20代のころの『男の魅力』をもう一度呼び覚まそう

1997年に心筋梗塞を患い、2006年までEDだった私。
2007年にある漢方に出会い、37歳差の彼女をゲット。

メキシコGP-決勝

2018-10-30 06:54:48 | F1レース
現地時間28日(日)、2018年FIA F1世界選手権第19戦メキシコGP決勝レースが開催され、レッドブルのフェルスタッペンが優勝すると共に、メルセデスのハミルトンが5度目のドライバーズタイトルを確定させた。



海抜2,250mの高地にあるアウトドローモ・エルマノス・ロドリゲスではレッドブルが速さを示し、3回実施されたフリー走行はいずれもフェルスタッペンがトップに立っている。予選ではそのフェルスタッペンと100分の数秒を争う大激戦を繰り広げたチームメイトのリカルドが1分14秒759をマークしてポールシッターに輝いた。2列目に5点以上の獲得で戴冠決定の状態だったメルセデスのハミルトンと、数字上はまだタイトル獲得のチャンスを残していたフェラーリのベッテルが並んでいる。

ハースF1のグロージャンは前戦で他車と接触した責任としてメキシコで3グリッド降格処分を受けており、一部のエンジンコンポーネントとギアボックスを交換してレースに臨んだトロ・ロッソのガスリーがグリッドペナルティを科せられた。予選16番手だったグロージャンは18番グリッド、予選Q2に進むもペナルティを踏まえてタイムを残さなかったガスリーは最後尾の20番手に着いている。

決勝レースは全長4.304kmのアウトドローモ・エルマノス・ロドリゲスを舞台に71周で争われ、曇り空の下、気温18.8℃、路面温度32.3℃、湿度54.8%のドライコンディションでスタート時刻を迎える。

レッドブル、メルセデス、フェラーリの6台は予選Q2のベストタイムをウルトラソフトタイヤでマークしており、スタートタイヤは6名のドライバーとも同じだ。メキシコにスーパーソフト、ウルトラソフト、ハイパーソフトのドライタイヤを持ち込んだピレリはスーパーソフトもしくはウルトラソフトの1セットをレース用に確保しておくよう義務付けている。

シグナル消灯と同時に2番手スタートのフェルスタッペンが好発進を決め、同様に蹴り出しが良かったハミルトンも出遅れたリカルドをかわした。ターン1の先頭争いはフェルスタッペンとハミルトンに絞られるも、フェルスタッペンが前をキープし、ハミルトンが2番手、リカルドは3番手に下がっている。

オープニングラップでフォース・インディアのオコンがルノーのサインツと接触してフロントウイングにダメージを受けたところ、付近にいたマクラーレンのアロンソがそのデブリを拾ってしまい、5周目を迎えたところで停車を余儀なくされた。オコンは1周目の終わりに緊急ピットインしてノーズとタイヤを交換しており、同時にトロ・ロッソのハートレーも1回目のピットストップを完了している。

好ペースだったレッドブルの一方で徐々にタイムが落ちてきていたメルセデス勢は12周目にハミルトンとボッタスのダブルストップを敢行して2台にスーパーソフトを履かせた。これを受けてレッドブルも動き、リカルド、フェルスタッペンの順で最初のピットストップを完了している。

フェラーリ勢は16周目の終わりまで第1スティントを引っ張り、ベッテルとライコネンの2人にスーパーソフトタイヤを履かせてコースに送り出したが、トップ6のオーダーに変化はなく、フェルスタッペンが8秒のリードを築いて先頭をキープ、ハミルトン、リカルド、ベッテル、ボッタス、ライコネンが6番手だった。

スーパーソフトではフェラーリ勢が好ペースを発揮し、ベッテルがリカルドとの距離を詰める中でライコネンも一時は15秒以上開いたボッタスとの差を徐々に縮めていく。

ポイント圏外ではあるものの、11番手につけていたルクレール(ザウバー)を先頭にした中団グループの接近戦はグロージャン、ハートレー、オコン、ガスリー、バンドールン(マクラーレン)、ストロール(ウィリアムズ)を含めた7人でのバトルに発展している。各車のタイヤ戦略が異なるため、レース後半を見据えた対応も求められ、難しい局面が続いた。

トップ6がトラフィックの対応に励む中、ルノーのサインツがレースの折り返し地点を前にスローダウンし、コース脇にマシンを止めた。トラブルの詳細は分かっていないが、パワーユニット問題が疑われている。

サインツのリタイアから4周後、ポジションを争っていたルクレールとペレスの攻防戦から少し離れた位置で様子をうかがっていたリカルドに、ベッテルがオーバーテイクを仕掛けて前に出る。リカルドはバックマーカーの対応に不満げだったが、周回遅れの2台をかわして前が開けてもフェラーリマシンとのギャップは開く一方だった。

リカルドを追い抜いて3番手に上がったベッテルは好ペースを刻んで前方のハミルトンに接近し、レース後半に入ってすぐにサイド・バイ・サイドに持ち込んでオーバーテイクを成功させる。

ラップリーダーのフェルスタッペンがリードを15秒に拡大した41周目、母国グランプリに挑んでいたフォース・インディアのペレスがガレージにマシンを入れてしまい、リタイアを喫した。

44周を走破したハースF1勢が最初で最後のタイヤ交換を終えた直後、ハミルトンに接近していたリカルドがプレッシャーをかけたところ、タイヤに苦しんでいたハミルトンがロックアップの末にオーバーランを喫し、リカルドがポジションを上げている。芝生を通ってなんとかコースに戻ったハミルトンだが、タイヤはもはや寿命が尽きかけており、すぐにピットに向かって新しいタイヤと交換した。

ハミルトンがピットレーンに入る頃、同じ場所でライコネンに迫られていたボッタスが同じようにしてタイヤをロックアップ、コースを飛び出しながらもなんとかコースに復帰してタイヤを交換すべくピットを目指している。

フェルスタッペンとベッテルも2回目のピットストップを済ませたが、それぞれポジションを上げたリカルドとライコネンはコースにとどまって1ストップ戦略に打って出た。しかしながら、そのリカルドを悲劇が襲ったのは61周目。第2スティントを継続して2番手につけていたにもかかわらず、ルノーエンジンが悲鳴を上げてしまったのだ。ベッテルを抑えながら踏ん張ろうとしたものの、チームから停車を指示されて無念のリタイアを喫している。

リカルドの停車でバーチャルセーフティカーが発令され、そのタイミングでメルセデスがボッタスのタイヤをハイパーソフトに交換。1ストップだったライコネンやペースが落ちていたハミルトンはステイアウトしている。

チームメイトのエンジントラブルを受けて慎重にマシンを操っていたフェルスタッペンはチームに指示をあおぎ、「エンジンをターンダウンする必要なし。ゴールを目指せ」とのメッセージを聞いてラストの2周に臨んだ。

71周の激闘を終えてフェルスタッペンがトップチェッカーを受け、17秒遅れでベッテルが2位、さらに32秒後にライコネンがゴールして3位表彰台に上っている。フェルスタッペンと同一周回だった最後の1人、ハミルトンは4位でフィニッシュし、今年もメキシコでドライバーズ選手権タイトルを決めた。

5位以下、入賞はボッタス、ヒュルケンベルグ、ルクレール、バンドールン、エリクソン、ガスリーが10位で1点を手に入れている。

もう1台のトロ・ロッソを駆るハートレーはオコンとの接触で5秒ペナルティを受け、14位完走となった。

長かった2018年シーズンも残すところあと2レース。
残り2戦のホンダPUのスペック3の投入により、ガスリー、ハートレーともポイントを獲得して欲しいですね。



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メキシコGP-予選

2018-10-28 08:46:13 | F1レース
現地時間28日(土)、2018年FIA F1世界選手権第19戦メキシコGP予選が実施され、レッドブルのリカルドがポールポジションを獲得した。



メキシコではレッドブルのフェルスタッペンがすべてのフリー走行でトップタイムを刻んでいるが、予選前に行われた土曜フリー走行ではメルセデスのハミルトンとフェラーリのベッテルがギャップを縮めてきている。

海抜2,250mの高地にあるアウトドローモ・エルマノス・ロドリゲスは空気が薄く、シャシーやパワーユニット、タイヤの使い方などさまざまな点で他のコースと異なる特殊なサーキットだ。メキシコシティにピレリが用意したドライタイヤはスーパーソフト、ウルトラソフト、ハイパーソフトの3種類。予選Q3用タイヤにはハイパーソフトが指定されている。

予選を前にグリッドペナルティを受けているのは先週末のUS GPで発生したインシデントのペナルティとしてメキシコで3グリッド降格処分を科せられたグロージャン(ハースF1)に加えて、最新スペックのパワーユニットを載せたトロ・ロッソのガスリーだ。ガスリーは内燃機関(ICE)とターボチャージャー、MGU-Hがそれぞれ8基目に達し、合計15グリッド降格となった上、ギアボックスも新品と交換したため、追加で5グリッド、合計20グリッド降格ペナルティを受ける。

予選は曇り空の下、気温18.7℃、路面温度25.4℃、湿度18.7%のドライコンディションでスタート時刻を迎え、ピットレーンオープンと同時にガスリーがコースに向かい、土曜フリー走行でトラブルに見舞われたメルセデスのボッタスが無事に修復作業を終えて始動した。その後ろに続いたハミルトンを含め、メルセデス勢がウルトラソフトタイヤを選んだ一方、ライバルたちはハイパーソフトでアタックラップに臨んでいる。

序盤のアタックが完了し、20名のタイムが出そろった時点でトップに立っていたのは好調レッドブルのフェルスタッペンだ。1分15秒756をマークしており、0.110秒差でチームメイトのリカルドが2番手に続いている。レッドブル勢と同じハイパーソフトでアタックしたフェラーリはベッテルが0.333秒差、US GPウイナーのライコネンは0.690秒遅れた。

ウルトラソフトのメルセデス勢はハミルトンが0.711秒差の5番手に収まり、ボッタスはルノーのヒュルケンベルグに次ぐ7番手の位置。ボッタスと0.042秒差の8番手にはトロ・ロッソのハートレーが並んでいる。6番手以下はコンマ数秒差の接戦状態にあり、14番手にいたザウバーのエリクソンまでが0.3秒以内のギャップで連なった。

Q1終盤にはメルセデスがハイパーソフトタイヤを投入し、ボッタスが1分15秒580を刻んでトップタイムを更新すると、ハミルトンも0.093秒差の好タイムを記録してレッドブルからタイムシート上位のスポットを奪っている。

18分間のQ1を終えて、16番手以下でノックアウトされたのはハースF1のグロージャンほか、バンドールン(マクラーレン)、マグヌッセン、ストロールとシロトキンのウィリアムズ勢だった。

12番手でQ2進出を果たしたルノーのサインツからグロージャンまでのギャップはわずかに0.098秒しかなく、中団グループの混戦ぶりはメキシコでも変わらない。

予選トップ10入りをかけて競い合ったQ2はメルセデス、レッドブル、フェラーリの上位3チームがウルトラソフトタイヤを選び、ルノーやザウバーはハイパーソフトを履いて出陣。フォース・インディアはペレスとオコンが共にスーパーソフトタイヤを履いてガレージを離れている。

最初のアタックでは1分15秒640を刻んだフェルスタッペンがトップに立ち、0.004秒差でハミルトンが2番手、3番手のベッテルもトップから0.075秒しか遅れておらず、5番手から6番手のオーダーもリカルド、ボッタス、ライコネンと、ややレッドブルが先行しているとはいえ、トップ3チームによる三つ巴(みつどもえ)の展開となった。

トップ6がウルトラソフトからハイパーソフトに履き替えてコースに向かった終盤、フォース・インディアはスーパーソフトからウルトラソフトに履き替えてアタックし、自己ベストは更新したものの、オコンもペレスもトップ10には食い込めていない。

結局、トップ10ドライバーの顔ぶれに変化はなく、11番手のオコンを含め、フェルナンド・アロンソ(マクラーレン)、ペレス、ハートレー、ノータイムだったガスリーがQ2で敗退している。

レッドブル、メルセデス、フェラーリンの各車はハイパーソフトで出陣したものの、Q2のベストタイムはいずれもウルトラソフトで残しており、1分15秒640をマークしたフェルスタッペンがQ2をトップで終えた。

12分間で争われたQ3はライコネンが先陣を切り、ルノーとザウバーの4人がユーズド、それ以外は新しいハイパーソフトのタイヤセットを装着してコースに入っている。

ベッテルが好ペースを見せて1分14秒台に入れ、ハミルトンとリカルドが100分の数秒差で後ろに続くも、フェルスタッペンが1分14秒785をたたき出して暫定ポールに躍り出る。Q3最初のアタックではフェルスタッペン、ベッテル、ハミルトン、リカルド、ボッタス、ライコネンのオーダーとなり、ザウバーのシャルル・ルクレール、ルノーの2台をはさんでエリクソンが10番手につけた。

ラストアタックではライコネンやボッタスらがペースアップに苦戦する中、リカルドとハミルトンは順調にラップをスタートさせる。フェルスタッペンも好ペースを維持していたが、タイムを伸ばせず、最後に1分14秒759をたたき出したリカルドがポールポジションを奪取した。フェルスタッペンは0.026秒差で2番手に終わり、ハミルトンが0.135秒差の3番手につけている。

4番手にハミルトンとチャンピオンシップを争うベッテルが入り、ボッタス、ライコネンのトップ6に、ヒュルケンベルグが7番手、サインツ、ルクレール、エリクソンが10番手で予選を終えた。

トロ・ロッソ・ホンダのハートレーは、Q2のラストアタックでミスし14番手、ガスリーはQ2に進むも、20グリッド降格のため、タイムを残さず20番手スタートと厳しい状況ですがレースペースは良いようなので期待しましょう!


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今日の珠海三灶-116

2018-10-28 08:00:27 | 珠海
今日の三灶(Sanzao)は気持ちの良い朝です。
太陽の位置は、向かえのマンションの上に来ています。



午前7時の気温は22℃、最高気温は27℃と、過ごし易い季節になってきました。
湿度は、61%。

PM2.5指数は82~99のイエローゾーン。
1か月前より少し良くなっています。


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メキシコG-金曜フリー走行

2018-10-27 12:45:48 | F1レース
現地時間26日(金)、海抜2,200m以上のメキシコシティにあるアウトドローモ・エルマノス・ロドリゲスを舞台に2018年FIA F1世界選手権第19戦メキシコGP金曜フリー走行2回目が実施され、レッドブルのフェルスタッペンが最速タイムを記録した。



初回セッションも1分16秒656を刻んだフェルスタッペンがトップに立ち、僚友リカルドが2番手、3番手と4番手にはルノー勢が並んだ。トップ4ドライバーはハイパーソフトタイヤの作業に専念したが、セッション後半にウルトラソフトを試したメルセデスやフェラーリは前半にハイパーソフトタイヤで残したベストタイムを更新しておらず、メルセデス勢が5番手と6番手、その後ろにフェラーリの2台が続いている。

ピレリはメキシコの一戦にスーパーソフト、ウルトラソフト、ハイパーソフトのドライタイヤ3種類を用意しており、最初のフリー走行でスーパーソフトが登場したのはウィリアムズのシロトキンがインストレーションラップを走った場面だけだった。

快晴のメキシコシティは気温23.8℃、路面温度46.6℃、湿度37.1%のドライコンディションで2回目のフリー走行が始まり、トロ・ロッソのガスリーが先人を切ってコースに向かった。初回セッションではガスリー車に最新スペックのパワーユニットを投入したというトロ・ロッソ・ホンダだが、このセッション以降はロシアGP以前の旧スペックに戻している。もう1台のトロ・ロッソを駆るハートレーは週末を通して旧スペックのパワーユニットを使っているとのことだ。

ガスリーは1周のインストレーションラップだけでピットに引き上げ、少し間を置いてフェラーリのライコネンがスーパーソフトタイヤを履いてガレージを出発すると、他チームのドライバーたちもコースに向かい始めた。

初回セッションと異なり、2回目のフリー走行序盤はスーパーソフトタイヤの評価に取り組む陣営が多かったものの、赤色のラインが描かれたコンパウンドを1セットしか確保していないボッタス(メルセデス)、リカルド(レッドブル)、ストロール(ウィリアムズ)、ヒュルケンベルグ(ルノー)、マグヌッセン(ハースF1)、エリクソン(ザウバー)ほか、一部はウルトラソフトタイヤのプログラムに専念している。

序盤にハイパーソフトを履いたのはトロ・ロッソとフォース・インディアの4人だけとなり、開始から20分の時点で1分18秒928を刻んだハートレーが暫定トップに立っていた。しかし、スーパーソフトタイヤを履くハミルトンがハートレーよりも速いタイムでラップをまとめ、さらにフォース・インディアのペレスが最速タイムを更新、その後、ウルトラソフトでクイックラップに臨んだフェルスタッペンが1分17秒台に入れてタイムシートトップの座を奪っている。

最後にガレージを離れたリカルドが0.527秒差のタイムを残して2番手につけ、序盤30分終了時点では3番手にペレス、4番手にハミルトン、5番手にボッタスが並んだ。

スーパーソフトからハイパーソフトに履き替えたフェラーリのベッテルが1分17秒台にのせてきたが、フェルスタッペンには0.5秒届かずに2番手となり、ライコネンは1分18秒133をマークして4番手にとどまっている。加えて、新しいハイパーソフトタイヤを投入したルノー勢が好タイムを連発し、サインツが2番手に飛び込むとヒュルケンベルグも5番手に入り、トップ5はフェルスタッペン、サインツ、ベッテル、リカルド、ヒュルケンベルグのオーダーに変わった。

ウルトラソフトからハイパーソフトに履き替えたフェルスタッペンが1分16秒720をたたき出して最速タイムを更新した後、リカルドも柔らかいコンパウンドのタイヤセットで自己ベストタイムを記録、チームメイトには0.153秒届かなかったが2番手のポジションを取り戻している。

セッション後半はほぼ全員がユーズドタイヤでのロングランに集中し、タイムシートに目立った動きはなかった。

レッドブルの2台はハイパーソフトで1分23秒前半、フェラーリはスーパーソフトでレースシミュレーションに取り組み、1分22秒後半から1分23秒前半のペースをキープしていた。ハミルトンがハイパーソフト、ボッタスがウルトラソフトで長めのスティントに臨んだメルセデスのレースペースもライバル2チームと似通っている。

ただ、残り10分を切ろうかというタイミングでレッドブルに悪報がもたらされる。快調に走行していたはずのフェルスタッペンがトラブルに見舞われて停車を余儀なくされたのだ。パワーユニットに不具合が発生したと見られており、コース上には一時、黄旗が振られたものの、マシン撤去と同時に解除されている。レッドブルは先週末のオースティンでもリカルドがパワーユニット問題でリタイアを強いられており、好スタートを切ったメキシコの週末に不安の残る初日となってしまった。

トラブルを抱えはしたものの、フェルスタッペンがタイムシート最上位のままセッション終了を迎え、2番手にリカルド、サインツが3番手に食い込み、ベッテル、ヒュルケンベルグのトップ5に続いてハートレーが6番手に入っている。その他、トップ10に名を連ねたのは7番手ハミルトン、ライコネン、ボッタス、ペレスだ。

ガスリーはトップから2.327秒遅れのタイムで14番手だった。

ガスリーは、PU乗せ換えのため、決勝では最後尾スタートが決定しているため、本気のアタックはしていないのですが、ハートレーが6番手と明日の予選が楽しみですね!



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US GP-決勝

2018-10-23 07:05:47 | F1レース
テキサス州オースティンにあるサーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)で日本時間22日(月)午前3時10分から、2018年FIA F1世界選手権第18戦US GP決勝レースが開催され、スタートで先頭に躍り出たフェラーリのライコネンが久々のグランプリウイナーに輝いた。



メルセデスのハミルトンとフェラーリ勢が大接戦を繰り広げた予選はハミルトンに軍配が上がり、2番手にはフェラーリのベッテルがつけたものの、初日に受けた3グリッド降格処分によりスタート位置は5番手に後退。フロントローには相棒のライコネンが並び、2列目にメルセデスのボッタスとレッドブルのリカルドが並んでいる。

予選Q1終盤にリアサスペンションのトラブルに見舞われたフェルスタッペン(レッドブル)はギアボックスを交換して決勝レースに挑んでおり、18番グリッドに着いた。また、トロ・ロッソの2台が新しいパワーユニットを搭載してオースティンの一戦に臨んでおり、最後列スタートで上位入賞を目指すことになった。ハートレーはギアボックスも新品に交換している。

ターン1にかけて急な上り坂が名物のサーキット・オブ・ジ・アメリカズは反時計回り、全長5.513kmを誇り、56周で争われた決勝レースは雲が多いものの太陽の光が照らす中、気温20.7℃、路面温度29.8℃、湿度40.2%のドライコンディションでスタート時刻を迎える。

ピレリはソフト、スーパーソフト、ウルトラソフトのドライタイヤを持ち込んでおり、決勝レースでは少なくともソフトもしくはスーパーソフトのいずれか1セットを使用することが義務付けられている。メルセデス勢とベッテル、リカルドが予選Q2のベストタイムをスーパーソフトタイヤで刻んだが、フロントロースタートのライコネンはウルトラソフトで第1スティントに臨んだ。

シグナル消灯と同時にライコネンをカバーしようと動いたハミルトンだが、ライコネンはプレッシャーを受けながらもターン1でインサイドをキープしてメルセデスの前に出る。後方ではベッテルがコースオフを喫してしまったが、無事に隊列に復帰している。

しかしながら、ベッテルはリカルドを追い抜いた直後、ポジションを取り戻そうとしたレッドブルドライバーと接触、スピンを喫して大きく後退を強いられ、オースティンでもレース序盤から厳しい状況に直面した。それでも、1台ずつかわして着実にポジションを上げていき、10周目が終わった時点で6番手に復帰している。

一方、ベッテルとのバトルに打ち勝ってボッタスと3番手を争っていたリカルドを悲劇が襲ったのも10周目。テクニカルトラブルに見舞われてスローダウンを喫し、そのままコース脇にマシンを止めたリカルドは悔しさをにじませながら、コックピットを離れている。

レッドブルマシンの撤去に時間を要したため、バーチャルセーフティカーが発令され、ライコネンの動きと逆の行動に出るよう指示を受けていたハミルトンはライコネンがステイアウトしたのを確認してピットインし、新しいソフトタイヤに履き替えて12周目に突入した。

とはいえ、トップ12まで含めてバーチャルセーフティカー中にピットストップを敢行したのはハミルトンだけで、メルセデスの2ストップ戦略が明らかになる中、ライコネンやその他のドライバーは1ストップ戦略を狙ってコースにとどまっている。

タイヤ交換後は3番手の位置でコース復帰したハミルトンだが、チームメイトのボッタスを追い抜いて2番手に上がるとライコネンよりも2秒近く速いラップタイムを連発して接近し、20周目にはリアを捕らえる位置にまで近づいた。その次のラップにはオーバーテイク成功目前までこぎつけるも、フェラーリがライコネンをピットに呼び入れたため、直接対決はいったん終了となった。ライコネンは新しいソフトタイヤに履き替え、5番手の位置で第2スティントをスタートさせている。

その後、フェルスタッペンとボッタスが相次いでピットストップを完了し、スーパーソフトタイヤを選んだレッドブル陣営がアンダーカットを成功させ、ソフトタイヤに履き替えたボッタスが隊列復帰した頃には3秒近く先行していた。上位勢ではベッテルが最も遅く27周目に1回目のピットストップを実施し、4番手にいたボッタスの約18秒後方でコースに戻っている。

周回遅れ対応もありつつ、徐々にペースが落ちてきたハミルトンは一時、17秒以上あったリードが8秒に縮まった38周目に2回目のピットストップに向かい、ソフトのニューセットを履いて4番手のポジションで隊列に加わった。1分37秒台のファステストラップをたたき出してボッタスに迫ったハミルトンはすぐに3番手のポジションを得てさらにペースを上げていく。

バックマーカー対応が必要なため、スムーズにリズムをつかむことはできない状況だったが、それでもハミルトンは少しずつギャップを縮めてフェルスタッペンに接近。残り10周となってライコネン、フェルスタッペン、ハミルトンの間隔は1.3秒を切り、トップ3から12秒離れた場所で4番手を争うボッタスとベッテルも1.2秒差の攻防戦を繰り広げている。

手に汗握る展開を見せたレース終盤、5周を残してトップ3の差はついに1秒を切る場面もあり、ハミルトンがフェルスタッペンとサイド・バイ・サイドに持ち込んで一瞬前に出るシーンが見られたものの、結局、前に出ることはなく、フェルスタッペンがポジション死守を成功させた。その一方でベッテルはボッタスとの攻防戦を制して4番手に浮上し、チャンピオンシップを次のラウンドに持ち込ませようと意地を見せている。

56周の激闘を終えてライコネンがトップチェッカーを受け、フェルスタッペンが2位、ハミルトンが3位で表彰台に上った。ベッテルが4位、ボッタスは5位に甘んじ、ヒュルケンベルグ(ルノー)、サインツ(ルノー)、オコン(フォース・インディア)、マグヌッセン(ハースF1)、ペレス(フォース・インディア)が入賞を果たしている。

トロ・ロッソ・ホンダはハートレーが11位、ガスリーは14位でチェッカーフラッグを受けた。
なお、US GP決勝レースのチェッカーフラッグが振られて数時間後、当初、8位と9位でゴールしていたフォース・インディアのオコンとハースF1のマグヌッセンに失格処分が下された。
両ドライバーともマシンを降りた後にスチュワードから呼び出しを受け、オコンはオープニングラップで毎時100kgの燃料流量制限に違反していたとして、マグヌッセンはレース中に規定以上の燃料を消費したとして、それぞれ失格となった。

この結果、当初、10位でゴールしていたフォース・インディアのペレスが8位に繰り上がり、ハートレー(トロ・ロッソ)が9位、エリクソン(ザウバー)が10位でポイントを獲得している。

トロ・ロッソ・ホンダのハートレーは、2名が失格処分でしたが、初ポイントゲットです。
ガスリーはオープニングラップで他車のインシデントでデブリを拾ってしまい、フロアを壊し残念な結果でしたが、次戦のメキシコGPに期待しましょう!


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