29日(土)、2018年FIA F1世界選手権第16戦ロシアGP予選が行われ、メルセデスのボッタスがコースレコード更新とともにポールポジションを獲得した。
3回実施されたフリー走行では初回セッションでフェラーリのベッテルがトップに立つも、以降はメルセデス勢がタイムシート上位を独占し続け、土曜フリー走行はハミルトンが1分33秒067の最速タイムを刻んでいる。
ソチの週末は新たなエンジンコンポーネントを投入した陣営が複数おり、5名のドライバーがエンジンペナルティを受ける。ただ、Hondaの最新型パワーユニットを搭載して初日のフリー走行に臨んだトロ・ロッソとHondaは励みになるパフォーマンスだったとしながらも、カリブレーションやシャシーとのマッチングなど一部のエリアに作業が必要であることが判明したとして、旧型パワーユニットに戻して予選とレースを戦うことに決めている。とはいえ、新しいコンポーネントを使ったため、ガスリーとハートレーは予定通りグリッド降格処分を受ける見込みだ。
他にはルノーからエンジン供給を受けるレッドブルの2台とマクラーレンのアロンソがレギュレーションで認められた規定数以上のコンポーネントを投入したため、決勝レースは後方グリッドからのスタートを余儀なくされている。レッドブルのリカルドとフェルスタッペンはギアボックスも新品と交換したことから、レッドブルの2台が最後列に並ぶことになる。
ソチにソフト、ウルトラソフト、ハイパーソフトのドライタイヤ3種類を用意したピレリは予選Q3タイヤとしてハイパーソフトタイヤを1セット確保するよう義務付けた。
予選開始時のソチ・オートドロームは太陽が顔を出し、気温23.7℃、路面温度37.9℃、湿度60%のドライコンディション。ピットレーンがオープンになるとハースF1とウィリアムズの各車が出陣し、ハイパーソフトタイヤを履いたドライバーたちがアタックラップに臨んだ。
ハミルトンは最初のアタックでタイムロスがあったのか1分34秒台にとどまり、序盤は相棒のボッタスがタイムシート最上位につけていたが、2度目のアタックラップで1分32秒825を刻んだハミルトンがトップに浮上している。ボッタスも1分33秒の壁を突破したものの、0.139秒遅れの2番手だ。フェラーリはライコネンとベッテルが3番手と4番手に並ぶも、ハミルトンには0.5秒以上離されている。
しばらくガレージにとどまっていたレッドブル勢はQ2進出を争うドライバーたちが2セット目のタイヤを投入するタイミングでコースに合流し、リカルドが3番手、フェルスタッペンが4番手のタイムを記録した。
18分間のQ1を終えて予選順位を確定させたのは16番手につけたハートレー以下、アロンソ、シロトキン(ウィリアムズ)、バンドールン(マクラーレン)、ストロール(ウィリアムズ)だ。ハートレーとアロンソはエンジンペナルティを受けて降格するため、ウィリアムズ勢とバンドールンはスタート位置が繰り上がる予定だ。
15分間で争われたQ2はウルトラソフトタイヤを装着したメルセデス勢が先陣を切り、ライコネンとベッテルのフェラーリコンビも同じく紫色のラインが描かれたコンパウンドを履いてアタックに挑んでいる。
序盤のアタックに参加したのは10台。1分32秒595を刻んだハミルトンがトップに立ち、ボッタスが2番手、ベッテルとライコネンがそれに続いた。グリッド降格が決まっているレッドブルとトロ・ロッソのガスリーは走行を見送り、さらにレース戦略を見越してルノーの2台もQ2に参加しないことを決めている。
そのため、コースに向かった10台すべてがQ2を突破できることになり、Q3進出をかけたバトルのない予選Q2はハミルトン、ボッタス、ベッテル、ライコネンがウルトラソフトで切り抜け、ザウバーのルクレールが5番手につけた。
レッドブル勢とガスリーがグリッド降格となるため、スターティンググリッドの6列目にはルノー勢が並ぶことになる。
ポールシッターを決めるQ3はフォース・インディアのオコンが先頭でコースに向かい、メルセデス勢とフェラーリ勢もハイパーソフトタイヤを装着して始動した。ザウバーのエリクソンだけがガレージにとどまり、Q3序盤のアタックには参加していない。
暫定ポールタイムとなったのはボッタスがたたき出した1分31秒528。ハミルトンは1,000分の4秒足りずに2番手となり、フェラーリ勢は0.6秒以上遅れてベッテルが3番手、ライコネンが4番手に並んだ。
エリクソンも加わったラストアタックになってもフェラーリはメルセデスにプレッシャーをかけられず、さらなるペースアップを成功させたボッタスが1分31秒387を刻んでポールポジションを獲得。ハミルトンはセクター1のファステストを刻むも、その後にコースオフを喫してしまい、最後はラップを完了せずにピットに引き上げた。
ベッテルは自己ベストを更新したが、ボッタスにはそれでも0.5秒以上遅れて3番手に終わり、タイムが伸びなかったライコネンが4番手に収まっている。5番手にはハースF1のマグヌッセンが食い込み、オコン、ルクレール(ザウバー)、ペレス(フォース・インディア)、グロージャン(ハースF1)、エリクソンが10番手だ。
トロ・ロッソ・ホンダの2人とも初日に新スペックのパワーユニットを搭載しており、旧スペックに戻して予選とレースを戦うことにしたものの、エンジンペナルティを受けることに変わりはなく、グリッドは後方に下がる。ただし、同様にエンジンペナルティを科せられるレッドブル勢がギアボックスも交換していることから、トロ・ロッソの2台は最後から2列目に並ぶ予定だ。
次戦の日本GPを万全にする対応と思いますが、旧スペックのPUでも決勝は頑張って欲しいですね。
3回実施されたフリー走行では初回セッションでフェラーリのベッテルがトップに立つも、以降はメルセデス勢がタイムシート上位を独占し続け、土曜フリー走行はハミルトンが1分33秒067の最速タイムを刻んでいる。
ソチの週末は新たなエンジンコンポーネントを投入した陣営が複数おり、5名のドライバーがエンジンペナルティを受ける。ただ、Hondaの最新型パワーユニットを搭載して初日のフリー走行に臨んだトロ・ロッソとHondaは励みになるパフォーマンスだったとしながらも、カリブレーションやシャシーとのマッチングなど一部のエリアに作業が必要であることが判明したとして、旧型パワーユニットに戻して予選とレースを戦うことに決めている。とはいえ、新しいコンポーネントを使ったため、ガスリーとハートレーは予定通りグリッド降格処分を受ける見込みだ。
他にはルノーからエンジン供給を受けるレッドブルの2台とマクラーレンのアロンソがレギュレーションで認められた規定数以上のコンポーネントを投入したため、決勝レースは後方グリッドからのスタートを余儀なくされている。レッドブルのリカルドとフェルスタッペンはギアボックスも新品と交換したことから、レッドブルの2台が最後列に並ぶことになる。
ソチにソフト、ウルトラソフト、ハイパーソフトのドライタイヤ3種類を用意したピレリは予選Q3タイヤとしてハイパーソフトタイヤを1セット確保するよう義務付けた。
予選開始時のソチ・オートドロームは太陽が顔を出し、気温23.7℃、路面温度37.9℃、湿度60%のドライコンディション。ピットレーンがオープンになるとハースF1とウィリアムズの各車が出陣し、ハイパーソフトタイヤを履いたドライバーたちがアタックラップに臨んだ。
ハミルトンは最初のアタックでタイムロスがあったのか1分34秒台にとどまり、序盤は相棒のボッタスがタイムシート最上位につけていたが、2度目のアタックラップで1分32秒825を刻んだハミルトンがトップに浮上している。ボッタスも1分33秒の壁を突破したものの、0.139秒遅れの2番手だ。フェラーリはライコネンとベッテルが3番手と4番手に並ぶも、ハミルトンには0.5秒以上離されている。
しばらくガレージにとどまっていたレッドブル勢はQ2進出を争うドライバーたちが2セット目のタイヤを投入するタイミングでコースに合流し、リカルドが3番手、フェルスタッペンが4番手のタイムを記録した。
18分間のQ1を終えて予選順位を確定させたのは16番手につけたハートレー以下、アロンソ、シロトキン(ウィリアムズ)、バンドールン(マクラーレン)、ストロール(ウィリアムズ)だ。ハートレーとアロンソはエンジンペナルティを受けて降格するため、ウィリアムズ勢とバンドールンはスタート位置が繰り上がる予定だ。
15分間で争われたQ2はウルトラソフトタイヤを装着したメルセデス勢が先陣を切り、ライコネンとベッテルのフェラーリコンビも同じく紫色のラインが描かれたコンパウンドを履いてアタックに挑んでいる。
序盤のアタックに参加したのは10台。1分32秒595を刻んだハミルトンがトップに立ち、ボッタスが2番手、ベッテルとライコネンがそれに続いた。グリッド降格が決まっているレッドブルとトロ・ロッソのガスリーは走行を見送り、さらにレース戦略を見越してルノーの2台もQ2に参加しないことを決めている。
そのため、コースに向かった10台すべてがQ2を突破できることになり、Q3進出をかけたバトルのない予選Q2はハミルトン、ボッタス、ベッテル、ライコネンがウルトラソフトで切り抜け、ザウバーのルクレールが5番手につけた。
レッドブル勢とガスリーがグリッド降格となるため、スターティンググリッドの6列目にはルノー勢が並ぶことになる。
ポールシッターを決めるQ3はフォース・インディアのオコンが先頭でコースに向かい、メルセデス勢とフェラーリ勢もハイパーソフトタイヤを装着して始動した。ザウバーのエリクソンだけがガレージにとどまり、Q3序盤のアタックには参加していない。
暫定ポールタイムとなったのはボッタスがたたき出した1分31秒528。ハミルトンは1,000分の4秒足りずに2番手となり、フェラーリ勢は0.6秒以上遅れてベッテルが3番手、ライコネンが4番手に並んだ。
エリクソンも加わったラストアタックになってもフェラーリはメルセデスにプレッシャーをかけられず、さらなるペースアップを成功させたボッタスが1分31秒387を刻んでポールポジションを獲得。ハミルトンはセクター1のファステストを刻むも、その後にコースオフを喫してしまい、最後はラップを完了せずにピットに引き上げた。
ベッテルは自己ベストを更新したが、ボッタスにはそれでも0.5秒以上遅れて3番手に終わり、タイムが伸びなかったライコネンが4番手に収まっている。5番手にはハースF1のマグヌッセンが食い込み、オコン、ルクレール(ザウバー)、ペレス(フォース・インディア)、グロージャン(ハースF1)、エリクソンが10番手だ。
トロ・ロッソ・ホンダの2人とも初日に新スペックのパワーユニットを搭載しており、旧スペックに戻して予選とレースを戦うことにしたものの、エンジンペナルティを受けることに変わりはなく、グリッドは後方に下がる。ただし、同様にエンジンペナルティを科せられるレッドブル勢がギアボックスも交換していることから、トロ・ロッソの2台は最後から2列目に並ぶ予定だ。
次戦の日本GPを万全にする対応と思いますが、旧スペックのPUでも決勝は頑張って欲しいですね。