29日(金)、アラブ首長国連邦(UAE)の首都アブダビにあるヤス・マリーナ・サーキットで2019年FIA F1世界選手権第21戦アブダビGPが開幕し、金曜フリー走行2回目はメルセデスのボッタスがトップタイムを記録した。
ピレリのC3からC5と最も柔らかい組み合わせが用意された今週末、初回セッションもボッタスがトップタイムを刻み、ソフトの評価に集中したレッドブルのフェルスタッペンが2番手に続いている。
まばゆい夕日がコースを照らす中、気温26℃、路面温度30.3℃、湿度56%のドライコンディションで初日2回目のフリー走行がスタートすると、アルファロメオ・レーシングのライコネンを先頭に各車がインストレーションラップに向かう。システムチェックを完了したドライバーたちは順次、タイム計測に入り、ミディアムタイヤを履くフェルスタッペンが1分37秒145をマークしてトップに立った。
初回セッションでクラッシュを喫したフェラーリのベッテルとエンジントラブルに見舞われたルノーのリカルドもライバルたちに遅れて始動し、ベッテルは4番手タイムを、リカルドは11番手タイムを刻んだ。2人ともタイヤはミディアムを履いている。
メルセデスとフェラーリは2台のプログラムを分けて作業に取り組んでおり、メルセデスはボッタスがミディアム、ハミルトンがハードを履き、フェラーリはベッテルがミディアム、ルクレールがハードを試した。レッドブルコンビはフェルスタッペンもアルボンもミディアムタイヤを履いて周回を重ねている。
セッション開始から30分ほどで全チームが最初の走行プログラムを終えてピットに引き上げたものの、数分後にはウィリアムズのラッセルが新しいソフトタイヤを装着してガレージを出発。他のドライバーも後に続いてコース上での作業を再開した。
日没時間を過ぎて人工照明が灯るヤス・マリーナ・サーキットで予選シミュレーションに臨んだボッタスが1分36秒256をマークしてトップタイムを塗り替え、ハミルトンが0.3秒遅れで2番手に続き、メルセデス勢が1-2態勢を築く。ルクレールとフェルスタッペンも1分36秒台に入れているが、ユーズドタイヤを履き続けていたベッテルは1分37秒台にとどまり、アルボンはトップから1秒以上遅いタイムで6番手に並んだ。
前半の45分が終了し、セッションが後半に入った直後、アルファロメオ・レーシングのジョビナッツィがスピンを喫して黄旗が振られるも、ギリギリのところでバリアとの接触は免れ、タイヤを傷めはしたものの、走行を再開してピットにたどり着いている。
他陣営とタイミングをずらして新品のソフトタイヤを投入したベッテルは1分36秒691をマークして4番手にポジションを挙げたが、トップのボッタスとはまだ0.4秒以上のギャップがある。
残り時間が30分を切る頃にはロングランに取り組む陣営が増え、メルセデスはボッタスがミディアム、ハミルトンがソフトでレースを想定したプログラムを進めた。フェラーリとレッドブルはソフトタイヤの評価に集中している。
しかし、周回数を24に伸ばしたボッタスはターン11でハースF1のグロージャンと接触、マシンにダメージを抱えて緊急ピットインを強いられた。グロージャンがアウト側に大きくラインを取ったところ、後方にいたボッタスが急加速してインサイドから追い抜こうとしたが、グロージャンがコーナーのエイペックスからメルセデスマシンに突っ込むようにしてターンインしてしまい、行き場のなかったボッタスとぶつかったのだ。グロージャンのマシンも破損しており、コース上にデブリが散らばったことからセッションは赤旗中断となっている。
2人のインシデントはスチュワードに報告され、グロージャンが「なんなんだ、あれは!」と毒づいた一方、ボッタスは「向こうが突っ込んできた。スペースを残してくれなかったから・・・」とコメントしている。
数分後にはセッションが再開され、急ピッチでマシン修復を終わらせたメルセデスクルーのおかげでボッタスは18台に合流してマシンの感触を再確認した。ハースF1のガレージでもメカニックたちが修復作業に励んでいたが、グロージャンは帰還してすぐにコックピットを離れ、予定より早くドライブを終えている。
今年最後の金曜フリー走行が終了し、タイムシートトップには1分36秒256をマークしたボッタスがつけ、ハミルトンが0.310秒差の2番手、ルクレール、ベッテル、フェルスタッペン、アルボンと続くトップ6だった。トロ・ロッソ勢はクビアトが9番手、ガスリーが10番手でそろってトップ10入りしている。
ホンダPU勢、TOP10に4台とも入っており、明日の予選が楽しみですね!
ピレリのC3からC5と最も柔らかい組み合わせが用意された今週末、初回セッションもボッタスがトップタイムを刻み、ソフトの評価に集中したレッドブルのフェルスタッペンが2番手に続いている。
まばゆい夕日がコースを照らす中、気温26℃、路面温度30.3℃、湿度56%のドライコンディションで初日2回目のフリー走行がスタートすると、アルファロメオ・レーシングのライコネンを先頭に各車がインストレーションラップに向かう。システムチェックを完了したドライバーたちは順次、タイム計測に入り、ミディアムタイヤを履くフェルスタッペンが1分37秒145をマークしてトップに立った。
初回セッションでクラッシュを喫したフェラーリのベッテルとエンジントラブルに見舞われたルノーのリカルドもライバルたちに遅れて始動し、ベッテルは4番手タイムを、リカルドは11番手タイムを刻んだ。2人ともタイヤはミディアムを履いている。
メルセデスとフェラーリは2台のプログラムを分けて作業に取り組んでおり、メルセデスはボッタスがミディアム、ハミルトンがハードを履き、フェラーリはベッテルがミディアム、ルクレールがハードを試した。レッドブルコンビはフェルスタッペンもアルボンもミディアムタイヤを履いて周回を重ねている。
セッション開始から30分ほどで全チームが最初の走行プログラムを終えてピットに引き上げたものの、数分後にはウィリアムズのラッセルが新しいソフトタイヤを装着してガレージを出発。他のドライバーも後に続いてコース上での作業を再開した。
日没時間を過ぎて人工照明が灯るヤス・マリーナ・サーキットで予選シミュレーションに臨んだボッタスが1分36秒256をマークしてトップタイムを塗り替え、ハミルトンが0.3秒遅れで2番手に続き、メルセデス勢が1-2態勢を築く。ルクレールとフェルスタッペンも1分36秒台に入れているが、ユーズドタイヤを履き続けていたベッテルは1分37秒台にとどまり、アルボンはトップから1秒以上遅いタイムで6番手に並んだ。
前半の45分が終了し、セッションが後半に入った直後、アルファロメオ・レーシングのジョビナッツィがスピンを喫して黄旗が振られるも、ギリギリのところでバリアとの接触は免れ、タイヤを傷めはしたものの、走行を再開してピットにたどり着いている。
他陣営とタイミングをずらして新品のソフトタイヤを投入したベッテルは1分36秒691をマークして4番手にポジションを挙げたが、トップのボッタスとはまだ0.4秒以上のギャップがある。
残り時間が30分を切る頃にはロングランに取り組む陣営が増え、メルセデスはボッタスがミディアム、ハミルトンがソフトでレースを想定したプログラムを進めた。フェラーリとレッドブルはソフトタイヤの評価に集中している。
しかし、周回数を24に伸ばしたボッタスはターン11でハースF1のグロージャンと接触、マシンにダメージを抱えて緊急ピットインを強いられた。グロージャンがアウト側に大きくラインを取ったところ、後方にいたボッタスが急加速してインサイドから追い抜こうとしたが、グロージャンがコーナーのエイペックスからメルセデスマシンに突っ込むようにしてターンインしてしまい、行き場のなかったボッタスとぶつかったのだ。グロージャンのマシンも破損しており、コース上にデブリが散らばったことからセッションは赤旗中断となっている。
2人のインシデントはスチュワードに報告され、グロージャンが「なんなんだ、あれは!」と毒づいた一方、ボッタスは「向こうが突っ込んできた。スペースを残してくれなかったから・・・」とコメントしている。
数分後にはセッションが再開され、急ピッチでマシン修復を終わらせたメルセデスクルーのおかげでボッタスは18台に合流してマシンの感触を再確認した。ハースF1のガレージでもメカニックたちが修復作業に励んでいたが、グロージャンは帰還してすぐにコックピットを離れ、予定より早くドライブを終えている。
今年最後の金曜フリー走行が終了し、タイムシートトップには1分36秒256をマークしたボッタスがつけ、ハミルトンが0.310秒差の2番手、ルクレール、ベッテル、フェルスタッペン、アルボンと続くトップ6だった。トロ・ロッソ勢はクビアトが9番手、ガスリーが10番手でそろってトップ10入りしている。
ホンダPU勢、TOP10に4台とも入っており、明日の予選が楽しみですね!