサイド・バイ・サイドに持ち込めなかったハミルトンはファイナルラップにすべてをかけるも、システムトラブルによって52周目の終わりにチェッカーフラッグが掲示されており、最終的にボッタスがトップチェッカーを受け、ベッテルが2位、ハミルトンが3位で表彰台に上っている。4位にアルボンが入り、サインツ、ルクレール、リカルド、ガスリーに次いでペレスが9位入賞となり、ヒュルケンベルグが10位で1点をもぎ取った。

日本GPの結果により、メルセデスの6年連続コンストラクターズ選手権優勝が確定、4レースを残して偉業を成し遂げている。

ホンダPU勢は、フェルスタッペンが不運にもリタイアしましたが、アルボンが4位入賞、ガスリーが8位入賞とホームレースとしては残念な結果でしたが、良く頑張りましたね!



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