7月28日、2024年F1第14戦ベルギーGPの決勝レースが行われ、ラッセル(メルセデス)が今季2勝目、F1キャリア通算3勝目を飾った。2位にハミルトン(メルセデス)、3位にピアストリ(マクラーレン)が続いた。角田(RB)は17位となった。
※追記:レース後車検にてラッセルの63号車の車両重量が技術レギュレーションで定められた重量を下回っていたことが確認され、ラッセルに失格の裁定が下った。順位は1つずつ繰り上がりとなり、ハミルトンが今季2勝目、通算105勝目を記録する結果に変わっている。
スパ・フランコルシャンを舞台に開催された第14戦。決勝日は快晴のドライコンディションに恵まれた。
スタートタイヤは20台中17台がミディアムタイヤ(C3/イエロー)を選択。7番グリッドのサインツ(フェラーリ)、19番グリッドの周(キック・ザウバー)の2台がハードタイヤ(C2/ハード)、13番グリッドのリカルド(RB)はただひとりソフトタイヤ(C4/レッド)をチョイスした。
気温21度、路面温度42度、湿度49%となるなか、44周の決勝レースはスタートを迎えた。
3番グリッドから抜群の蹴り出しを見せたハミルトンがターン1でペレス(レッドブル)のインに仕掛ける。ターン1立ち上がりではペレスも応戦するが、ターン2への飛び込みでハミルトンが2番手の座を手にする。
3周目、DRSの後押しも得たハミルトンはケメルストレートでルクレールをパスしラップリーダーに浮上する。これで2番手ルクレール、3番手ペレス、4番手ピアストリ、5番手ラッセル、6番手にハードタイヤを履いたサインツというオーダーに。
一方11番グリッドスタートのフェルスタッペン(レッドブル)は、アルボン(ウイリアムズ)、オコン(アルピーヌ)、アロンソ(アストンマーティン)の3台をパスして8番手に浮上すると、スタートで3つ順位を失い7番手を走るノリス(マクラーレン)との間合い縮める。
トップのハミルトンは早々にルクレールとのギャップを1秒以上に広げ、ルクレールにDRSを使わせない。ただ、そんなルクレールを追う3番手ペレスのペースも、ルクレールに危機感を与えるものではなく、トップ3は膠着状態が続いた。
10周目、上位勢で真っ先に5番手のラッセル、8番手のフェルスタッペンがハードタイヤに交換する。その動きに呼応し、トップのハミルトン、3番手ペレス、4番手ピアストリが11周目に、ルクレールが12周目にタイヤを交換(ペレスのみミディアム/その他はハード)。ここでは順位は変わらず。
ただ、ハードタイヤのペレスはペースがあがらず。13周目のケメルストレートでピアストリがペレスをかわし、実質の3番手に浮上する。ミディアムタイヤで引っ張ったノリスは15周目にハードタイヤに交換し、フェルスタッペンの6秒後ろでコース復帰する。
ハードタイヤスタートのサインツは20周目にミディアムに交換。ターン15でわずかにグラベルにタイヤを落とすシーンなどもあり、フェルスタッペンとノリスに先行される。
21周目、ケメルストレートでラッセルがペレスをオーバーテイクし4番手に浮上する。これで5番手ペレス、6番手フェルスタッペンというオーダーとなったが、ペレスはこの22周に2度目のピットに入りハードタイヤに交換。8番手でコースに戻ったペレスはファステストを更新するペースで7番手サインツとの間合いを縮める。
※追記:レース後車検にてラッセルの63号車の車両重量が技術レギュレーションで定められた重量を下回っていたことが確認され、ラッセルに失格の裁定が下った。順位は1つずつ繰り上がりとなり、ハミルトンが今季2勝目、通算105勝目を記録する結果に変わっている。
スパ・フランコルシャンを舞台に開催された第14戦。決勝日は快晴のドライコンディションに恵まれた。
スタートタイヤは20台中17台がミディアムタイヤ(C3/イエロー)を選択。7番グリッドのサインツ(フェラーリ)、19番グリッドの周(キック・ザウバー)の2台がハードタイヤ(C2/ハード)、13番グリッドのリカルド(RB)はただひとりソフトタイヤ(C4/レッド)をチョイスした。
気温21度、路面温度42度、湿度49%となるなか、44周の決勝レースはスタートを迎えた。
3番グリッドから抜群の蹴り出しを見せたハミルトンがターン1でペレス(レッドブル)のインに仕掛ける。ターン1立ち上がりではペレスも応戦するが、ターン2への飛び込みでハミルトンが2番手の座を手にする。
3周目、DRSの後押しも得たハミルトンはケメルストレートでルクレールをパスしラップリーダーに浮上する。これで2番手ルクレール、3番手ペレス、4番手ピアストリ、5番手ラッセル、6番手にハードタイヤを履いたサインツというオーダーに。
一方11番グリッドスタートのフェルスタッペン(レッドブル)は、アルボン(ウイリアムズ)、オコン(アルピーヌ)、アロンソ(アストンマーティン)の3台をパスして8番手に浮上すると、スタートで3つ順位を失い7番手を走るノリス(マクラーレン)との間合い縮める。
トップのハミルトンは早々にルクレールとのギャップを1秒以上に広げ、ルクレールにDRSを使わせない。ただ、そんなルクレールを追う3番手ペレスのペースも、ルクレールに危機感を与えるものではなく、トップ3は膠着状態が続いた。
10周目、上位勢で真っ先に5番手のラッセル、8番手のフェルスタッペンがハードタイヤに交換する。その動きに呼応し、トップのハミルトン、3番手ペレス、4番手ピアストリが11周目に、ルクレールが12周目にタイヤを交換(ペレスのみミディアム/その他はハード)。ここでは順位は変わらず。
ただ、ハードタイヤのペレスはペースがあがらず。13周目のケメルストレートでピアストリがペレスをかわし、実質の3番手に浮上する。ミディアムタイヤで引っ張ったノリスは15周目にハードタイヤに交換し、フェルスタッペンの6秒後ろでコース復帰する。
ハードタイヤスタートのサインツは20周目にミディアムに交換。ターン15でわずかにグラベルにタイヤを落とすシーンなどもあり、フェルスタッペンとノリスに先行される。
21周目、ケメルストレートでラッセルがペレスをオーバーテイクし4番手に浮上する。これで5番手ペレス、6番手フェルスタッペンというオーダーとなったが、ペレスはこの22周に2度目のピットに入りハードタイヤに交換。8番手でコースに戻ったペレスはファステストを更新するペースで7番手サインツとの間合いを縮める。
レースも折り返しを過ぎた25周目、ルクレールが2回目のピットストップで新品のハードタイヤに履き替える。その動きを見たハミルトンは翌26周目にハードタイヤに交換し、ルクレールのアンダーカットを阻止する。
前方がクリアとなったピアストリは27周目に1分47秒024という、この時点でのファステストを更新する走りでハミルトン、ルクレールに対するオーバーカットに挑んだ。
28周目にフェルスタッペンがミディアム、サインツがハード、そして29周目にノリスがハードに交換する。フェルスタッペンは30周目のターン10でペレスとの順位を入れ替える。これでノリスの前にペレスが入ることになったが、31周目のケメルストレートでノリスがペレスをかわし6番手に浮上する。
残り13周という32周目のオーダーは、1ストップのラッセルが首位、2番手ハミルトン、3番手ルクレール、4番手ピストリ、5番手フェルスタッペン、6番手ノリス、7番手ペレス、8番手サインツとなった。
ラッセルはハミルトンの6秒先を0.5秒遅れというペースで周回。もし1ストップが成功すればメルセデスのワンツーも視野に入る展開となった。ただ、気温は22度、路面温度は44度と高めであり、メルセデス勢も決して楽観視できる状況ではなかった。
36周目、ケメルストレートエンドでピアストリがルクレールをかわし3番手に浮上する。ポールスタートのルクレールだったが、ドライのレースペースではメルセデスとマクラーレンに届かなかった。なお、39周目にはサインツがペレスを攻略し7番手に浮上と、フロントロウスタートのふたりはともに苦戦。
残り5周となった40周目、2番手ハミルトンはラッセルの1秒以内に入った。DRSが使えるようになったハミルトンは、着々と間合いを縮める。しかし、ラッセルはハミルトンからトップの座を守る。
2台が接近するなか3番手のピアストリまでがハミルトンのDRS圏内に入ってファイナルラップを迎えた。ハミルトン、ピアストリがDRSを使えるなか、ラッセルはケメルストレートエンドでも猛追する後続の行手を防いだ。
44周目を終え、1ストップ作戦を成功させたラッセルがトップチェッカーを受け、今季2勝目を飾った。2位にハミルトン、3位にピアストリが続いた。トップ3台は1.173秒差の僅差だった。
4位ルクレール、5位フェルスタッペン、6位ノリス、7位サインツ、8位ペレス、9位アロンソ、10位オコンまでがポイントを獲得。なお、ファステストラップは終盤にソフトに履き替えたペレスが記録している。最後尾スタートの角田は17位となった。
※追記:レース後車検にてラッセルの63号車の車両重量が技術レギュレーションで定められた重量を下回っていたことが確認され、ラッセルに失格の裁定が下った。順位は1つずつ繰り上がりとなり、ハミルトンが今季2勝目、通算105勝目を記録する結果に変わっている。
次戦となる2024年F1第15戦オランダGPは、サマーブレイク明けの8月23〜25日にザントフォールト・サーキットで開催される。
※追記:レース後車検にてラッセルの63号車の車両重量が技術レギュレーションで定められた重量を下回っていたことが確認され、ラッセルに失格の裁定が下った。順位は1つずつ繰り上がりとなり、ハミルトンが今季2勝目、通算105勝目を記録する結果に変わっている。
スパ・フランコルシャンを舞台に開催された第14戦。決勝日は快晴のドライコンディションに恵まれた。
スタートタイヤは20台中17台がミディアムタイヤ(C3/イエロー)を選択。7番グリッドのサインツ(フェラーリ)、19番グリッドの周(キック・ザウバー)の2台がハードタイヤ(C2/ハード)、13番グリッドのリカルド(RB)はただひとりソフトタイヤ(C4/レッド)をチョイスした。
気温21度、路面温度42度、湿度49%となるなか、44周の決勝レースはスタートを迎えた。
3番グリッドから抜群の蹴り出しを見せたハミルトンがターン1でペレス(レッドブル)のインに仕掛ける。ターン1立ち上がりではペレスも応戦するが、ターン2への飛び込みでハミルトンが2番手の座を手にする。
3周目、DRSの後押しも得たハミルトンはケメルストレートでルクレールをパスしラップリーダーに浮上する。これで2番手ルクレール、3番手ペレス、4番手ピアストリ、5番手ラッセル、6番手にハードタイヤを履いたサインツというオーダーに。
一方11番グリッドスタートのフェルスタッペン(レッドブル)は、アルボン(ウイリアムズ)、オコン(アルピーヌ)、アロンソ(アストンマーティン)の3台をパスして8番手に浮上すると、スタートで3つ順位を失い7番手を走るノリス(マクラーレン)との間合い縮める。
トップのハミルトンは早々にルクレールとのギャップを1秒以上に広げ、ルクレールにDRSを使わせない。ただ、そんなルクレールを追う3番手ペレスのペースも、ルクレールに危機感を与えるものではなく、トップ3は膠着状態が続いた。
10周目、上位勢で真っ先に5番手のラッセル、8番手のフェルスタッペンがハードタイヤに交換する。その動きに呼応し、トップのハミルトン、3番手ペレス、4番手ピアストリが11周目に、ルクレールが12周目にタイヤを交換(ペレスのみミディアム/その他はハード)。ここでは順位は変わらず。
ただ、ハードタイヤのペレスはペースがあがらず。13周目のケメルストレートでピアストリがペレスをかわし、実質の3番手に浮上する。ミディアムタイヤで引っ張ったノリスは15周目にハードタイヤに交換し、フェルスタッペンの6秒後ろでコース復帰する。
ハードタイヤスタートのサインツは20周目にミディアムに交換。ターン15でわずかにグラベルにタイヤを落とすシーンなどもあり、フェルスタッペンとノリスに先行される。
21周目、ケメルストレートでラッセルがペレスをオーバーテイクし4番手に浮上する。これで5番手ペレス、6番手フェルスタッペンというオーダーとなったが、ペレスはこの22周に2度目のピットに入りハードタイヤに交換。8番手でコースに戻ったペレスはファステストを更新するペースで7番手サインツとの間合いを縮める。
※追記:レース後車検にてラッセルの63号車の車両重量が技術レギュレーションで定められた重量を下回っていたことが確認され、ラッセルに失格の裁定が下った。順位は1つずつ繰り上がりとなり、ハミルトンが今季2勝目、通算105勝目を記録する結果に変わっている。
スパ・フランコルシャンを舞台に開催された第14戦。決勝日は快晴のドライコンディションに恵まれた。
スタートタイヤは20台中17台がミディアムタイヤ(C3/イエロー)を選択。7番グリッドのサインツ(フェラーリ)、19番グリッドの周(キック・ザウバー)の2台がハードタイヤ(C2/ハード)、13番グリッドのリカルド(RB)はただひとりソフトタイヤ(C4/レッド)をチョイスした。
気温21度、路面温度42度、湿度49%となるなか、44周の決勝レースはスタートを迎えた。
3番グリッドから抜群の蹴り出しを見せたハミルトンがターン1でペレス(レッドブル)のインに仕掛ける。ターン1立ち上がりではペレスも応戦するが、ターン2への飛び込みでハミルトンが2番手の座を手にする。
3周目、DRSの後押しも得たハミルトンはケメルストレートでルクレールをパスしラップリーダーに浮上する。これで2番手ルクレール、3番手ペレス、4番手ピアストリ、5番手ラッセル、6番手にハードタイヤを履いたサインツというオーダーに。
一方11番グリッドスタートのフェルスタッペン(レッドブル)は、アルボン(ウイリアムズ)、オコン(アルピーヌ)、アロンソ(アストンマーティン)の3台をパスして8番手に浮上すると、スタートで3つ順位を失い7番手を走るノリス(マクラーレン)との間合い縮める。
トップのハミルトンは早々にルクレールとのギャップを1秒以上に広げ、ルクレールにDRSを使わせない。ただ、そんなルクレールを追う3番手ペレスのペースも、ルクレールに危機感を与えるものではなく、トップ3は膠着状態が続いた。
10周目、上位勢で真っ先に5番手のラッセル、8番手のフェルスタッペンがハードタイヤに交換する。その動きに呼応し、トップのハミルトン、3番手ペレス、4番手ピアストリが11周目に、ルクレールが12周目にタイヤを交換(ペレスのみミディアム/その他はハード)。ここでは順位は変わらず。
ただ、ハードタイヤのペレスはペースがあがらず。13周目のケメルストレートでピアストリがペレスをかわし、実質の3番手に浮上する。ミディアムタイヤで引っ張ったノリスは15周目にハードタイヤに交換し、フェルスタッペンの6秒後ろでコース復帰する。
ハードタイヤスタートのサインツは20周目にミディアムに交換。ターン15でわずかにグラベルにタイヤを落とすシーンなどもあり、フェルスタッペンとノリスに先行される。
21周目、ケメルストレートでラッセルがペレスをオーバーテイクし4番手に浮上する。これで5番手ペレス、6番手フェルスタッペンというオーダーとなったが、ペレスはこの22周に2度目のピットに入りハードタイヤに交換。8番手でコースに戻ったペレスはファステストを更新するペースで7番手サインツとの間合いを縮める。
レースも折り返しを過ぎた25周目、ルクレールが2回目のピットストップで新品のハードタイヤに履き替える。その動きを見たハミルトンは翌26周目にハードタイヤに交換し、ルクレールのアンダーカットを阻止する。
前方がクリアとなったピアストリは27周目に1分47秒024という、この時点でのファステストを更新する走りでハミルトン、ルクレールに対するオーバーカットに挑んだ。
28周目にフェルスタッペンがミディアム、サインツがハード、そして29周目にノリスがハードに交換する。フェルスタッペンは30周目のターン10でペレスとの順位を入れ替える。これでノリスの前にペレスが入ることになったが、31周目のケメルストレートでノリスがペレスをかわし6番手に浮上する。
残り13周という32周目のオーダーは、1ストップのラッセルが首位、2番手ハミルトン、3番手ルクレール、4番手ピストリ、5番手フェルスタッペン、6番手ノリス、7番手ペレス、8番手サインツとなった。
ラッセルはハミルトンの6秒先を0.5秒遅れというペースで周回。もし1ストップが成功すればメルセデスのワンツーも視野に入る展開となった。ただ、気温は22度、路面温度は44度と高めであり、メルセデス勢も決して楽観視できる状況ではなかった。
36周目、ケメルストレートエンドでピアストリがルクレールをかわし3番手に浮上する。ポールスタートのルクレールだったが、ドライのレースペースではメルセデスとマクラーレンに届かなかった。なお、39周目にはサインツがペレスを攻略し7番手に浮上と、フロントロウスタートのふたりはともに苦戦。
残り5周となった40周目、2番手ハミルトンはラッセルの1秒以内に入った。DRSが使えるようになったハミルトンは、着々と間合いを縮める。しかし、ラッセルはハミルトンからトップの座を守る。
2台が接近するなか3番手のピアストリまでがハミルトンのDRS圏内に入ってファイナルラップを迎えた。ハミルトン、ピアストリがDRSを使えるなか、ラッセルはケメルストレートエンドでも猛追する後続の行手を防いだ。
44周目を終え、1ストップ作戦を成功させたラッセルがトップチェッカーを受け、今季2勝目を飾った。2位にハミルトン、3位にピアストリが続いた。トップ3台は1.173秒差の僅差だった。
4位ルクレール、5位フェルスタッペン、6位ノリス、7位サインツ、8位ペレス、9位アロンソ、10位オコンまでがポイントを獲得。なお、ファステストラップは終盤にソフトに履き替えたペレスが記録している。最後尾スタートの角田は17位となった。
※追記:レース後車検にてラッセルの63号車の車両重量が技術レギュレーションで定められた重量を下回っていたことが確認され、ラッセルに失格の裁定が下った。順位は1つずつ繰り上がりとなり、ハミルトンが今季2勝目、通算105勝目を記録する結果に変わっている。
次戦となる2024年F1第15戦オランダGPは、サマーブレイク明けの8月23〜25日にザントフォールト・サーキットで開催される。