現地時間10月27日、2024年F1第20戦メキシコシティGPの決勝レースが行われ、サインツ(フェラーリ)がポール・トゥ・ウインで今季2勝目/通算4勝目を飾った。
2位にノリス(マクラーレン)、3位にルクレール(フェラーリ)が続いた。角田(RB)はリタイアとなった。
標高約2300メートルという高地に位置するアウトドローモ・エルマノス・ロドリゲスを舞台に開催された第19戦。スタートタイヤは20台中14台がミディアムタイヤ(C4/イエロー)を選択。一方、12番グリッドのローソン(RB)を筆頭に後続の6台はハードタイヤをチョイスした。
気温20度、路面温度37度、湿度52%となるなか、71周の決勝レースはスタートを迎えた。
フロントロウ2番グリッドのフェルスタッペン(レッドブル)が抜群の蹴り出しでトップ浮上。2番手にポールシッターのサインツ、3番手にノリスが続いて最初のシケインを迎えた。
そんななか、後方では波乱。ターン1のブレーキング時にサイド・バイ・サイドとなった角田とアルボン(ウイリアムズ)が接触し、角田はホームストレート横のウォールにクラッシュ。アルボンも左フロントを損傷し、ターン3を立ち上がった2本目のストレートでマシンを止めた。
予選のクラッシュからチームの懸命な修復を経て決勝に臨んだ角田だったが、スタート直後にレースを終えることに。なお、アルボンと角田のリタイアにより、ハードタイヤ勢首位のローソンが入賞圏内の10番手に浮上する。
このアクシデントで1周目からセーフティカー(SC)導入となった。なお、18番グリッドから13番手までジャンプアップしたメキシコ出身のペレスだったが、スタート違反で5秒のタイムペナルティを課せられることに。
レースは7周目に再開されるとフェルスタッペンが隊列をリード。ただ、DRS区間が3カ所あるアウトドローモ・エルマノス・ロドリゲスなだけに、8周目よりDRS使用可能となると、9周目のターン1でサインツがトップの座を取り戻す。
さらに10周目のターン4でノリスがフェルスタッペンに仕掛けた。ここでフェルスタッペンがノリスをコース外に出すようなライン取りをとった。接触を避けるべくノリスはターン5をインカットするかたちでコース外に。
さらに続くターン8でふたたび2台はサイド・バイ・サイドとなり、揃ってコースオフ。この間に4番グリッドスタートのルクレールが2番手に浮上する。
そして13周目のターン4でふたたびフェルスタッペンがノリスをコース外に追いやり、3番手をキープした。ただ、そんなフェルスタッペンに対し10秒と10秒、計20秒という重いタイムペナルティが課されることになった。ペナルティの連絡を無線で受けたフェルスタッペンは「素晴らしいね」と返事をした。
16周目、今回が400グランプリの記念レースとなったアロンソ(アストンマーティン)がマシンをガレージに収めてリタイアとなった。
そんななか、11番手までポジションを上げたペレスがローソンの背後に着いた。しかし、ローソンはターン4、ターン6と続いたサイド・バイ・サイドと接触の末、ペレスの猛攻を退ける。
同じレッドブルグループ傘下のドライバーによる遠慮のないバトルは見応えがあったが、ペレスはサイドポッドに穴が空いたほか、いくつかの空力パーツを失うことに。
27周目に3番手フェルスタッペンがピットインし、タイヤをミディアムに交換。ピットでのペナルティ消化のため20秒静止し、停車時間は24秒に及ぶと15番手でコース復帰を果たした。
フェルスタッペンとノリスの攻防もあって早々にワンツーを構築したフェラーリ勢は好ペースを刻み続け、サインツ、ルクレール、それぞれが単独走行を続けた。ルクレールが31周目、サインツが33周目にミディアムに履き替えてからも、フェラーリ勢はワンツーをキープする。
38周目、ターン1でフェルスタッペンがローソンをかわし7番手に浮上する。ハードタイヤスタート勢上位のローソンは40周目にミディアムタイヤに履き替えると、ローソンが最後尾17番手でコース復帰となった。
ここからタイヤ戦略の異なる車両を次々とかわし、入賞圏内に舞い戻る戦略のはずだったが、思うようにオーバーテイクが続かず、ローソンは11番手のストロール(アストンマーティン)に仕掛けるなかでミディアムタイヤを酷使してしまう。
残り12周を迎えた59周目、バックマーカーの処理でタイムをロスした2番手ルクレールの1.2秒後方に3番手ノリスが接近。61周目にノリスがファステストを更新し、ルクレールのDRS圏内に入る。
そんななか、62周目の最終ターンでリヤが暴れたルクレールがオーバーラン。あわやクラッシュかと思われたが、幸いルクレールは3番手で走行を続ける。これで2番手に浮上したノリスはさらに68周目に1分19秒691という好タイムを刻むが、トップのサインツまでは8秒近いギャップが開いており、猛追はここまで
71周目を終えたサインツがトップチェッカーを受け、ポール・トゥ・ウインで今季2勝目/通算4勝目を飾った。4.705秒差の2位にノリスが続き、3位にルクレールが続いた。
なお、70周目にルクレールとペレスがソフトタイヤ(C5/レッド)に履き替えてファイナルラップのファステストラップ獲得に動いたが、1分18秒336をマークしたルクレールがファステストの1点を手にした。
4位ハミルトン(メルセデス)、5位ラッセル(メルセデス)、6位フェルスタッペン、7位マグヌッセン(ハース)、8位ピアストリ、9位ヒュルケンベルグ(ハース)、10位ガスリー(アルピーヌ)までがポイント獲得。これにより、フェラーリがレッドブルを上回り、コンストラクターズ2位に浮上している。
ローソンは好バトルを見せるも66周目にはコラピントとの接触でフロントウイングを破損。戦略が外れたことに加え、緊急ピットインを余儀なくされたことで16位となり、ポイントを手にすることはできなかった。
次戦となる2024年F1第21戦サンパウロGPは、ブラジルのインテルラゴス・サーキットで11月1〜3日に開催される。
2位にノリス(マクラーレン)、3位にルクレール(フェラーリ)が続いた。角田(RB)はリタイアとなった。
標高約2300メートルという高地に位置するアウトドローモ・エルマノス・ロドリゲスを舞台に開催された第19戦。スタートタイヤは20台中14台がミディアムタイヤ(C4/イエロー)を選択。一方、12番グリッドのローソン(RB)を筆頭に後続の6台はハードタイヤをチョイスした。
気温20度、路面温度37度、湿度52%となるなか、71周の決勝レースはスタートを迎えた。
フロントロウ2番グリッドのフェルスタッペン(レッドブル)が抜群の蹴り出しでトップ浮上。2番手にポールシッターのサインツ、3番手にノリスが続いて最初のシケインを迎えた。
そんななか、後方では波乱。ターン1のブレーキング時にサイド・バイ・サイドとなった角田とアルボン(ウイリアムズ)が接触し、角田はホームストレート横のウォールにクラッシュ。アルボンも左フロントを損傷し、ターン3を立ち上がった2本目のストレートでマシンを止めた。
予選のクラッシュからチームの懸命な修復を経て決勝に臨んだ角田だったが、スタート直後にレースを終えることに。なお、アルボンと角田のリタイアにより、ハードタイヤ勢首位のローソンが入賞圏内の10番手に浮上する。
このアクシデントで1周目からセーフティカー(SC)導入となった。なお、18番グリッドから13番手までジャンプアップしたメキシコ出身のペレスだったが、スタート違反で5秒のタイムペナルティを課せられることに。
レースは7周目に再開されるとフェルスタッペンが隊列をリード。ただ、DRS区間が3カ所あるアウトドローモ・エルマノス・ロドリゲスなだけに、8周目よりDRS使用可能となると、9周目のターン1でサインツがトップの座を取り戻す。
さらに10周目のターン4でノリスがフェルスタッペンに仕掛けた。ここでフェルスタッペンがノリスをコース外に出すようなライン取りをとった。接触を避けるべくノリスはターン5をインカットするかたちでコース外に。
さらに続くターン8でふたたび2台はサイド・バイ・サイドとなり、揃ってコースオフ。この間に4番グリッドスタートのルクレールが2番手に浮上する。
そして13周目のターン4でふたたびフェルスタッペンがノリスをコース外に追いやり、3番手をキープした。ただ、そんなフェルスタッペンに対し10秒と10秒、計20秒という重いタイムペナルティが課されることになった。ペナルティの連絡を無線で受けたフェルスタッペンは「素晴らしいね」と返事をした。
16周目、今回が400グランプリの記念レースとなったアロンソ(アストンマーティン)がマシンをガレージに収めてリタイアとなった。
そんななか、11番手までポジションを上げたペレスがローソンの背後に着いた。しかし、ローソンはターン4、ターン6と続いたサイド・バイ・サイドと接触の末、ペレスの猛攻を退ける。
同じレッドブルグループ傘下のドライバーによる遠慮のないバトルは見応えがあったが、ペレスはサイドポッドに穴が空いたほか、いくつかの空力パーツを失うことに。
27周目に3番手フェルスタッペンがピットインし、タイヤをミディアムに交換。ピットでのペナルティ消化のため20秒静止し、停車時間は24秒に及ぶと15番手でコース復帰を果たした。
フェルスタッペンとノリスの攻防もあって早々にワンツーを構築したフェラーリ勢は好ペースを刻み続け、サインツ、ルクレール、それぞれが単独走行を続けた。ルクレールが31周目、サインツが33周目にミディアムに履き替えてからも、フェラーリ勢はワンツーをキープする。
38周目、ターン1でフェルスタッペンがローソンをかわし7番手に浮上する。ハードタイヤスタート勢上位のローソンは40周目にミディアムタイヤに履き替えると、ローソンが最後尾17番手でコース復帰となった。
ここからタイヤ戦略の異なる車両を次々とかわし、入賞圏内に舞い戻る戦略のはずだったが、思うようにオーバーテイクが続かず、ローソンは11番手のストロール(アストンマーティン)に仕掛けるなかでミディアムタイヤを酷使してしまう。
残り12周を迎えた59周目、バックマーカーの処理でタイムをロスした2番手ルクレールの1.2秒後方に3番手ノリスが接近。61周目にノリスがファステストを更新し、ルクレールのDRS圏内に入る。
そんななか、62周目の最終ターンでリヤが暴れたルクレールがオーバーラン。あわやクラッシュかと思われたが、幸いルクレールは3番手で走行を続ける。これで2番手に浮上したノリスはさらに68周目に1分19秒691という好タイムを刻むが、トップのサインツまでは8秒近いギャップが開いており、猛追はここまで
71周目を終えたサインツがトップチェッカーを受け、ポール・トゥ・ウインで今季2勝目/通算4勝目を飾った。4.705秒差の2位にノリスが続き、3位にルクレールが続いた。
なお、70周目にルクレールとペレスがソフトタイヤ(C5/レッド)に履き替えてファイナルラップのファステストラップ獲得に動いたが、1分18秒336をマークしたルクレールがファステストの1点を手にした。
4位ハミルトン(メルセデス)、5位ラッセル(メルセデス)、6位フェルスタッペン、7位マグヌッセン(ハース)、8位ピアストリ、9位ヒュルケンベルグ(ハース)、10位ガスリー(アルピーヌ)までがポイント獲得。これにより、フェラーリがレッドブルを上回り、コンストラクターズ2位に浮上している。
ローソンは好バトルを見せるも66周目にはコラピントとの接触でフロントウイングを破損。戦略が外れたことに加え、緊急ピットインを余儀なくされたことで16位となり、ポイントを手にすることはできなかった。
次戦となる2024年F1第21戦サンパウロGPは、ブラジルのインテルラゴス・サーキットで11月1〜3日に開催される。
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