20代のころの『男の魅力』をもう一度呼び覚まそう

1997年に心筋梗塞を患い、2006年までEDだった私。
2007年にある漢方に出会い、37歳差の彼女をゲット。

メキシコGP-決勝

2024-10-29 21:26:22 | F1レース
 現地時間10月27日、2024年F1第20戦メキシコシティGPの決勝レースが行われ、サインツ(フェラーリ)がポール・トゥ・ウインで今季2勝目/通算4勝目を飾った。



 2位にノリス(マクラーレン)、3位にルクレール(フェラーリ)が続いた。角田(RB)はリタイアとなった。

 標高約2300メートルという高地に位置するアウトドローモ・エルマノス・ロドリゲスを舞台に開催された第19戦。スタートタイヤは20台中14台がミディアムタイヤ(C4/イエロー)を選択。一方、12番グリッドのローソン(RB)を筆頭に後続の6台はハードタイヤをチョイスした。

 気温20度、路面温度37度、湿度52%となるなか、71周の決勝レースはスタートを迎えた。

 フロントロウ2番グリッドのフェルスタッペン(レッドブル)が抜群の蹴り出しでトップ浮上。2番手にポールシッターのサインツ、3番手にノリスが続いて最初のシケインを迎えた。

 そんななか、後方では波乱。ターン1のブレーキング時にサイド・バイ・サイドとなった角田とアルボン(ウイリアムズ)が接触し、角田はホームストレート横のウォールにクラッシュ。アルボンも左フロントを損傷し、ターン3を立ち上がった2本目のストレートでマシンを止めた。

 予選のクラッシュからチームの懸命な修復を経て決勝に臨んだ角田だったが、スタート直後にレースを終えることに。なお、アルボンと角田のリタイアにより、ハードタイヤ勢首位のローソンが入賞圏内の10番手に浮上する。

 このアクシデントで1周目からセーフティカー(SC)導入となった。なお、18番グリッドから13番手までジャンプアップしたメキシコ出身のペレスだったが、スタート違反で5秒のタイムペナルティを課せられることに。

 レースは7周目に再開されるとフェルスタッペンが隊列をリード。ただ、DRS区間が3カ所あるアウトドローモ・エルマノス・ロドリゲスなだけに、8周目よりDRS使用可能となると、9周目のターン1でサインツがトップの座を取り戻す。

 さらに10周目のターン4でノリスがフェルスタッペンに仕掛けた。ここでフェルスタッペンがノリスをコース外に出すようなライン取りをとった。接触を避けるべくノリスはターン5をインカットするかたちでコース外に。

 さらに続くターン8でふたたび2台はサイド・バイ・サイドとなり、揃ってコースオフ。この間に4番グリッドスタートのルクレールが2番手に浮上する。

 そして13周目のターン4でふたたびフェルスタッペンがノリスをコース外に追いやり、3番手をキープした。ただ、そんなフェルスタッペンに対し10秒と10秒、計20秒という重いタイムペナルティが課されることになった。ペナルティの連絡を無線で受けたフェルスタッペンは「素晴らしいね」と返事をした。

 16周目、今回が400グランプリの記念レースとなったアロンソ(アストンマーティン)がマシンをガレージに収めてリタイアとなった。

 そんななか、11番手までポジションを上げたペレスがローソンの背後に着いた。しかし、ローソンはターン4、ターン6と続いたサイド・バイ・サイドと接触の末、ペレスの猛攻を退ける。

 同じレッドブルグループ傘下のドライバーによる遠慮のないバトルは見応えがあったが、ペレスはサイドポッドに穴が空いたほか、いくつかの空力パーツを失うことに。

 27周目に3番手フェルスタッペンがピットインし、タイヤをミディアムに交換。ピットでのペナルティ消化のため20秒静止し、停車時間は24秒に及ぶと15番手でコース復帰を果たした。
 
 フェルスタッペンとノリスの攻防もあって早々にワンツーを構築したフェラーリ勢は好ペースを刻み続け、サインツ、ルクレール、それぞれが単独走行を続けた。ルクレールが31周目、サインツが33周目にミディアムに履き替えてからも、フェラーリ勢はワンツーをキープする。

 38周目、ターン1でフェルスタッペンがローソンをかわし7番手に浮上する。ハードタイヤスタート勢上位のローソンは40周目にミディアムタイヤに履き替えると、ローソンが最後尾17番手でコース復帰となった。
 
 ここからタイヤ戦略の異なる車両を次々とかわし、入賞圏内に舞い戻る戦略のはずだったが、思うようにオーバーテイクが続かず、ローソンは11番手のストロール(アストンマーティン)に仕掛けるなかでミディアムタイヤを酷使してしまう。

 残り12周を迎えた59周目、バックマーカーの処理でタイムをロスした2番手ルクレールの1.2秒後方に3番手ノリスが接近。61周目にノリスがファステストを更新し、ルクレールのDRS圏内に入る。

 そんななか、62周目の最終ターンでリヤが暴れたルクレールがオーバーラン。あわやクラッシュかと思われたが、幸いルクレールは3番手で走行を続ける。これで2番手に浮上したノリスはさらに68周目に1分19秒691という好タイムを刻むが、トップのサインツまでは8秒近いギャップが開いており、猛追はここまで

 71周目を終えたサインツがトップチェッカーを受け、ポール・トゥ・ウインで今季2勝目/通算4勝目を飾った。4.705秒差の2位にノリスが続き、3位にルクレールが続いた。

 なお、70周目にルクレールとペレスがソフトタイヤ(C5/レッド)に履き替えてファイナルラップのファステストラップ獲得に動いたが、1分18秒336をマークしたルクレールがファステストの1点を手にした。

 4位ハミルトン(メルセデス)、5位ラッセル(メルセデス)、6位フェルスタッペン、7位マグヌッセン(ハース)、8位ピアストリ、9位ヒュルケンベルグ(ハース)、10位ガスリー(アルピーヌ)までがポイント獲得。これにより、フェラーリがレッドブルを上回り、コンストラクターズ2位に浮上している。

 ローソンは好バトルを見せるも66周目にはコラピントとの接触でフロントウイングを破損。戦略が外れたことに加え、緊急ピットインを余儀なくされたことで16位となり、ポイントを手にすることはできなかった。

 次戦となる2024年F1第21戦サンパウロGPは、ブラジルのインテルラゴス・サーキットで11月1〜3日に開催される。





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アメリカGP-決勝

2024-10-21 20:43:41 | F1レース
 現地時間10月20日、2024年F1第19戦アメリカGPの決勝レースが行われ、ルクレール(フェラーリ)が今季3勝目/キャリア8勝目を飾った。



 2位にサインツ(フェラーリ)、3位にフェルスタッペン(レッドブル)が続いた。角田(RB)は14位、ローソン(RB)は9位となった。

 テキサス州オースティン近郊に位置するサーキット・オブ・ジ・アメリカズを舞台に開催された第19戦。スタートタイヤは20台中15台がミディアムタイヤ(C3/イエロー)を選択。13番グリッドのストロール(アストンマーティン)を筆頭にメルセデス勢2台を含む後方スタートの5台がハードタイヤ(C2/ホワイト)をチョイスした。

 気温28度、路面温度47度、湿度38%となるなか、56周の決勝レースはスタートを迎えた。ターン1でフェルスタッペンがポールスタートだったノリス(マクラーレン)のインに飛び込み、サイド・バイ・サイドとなった2台はターン1出口でコース外に出て失速。その間隙をついた4番グリッドスタートのルクレールがラインをクロスさせ、インからトップに浮上する。

 2番手フェルスタッペン、3番手サインツ、4番手ノリスというオーダーでオープニングラップを終えた。しかし3周目、17番グリッドから12番手まで一気にポジションを上げていたハミルトン(メルセデス)が、ターン19で単独スピンを喫しグラベルにスタック。これでセーフティカー(SC)導入となる。

 なお、10番グリッドスタートの角田は好スタートを決めてペレス(レッドブル)、アロンソ(アストンマーティン)をかわし8番手に浮上した。

 レースは6周目に再開。19番グリッドからスタートで13番手まで一気に浮上したローソンが、ストロールをターン2でオーバーテイクし、ハードタイヤ勢最上位の12位につけることに。

 ミディアムタイヤのデグラデーション(性能劣化)が出始めた11周目、ローソンがターン12でアロンソをパスし11番手に浮上する。コンディションにマッチしたハードタイヤを履くローソンは続けて10番手のヒュルケンベルグ(ハース)との間合いを縮める。

 一方、2番手を走るフェルスタッペンはルクレールとのギャップを縮めることができない。2台の差は14周目には6秒まで広がった。

 17周目、ターン12でペレスが角田をオーバーテイクし、角田は9番手に後退する。続けて角田の背後にはヒュルケンベルグ(ハース)がピタリとついたこともあり、角田は18周目終わりにハードタイヤに履き替えた。

 上位勢では21周目終わりに3番手のサインツがハードタイヤに履き替えたが、そのほかの車両は1ストップを視野にファーストスティントを引っ張る戦略を選択し走行を続けた。

 ルクレールから11秒差をつけられていた2番手フェルスタッペンが25周目終わりにハードタイヤに履き替えると、サインツが易々とフェルスタッペンをアンダーカット。

 フェルスタッペンが動くのを待っていたのか、翌26周目終わりにはトップのルクレールがハードタイヤに替え、フェラーリ勢が事実上のワンツー体制構築に成功する。

 一方、マクラーレン勢はミディアムタイヤでのファーストスティントを長めに取る作戦に出たが、31周目にはハードタイヤに履き替えたルクレールが見た目上2番手のピアストリ(マクラーレン)をターン12でオーバーテイクする。

 31周目終わりにノリス、32周目終わりにピアストリがハードタイヤに替え、残り24周という状況でルクレール、サインツ、フェルスタッペン、ノリス、ピアストリというトップ5オーダーとなった。

 セカンドスティントにおいて、最もタイヤの状況がフレッシュなマクラーレン勢がいかに追い上げるかに注目が集まった。残り24周時点でノリスはルクレールから17秒差、ピアストリは24秒差という状況だった。

 37周目終わりにローソンがミディアムタイヤに履き替えると、ローソンは角田の眼前となる12番手でコースに復帰する。これに対し、角田は「なんでこうなったの?」と無線を飛ばす。

 なお、角田はこの少し前にターン12でアレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ)をかわした際に、アルボンをコース外に追いやったとして5秒のタイムペナルティを受けることが決まっていた。

 フレッシュなミディアムタイヤを履いたローソンはガスリーを39周目のターン12でガスリーをかわすと10番手に浮上。さらに、同じくハードタイヤスターだったコラピント(ウイリアムズ)がピットインし、ローソンは9番手に浮上する。

 そんななか、41周目に11番手につけていた角田がターン1で単独スピンを喫し、これで順位を大きく下げてしまう。ローソンが好走を見せる中、角田とっては厳しい展開となってしまった。

 トップを走るルクレール、2番手サインツのフェラーリ勢は後続を引き離す一方で、3番手フェルスタッペンの背後にノリスが接近する。6周ほどタイヤアドバンテージがあるノリスだったが、すでに10周以上走行したハードタイヤということもあり、DRSの後押しがあってもなかなかフェルスタッペンをかわすには至らない。

 47周目からはフェルスタッペンとノリスの見応えのあるサイド・バイ・サイドが数周にわたり展開された。ドライバーズランキングを争うふたりによる激しい直接対決の末、52周目のターン12でノリスがコース外に出つつ、アウトからフェルスタッペンをオーバーテイクしポジションを上げる。

 フェルスタッペンは「コース外からのオーバーテイクだから順位を戻さないとダメだ!」と無線を飛ばし、ノリスは「エイペックスでは僕が前にいたよね」と無線。この件はレーススチュワードに審議されることに。

 56周目を終えたルクレールがトップチェッカーを受け、今季3勝目/キャリア8勝目を飾った。2位にサインツが続き、フェラーリがワンツー・フィニッシュを遂げた。

 暫定3番手でノリスがチェッカーを受けたが、チェッカー目前にノリスに対し5秒のタイムペナルティが下り、フェルスタッペンが3位、ノリスは4位となった。

 5位ピアストリ、6位ラッセル、7位ペレス、8位ヒュルケンベルグ、9位ローソン、10位コラピントまでがポイント獲得。ローソンは約1年ぶりの決勝で最後列からの入賞という印象的なレースを見せた。角田は好スタートを決めるも14位チェッカーとなった。

 次戦となる2024年F1第20戦メキシコシティGPは、アウトドローモ・エルマノス・ロドリゲスで10月26〜28日に開催される。





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