モンテカルロ市街地コースで28日、世界3台レースのひとつF1モナコGPの決勝レースが行われ、ドライからウェットに変わる難しい状況の中、フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)が今季4勝目を飾った。
前日に行われた公式予選ではフェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)がポールポジションを獲得。アロンソ(アストンマーチン)が2番手、ルクレール(フェラーリ)が3番手を獲得した。しかしルクレールは予選中に他のドライバーを妨害したとして3グリッド降格となり、3番グリッドにはオコン(アルピーヌ)が並ぶことになった。4番グリッドはサインツ(フェラーリ)、5番グリッドはマシンの大幅アップデートを行ったメルセデスのハミルトンとなった。
決勝レースは78周。スタートでは多少の混乱があったものの、上位はスターティンググリッドと同じ順位で1周目を終了した。その後、3位オコンは前から離されていったが、2位アロンソはフェルスタッペンと同等のタイムを刻みながら走行。しかし10周目を過ぎた辺りからアロンソも前に引き離され始め、フェルスタッペンがトップを独走する展開となった。
本格的なタイヤ交換は31周目から始まり、まずは5位走行中のハミルトンがミディアムからハードにタイヤを交換。32周目には3位走行中のオコンもミディアムからハードにタイヤを交換した。翌周にはハードタイヤでスタートしていたサインツがミディアムタイヤに交換。そこから上位ではしばらくピットインするマシンはなかったが、44周目に3位走行中のルクレールがハードからミディアムにタイヤを交換し、この時点で、ミディアムタイヤでスタートした1位フェルスタッペンとハードタイヤでスタートした2位アロンソ、そしてハードタイヤでスタートしたガスリー(アルピーヌ)、ラッセル(メルセデス)が3・4位につけ、タイヤ交換完了組は5位にオコン、6位にサインツ、7位にハミルトン、8位にルクレールという順になった。
52周目、雨が降り始めた。トップのフェルスタッペンはラップタイムが1分29秒から1分38秒までダウン。54周目には2位アロンソがピットインしたが、なんとミディアムタイヤを履いてコースに復帰した。フェルスタッペンは55周目にインターミディエット(浅溝)タイヤに交換。アロンソはミディアムタイヤでまともに走行することができず、1周走っただけでインターミディエットタイヤに交換し、トップのフェルスタッペンから大きく遅れを取ることになった。
アロンソは時折フェルスタッペンより速いタイムを刻む事もあったが差は縮まらず、最終的にフェルスタッペンがアロンソに27秒もの差をつけて今季4勝目。ポイントランキングも2位を引き離し3年連続タイトル獲得に向け大きく前進した。
アロンソは今季初の2位。今季6戦中5度の表彰台獲得となった。3位はオコンで、2021年のハンガリーGPで優勝した時以来、2年ぶりの表彰台獲得となった。
4位・5位はハミルトン、ラッセルのメルセデス勢。以下ルクレール、ガスリー、サインツと続いた。
アルファタウリ・ホンダはデ・フリース11位、角田15位、ペレス(レッドブル・ホンダ)は16位
角田(アルファタウリ・ホンダ)は公式予選でQ3に進み、今季最高位となる9番グリッドを獲得。デ・フリース(アルファタウリ・ホンダ)も自身最高位となる12番グリッドを獲得した。一方ペレス(レッドブル・ホンダ)はQ1でクラッシュを喫し、最後尾の20番グリッドからのスタートとなった。
角田は決勝レースも序盤健闘し、後ろのノリス(マクラーレン)を引き離しながら9位を走行。しかしインターミディエットタイヤに交換後はブレーキに問題を抱え、まともに走行することができず徐々に順位を落とし、15位でフィニッシュした。
デ・フリースは堅実な走りで自身最高位の12位フィニッシュ。ペレスは1周目でミディアムからハードにタイヤを交換し、雨が降ってきたときも他とは違う戦略でウェット(深溝)タイヤを選択しジャンプアップを試みたが成功せず、16位でフィニッシュした。
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前日に行われた公式予選ではフェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)がポールポジションを獲得。アロンソ(アストンマーチン)が2番手、ルクレール(フェラーリ)が3番手を獲得した。しかしルクレールは予選中に他のドライバーを妨害したとして3グリッド降格となり、3番グリッドにはオコン(アルピーヌ)が並ぶことになった。4番グリッドはサインツ(フェラーリ)、5番グリッドはマシンの大幅アップデートを行ったメルセデスのハミルトンとなった。
決勝レースは78周。スタートでは多少の混乱があったものの、上位はスターティンググリッドと同じ順位で1周目を終了した。その後、3位オコンは前から離されていったが、2位アロンソはフェルスタッペンと同等のタイムを刻みながら走行。しかし10周目を過ぎた辺りからアロンソも前に引き離され始め、フェルスタッペンがトップを独走する展開となった。
本格的なタイヤ交換は31周目から始まり、まずは5位走行中のハミルトンがミディアムからハードにタイヤを交換。32周目には3位走行中のオコンもミディアムからハードにタイヤを交換した。翌周にはハードタイヤでスタートしていたサインツがミディアムタイヤに交換。そこから上位ではしばらくピットインするマシンはなかったが、44周目に3位走行中のルクレールがハードからミディアムにタイヤを交換し、この時点で、ミディアムタイヤでスタートした1位フェルスタッペンとハードタイヤでスタートした2位アロンソ、そしてハードタイヤでスタートしたガスリー(アルピーヌ)、ラッセル(メルセデス)が3・4位につけ、タイヤ交換完了組は5位にオコン、6位にサインツ、7位にハミルトン、8位にルクレールという順になった。
52周目、雨が降り始めた。トップのフェルスタッペンはラップタイムが1分29秒から1分38秒までダウン。54周目には2位アロンソがピットインしたが、なんとミディアムタイヤを履いてコースに復帰した。フェルスタッペンは55周目にインターミディエット(浅溝)タイヤに交換。アロンソはミディアムタイヤでまともに走行することができず、1周走っただけでインターミディエットタイヤに交換し、トップのフェルスタッペンから大きく遅れを取ることになった。
アロンソは時折フェルスタッペンより速いタイムを刻む事もあったが差は縮まらず、最終的にフェルスタッペンがアロンソに27秒もの差をつけて今季4勝目。ポイントランキングも2位を引き離し3年連続タイトル獲得に向け大きく前進した。
アロンソは今季初の2位。今季6戦中5度の表彰台獲得となった。3位はオコンで、2021年のハンガリーGPで優勝した時以来、2年ぶりの表彰台獲得となった。
4位・5位はハミルトン、ラッセルのメルセデス勢。以下ルクレール、ガスリー、サインツと続いた。
アルファタウリ・ホンダはデ・フリース11位、角田15位、ペレス(レッドブル・ホンダ)は16位
角田(アルファタウリ・ホンダ)は公式予選でQ3に進み、今季最高位となる9番グリッドを獲得。デ・フリース(アルファタウリ・ホンダ)も自身最高位となる12番グリッドを獲得した。一方ペレス(レッドブル・ホンダ)はQ1でクラッシュを喫し、最後尾の20番グリッドからのスタートとなった。
角田は決勝レースも序盤健闘し、後ろのノリス(マクラーレン)を引き離しながら9位を走行。しかしインターミディエットタイヤに交換後はブレーキに問題を抱え、まともに走行することができず徐々に順位を落とし、15位でフィニッシュした。
デ・フリースは堅実な走りで自身最高位の12位フィニッシュ。ペレスは1周目でミディアムからハードにタイヤを交換し、雨が降ってきたときも他とは違う戦略でウェット(深溝)タイヤを選択しジャンプアップを試みたが成功せず、16位でフィニッシュした。
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