20代のころの『男の魅力』をもう一度呼び覚まそう

1997年に心筋梗塞を患い、2006年までEDだった私。
2007年にある漢方に出会い、37歳差の彼女をゲット。

アゼルバイジャンGP-決勝

2019-04-29 08:00:06 | F1レース
バクー市街地サーキットにて28日(日)、2019年FIA F1世界選手権第4戦アゼルバイジャンGP決勝が行われ、ボッタスがポール・トゥ・ウインを決めて今季2勝目を挙げた。



ピレリがC2からC4のコンパウンドを持ち込んだバクーでは初日から波乱の展開が続き、予選でも2回の赤旗中断を余儀なくされている。フリー走行ではフェラーリ勢が速さを示していたものの、予選Q3でポールを争ったのはメルセデスの2台で、最終的にボッタスがチームメイトより0.059秒速くラップをまとめて一番時計を刻んだ。フロントローにハミルトンがつけ、2列目からベッテル(フェラーリ)とフェルスタッペン(レッドブル)がスタートしている。

グランプリ初日に計量ブリッジの呼び出しを無視したとしてピットレーンスタートの処分を受けていたレッドブルのガスリーはギアボックス交換による5グリッド降格ペナルティも加わる中、予選Q1で最速タイムを刻むなど速さを示したものの、燃料流量超過によるレギュレーション違反に問われ、予選結果を剥奪される事態に。加えて、予選Q3に進んでトップ10スタートを決めていたはずのライコネンも、予選後に実施されたアルファロメオ・レーシングのフロントウイングの"たわみテスト"で規定以上の偏差があったとして予選結果から除外され、ピットレーンからのスタートを強いられている。

さらに、予選Q1終盤にクラッシュを喫したウィリアムズのクビサがレース前にマシンのセットアップを変更したことから、こちらもピットレーンスタートとなり、クビサ、ライコネン、ガスリーの順で出陣することになった。

また、アルファロメオ・レーシングはジョビナッツィのパワーユニットに関して、レギュレーションに定められた数を超過するエンジンコンポーネントを投入しており、エンジンペナルティを受けたジョビナッツィは予選トップ10に入るも10グリッド降格処分によって後方スタートを強いられている。

バクーの旧市街地を含む1周6.003kmのストリートコースを舞台に51周で争われた決勝レースは快晴の下、気温20.4℃、路面温度41.9℃、湿度47.3%のドライコンディションでレーススタート時刻を迎える。シグナル消灯と同時に各車が一斉にグリッドを離れ、好発進を決めたハミルトンがターン1に向けてボッタスとサイド・バイ・サイドのバトルに持ち込むも、ボッタスがリードを死守している。4番手スタートだったフェルスタッペンは後ろにいたレーシング・ポイントのペレスにかわされて順位をひとつ落とした。

混雑するスタートでインシデントの発生率が高いバクーだが、今年はアクシデントに見舞われるマシンがなく、全車が無事に1周目を乗り切っている。ただ、ピットレーン出口を離れるのがわずかに早かったとしてクビサには後にドライブスルーペナルティが科せられた。

オープニングラップのうちに勢いをつけたボッタスは2秒以上のギャップをつけて2周目に突入。ハミルトンもベッテルに対するリードを広げており、序盤のペースはメルセデスの方が1秒以上速く、周回を重ねるごとに後続との差を拡大していった。

スタートでペレスにポジションを奪われていたフェルスタッペンはホンダパワーを生かして6周目にペレスのオーバーテイクを成功させ、グリッド位置の4番手に返り咲いている。前が開けたフェルスタッペンは本来のペースを取り戻してベッテルを追いかける。

その間、6番手スタートだったトロ・ロッソのクビアトが最初のピットストップを完了してミディアムタイヤに履き替え、ライコネンとジョビナッツィも相次いでタイヤ交換を済ませた。他に、ハースF1のマグヌッセンとルノーのヒュルケンベルグが同じ時間帯に最初のピットストップを終えている。

上位勢ではマクラーレンが最初に動きを見せ、ノリスを先に呼び入れるとソフトからミディアムに履き替えさせてコースへと送り出す。コース上では1分47秒台を刻んでいたルクレールがフェルスタッペンを追い抜いて4番手にポジションを上げた。Q2でクラッシュを喫したルクレールはベストタイムをミディアムタイヤで記録しており、第1スティントはユーズドのC3コンパウンドを履いている。

ボッタスが11周目に入った頃にはレーシング・ポイントが十分な間隔のあったペレスとストロールのダブルストップを敢行し、ルノーのリカルドもミディアムタイヤに交換した。次のラップではフェラーリがベッテルにピットインを指示し、新しいミディアムタイヤを装着したベッテルは5番手の位置で隊列に戻っている。

ベッテルのピットストップ情報を聞いたボッタスは13周目にミディアムタイヤに履き替えた。ボッタスがピットレーンに向かった結果、2番手に上がったルクレールは1分47秒326を刻んでファステストラップを更新し、3.4秒前にいたハミルトンにプレッシャーをかけていく。当時のラップタイムはハミルトンの方が3秒ほど遅く、メルセデスは続いてハミルトンのタイヤもミディアムに履き替えさせた。

ピットストップ完了後のトップ3にオーダー変化はなく、第1スティントを長めに取ったルクレールとフェルスタッペンに次ぐ3番手にボッタスが控え、4.8秒後方にハミルトン、その1.1秒後ろをベッテルが走っている。先にフレッシュタイヤを手に入れたベッテルが猛チャージをかけ、あっという間にハミルトンのリアを捕らえ始めたが、すぐにスピードに乗った様子のハミルトンが1分46秒台を連発してベッテルのプレッシャーをかわした。

トップ3から少し遅れてソフトからミディアムに交換したフェルスタッペンはピットレーン最後尾からポジションアップを成功させてきたチームメイトのガスリーの目前、5番手の位置でコースに戻っている。タイヤのウオームアップが終わり、ファステストラップを連発したフェルスタッペンは少しペースの落ちたベッテルの背中を追いかけ、一時は10秒以上あったギャップを徐々に縮めていった。

先頭を走るルクレールや6番手につけるガスリー同様、ハースF1のグロージャンもスタート時のタイヤでレースを続けていたものの、25周目にコースを飛び出してエスケープゾーンに逃げ込んだ結果、必死に守っていた11番手の座をリカルドに奪われると後続車にも次々と先行を許し、一気に18番手に後退している。それでもピットには入らず、さらに第1スティントを継続した。

ルクレールは1分46秒台のペースをキープしてプッシュしていたが、30周目にはボッタスがDRSレンジに入り、さらに3番手にいたハミルトンもボッタスの1秒差以内の位置につけてチャンスを待つ。ハミルトンの接近も確認するボッタスはストレートでルクレールに並ぶとそのままオーバーテイクしてリードを奪取。

その頃、セクター1ではポジションを争っていたクビアトとリカルドがそろってコースを飛び出すインシデントが発生している。クビアトを追い抜こうとしたリカルドがインサイドを取るも、コーナーを曲がりきれずにエスケープゾーンに突進したところ、アウト側にいたクビアトもルノーマシンに行く手を阻まれて一時停止を余儀なくされた。幸い、2人とも体勢を立て直してコース復帰したが、この時の接触で受けたダメージによって後にどちらもガレージにマシンを入れてリタイアを喫している。

ラップリーダーに返り咲いたボッタスに続き、ハミルトンもルクレールのオーバーテイクを成功させて2番手に浮上。周辺のドライバーより2秒以上ペースダウンしたルクレールは相棒のベッテルにもかわされ、さらに後方からフェルスタッペンにも接近を許している。

ようやくルクレールがピットレーンに向かったのはボッタスが35周目に入ってから。ニューセットを残していたソフトタイヤに履き替えるも、やや作業に手間取った影響でガスリーの前では戻れず、6番手の位置で第2スティントをスタートさせた。それでも、フレッシュタイヤと柔らかいコンパウンドのアドバンテージを生かすルクレールは早々にガスリーを料理して5番手に上がり、20秒前にいたフェルスタッペンを追いかけにかかった。

レッドブルに悲報がもたらされたのは39周目、ガスリーがパワーロスを訴えてスローダウンし、少し先にあったエスケープゾーンに逃げ込んでマシンを止める。ピットレーンからスタートした後は一度もピットに入らず、入賞圏内の6番手につけていたが、無念のリタイアとなった。ガスリーのインシデントでバーチャルセーフティカーが発令される中、グロージャンがハースF1ガレージにリアからマシンを入れて戦線離脱している。

41周目にはレースが再開され、減速を強いられていた各車が本来のペースに戻していった。残り周回数が少なくなり、コントロールしていたペースを解放したボッタスが1分44秒488のファステストラップを刻む。5番手にいたルクレールが後続に30秒以上のギャップを築いていたことから、メルセデスは無線を通じてボッタスに対し、ルクレールにフリーストップのチャンスがあることを伝えている。

メルセデス陣営の読みどおり、フェラーリとルクレールは残り3周を切ってピットインし、1セット残していた新しいソフトタイヤを履いて隊列に戻る。そのラップでボッタスのトウを得るハミルトンが1分44秒166をたたき出し、フェラーリを牽制すると、ボッタスも1分44秒024とペースアップして最速タイムを塗り替えた。しかしながら、柔らかいフレッシュタイヤのアドバンテージにはかなわず、ファステストラップ記録による1ポイントは1分43秒009を刻んだルクレールの手に渡っている。

レースはボッタスがトップチェッカーを受け、ハミルトンが2位、メルセデスから遅れること10秒、ベッテルが3位表彰台に上った。4位以下、入賞はフェルスタッペン、ルクレール、ペレス、マクラーレンのサインツとノリス、レーシング・ポイントのストロール、ピットスタートながら10位に入ったライコネンが1点をもぎ取っている。

トロ・ロッソ・ホンダのアルボンは11位でゴールしており、惜しくも入賞はかなわなかった。

予選までの波乱とは違い、セーフティカーが登場することなく終了したアゼルバイジャンGPではメルセデスが開幕から4戦連続の1-2フィニッシュを達成。次戦はいよいよ競争が激化するヨーロッパラウンドが幕を開けるとあって、メルセデスの優位が続くのか、フェラーリの巻き返しが見られるのか、注目が集まる。

ホンダ勢は、4台とも入賞を狙っていましたが、レッドブル・ホンダのフェルスタッペンが4位入賞、トロ・ロッソ・ホンダのアルボン11位完走、残念ながらガスリーとクビアトはリタイアとなってしまいました。
次回スペインGPはヨーロッパラウンドが始まります。
ホンダ勢の初優勝を期待しましょう!



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今日の珠海三灶-125

2019-04-28 08:16:35 | 珠海
今日の珠海三灶(Sanzao)は曇り。
予報ではところにより曇りですが、三灶は雲り。
日本では、昨日から10連休ということですが、私の会社も今日から7連休です。




午前7時現在の気温は24℃、最高気温は27℃です。
湿度は非常に高く、95%。

PM2.5指数は、55~59のイエローゾーン。
もう少し良くなって欲しいですね。



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アゼルバイジャンGP-予選

2019-04-28 07:51:06 | F1レース
27日(土)、2019年FIA F1世界選手権第4戦アゼルバイジャンGP予選が実施され、2回の中断を経てメルセデスのボッタスがポールポジションを獲得した。



予選を前にスターティンググリッドに関わるペナルティを受けていたドライバーは2人。新しいコントロールエレクトロニクスを投入したアルファロメオ・レーシングのジョビナッツィはレギュレーションで定められた規定数を超えるコンポーネントを使用することになったため、10グリッド降格ペナルティを受けている。また、初日のフリー走行で計量の指示を無視したとしてレギュレーション違反に問われたレッドブルのガスリーはピットレーンスタートの処分を受けた。

5種類あるタイヤコンパウンドのうち、C2からC4の3種類が持ち込まれたバクーではソフトタイヤにあたるC4が予選Q3用タイヤとして指定されており、快晴の下、気温16.5℃、路面温度36.7℃、湿度68.1%のドライコンディションでスタートしたQ1は開始と同時にソフトタイヤを履いたドライバーがコースになだれ込み、アウトラップを終えた順にアタックラップに臨んでいる。

最初のアタックラップでトップに立ったのは1分42秒430を刻んだメルセデスのボッタス。ルノーのヒュルケンベルグはセクター1でタイヤをロックアップしてしまい、2分01秒台のタイムを記録するも早々にピットに引き上げて仕切り直しを図っている。18名のタイムが出そろってからガレージを離れたレッドブルはライバルたちとアタックのタイミングをずらす作戦を取った。

ピットレーンスタートが決まっているガスリーはレースセットアップの作業に集中していた土曜フリー走行でタイムシート最下位に終わっていたが、1分41秒335をたたき出してトップに浮上。それまで最速だったフェラーリのシャルル・ルクレールのタイムを0.091秒上回っている。僚友フェルスタッペンは最初に履いたタイヤセットで思うようなタイムを残せず、2セット目のソフトタイヤを投入して4番手に飛び込んだ。

1セットのタイヤだけで好タイムを記録したガスリーやフェラーリとメルセデスの面々がピットに戻って戦況を見守る中、2回目のランに挑んだドライバーたちがペースアップを目指して懸命にプッシュしていった。

今週末もQ1突破をかけたバトルは激しく、ルノーのリカルドがなんとかラップをまとめて15番手にポジションを上げた一方、自己ベストを更新する勢いをつけていたウィリアムズのクビサがターン8への進入でコントロールを乱してウオールに突進。すでにQ1終了を知らせるチェッカーフラッグは振られていたが、赤旗が掲示されてラストアタック中のドライバーも含めた全車にピットへの帰還が命じられた。

ウィリアムズマシンはダメージを受けたものの、クビサに目立ったケガはない。クビサは予防措置としてメディカルセンターで検査を受けている。

Q1でノックアウトされたのはストロール(レーシング・ポイント)、ハースF1のグロージャン、ヒュルケンベルグ、ウィリアムズのラッセルとクビサだった。

レースコントロールはウィリアムズマシンの撤去とバリアの修復のため、Q2開始を15分以上遅らせると発表。実際にQ2のセッションが始まったのは予定の25分後となた。ピットレーンオープンと同時に各車がコースに向かうも、唯一、ガスリーだけがガレージにとどまって動かず。フェラーリの2台がミディアムタイヤを選んでアタックに臨んだが、それ以外はソフトタイヤでQ2をスタートさせている。

フェルスタッペンが1分41秒388を刻んでトップに立ち、ボッタスとハミルトンがトップ3に名を連ねる中、再びセッションは赤旗中断を余儀なくされる。なんと、これまで好調をキープしていたルクレールが、クビサのクラッシュした場所と同じターン8入り口でウオールに激突したのだ。コーナー手前でタイヤをロックアップしたルクレールはタイトなセクションを切り抜けられず、クビサと同じような格好でウオールに突っ込んでいる。

ポールポジションの可能性もあったルクレールは無線で思わず「僕はバカだ。アホだ」とこぼす・・・。マシンとウオールにダメージはあるが、ルクレール自身にケガはないようで、自力でコックピットを脱出した。

このインシデントでQ2は7分41秒を残して時計が止められ、約27分後に再開を迎えることとなった。その間、ピットスタートが決まっているガスリーはマシンを降りて予選を終了し、残るQ2は13台で争われた。

再開後はソフトタイヤに履き替えたベッテルが先頭でコースに入り、ライバルたちも順次始動していく。すでにマシンを降りたルクレールとガスリー以外ではトップに立っていたフェルスタッペンがガレージでの待機を選択している。

Q1開始時には36℃以上あった路面温度は28℃に下がっており、コンディション変化への対応も求められたQ2で上位10台に入ったのはトップの座をキープしたフェルスタッペンほか、ボッタス、ハミルトン、ペレス、ベッテル、ルクレール、ライコネン(アルファロメオ・レーシング)、ノリス(マクラーレン)、クビアト、ジョビナッツィだった。ルクレールはQ3に参加できないため、ポールポジションは9名による争いとなる。

11番手以下で予選順位を確定させたのはサインツ(マクラーレン)、リカルド、アルボン(トロ・ロッソ)、マグヌッセン(ハースF1)に加えてQ2でタイムを残さなかったガスリーだ。

太陽が沈みゆく中に始まったQ3はフェルスタッペンが真っ先にガレージを離れ、クビアトを除く8名が序盤のアタックに臨んだ。ボッタスが1分41秒台に入れてフェルスタッペンのタイムを更新するも、直後にコントロールラインを通過したハミルトンが1分40秒台をたたき出して暫定ポールにつける。続いてラップを完了したベッテルはボッタスのタイムを0.048秒上回ったものの、ハミルトンには0.421秒のギャップをつけられている。さらに、フェルスタッペンが再び好ペースを披露して2番手に飛び込み、トップ5はハミルトン、フェルスタッペン、ベッテル、ボッタス、ペレスのオーダーとなった。

タイヤを新しいセットに交換して迎えたラストアタックはメルセデス勢が激しいデッドヒートを繰り広げ、ハミルトンが1分40秒554をマークして最速タイムを塗り替えたものの、ボッタスが0.059秒速くラップをまとめてポールポジションを奪取! ベッテルも1分40秒台にのせてきたが、メルセデス勢には0.3秒届かなかった。

フェルスタッペンはトップから0.574秒遅れの4番手、ペレス、クビアト、ノリス、ジョビナッツィ、ライコネンが9番手となり、ルクレールが10番手で予選の結果が決まった。

ホンダ勢は、レッドブル・ホンダのフェルスタッペンが4番手、トロッソのクビアトが6番手となましたが、残念ながらガスリーはQ1でトップタイムを記録するも、前日の計量指示無視によるピットレーンスタート、アルボンは13番手となっています。
決勝でどんな結果になるか楽しみですね!


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アゼルバイジャンGP-金曜フリー走行

2019-04-27 16:26:11 | F1レース
バクー市街地サーキットを舞台に26日(金)、2019年FIA F1世界選手権第4戦アゼルバイジャンGP金曜フリー走行2回目が実施され、フェラーリのルクレールがトップタイムをマークした。



初回セッションは早々にプログラムをスタートさせたフェラーリ勢にウィリアムズのラッセルが合流するも、走行中にドレインカバー(排水管のフタ)の上を通過したところ、接着されているはずのフタが外れてしまい、マシン底にぶつかるアクシデントが発生。ラッセルのマシンからはデブリが散らばり、赤旗中断を経て、結局、セッションは再開されることなく終了を迎えている。

その後、コース上にある数百のドレインカバーの確認作業が行われ、安全性に問題のない状態が確認されたことから、2回目のフリー走行が予定通り実施されることとなった。

ただ、ラッセルはマシンダメージの影響でセッションに参加できていない。ウィリアムズによると「ジョージのマシンは緩んだドレインカバーによって引き起こされたダメージのため、シャシー交換が必要となる。レギュレーションに従い、明日のFP3まで走行することができない」とのことだ。

今季、5種類のコンパウンドを開発するピレリはバクーにC2からC4のコンパウンドを用意し、C2がハード、C3がミディアム、C4がソフトのタイヤとして扱われる。

太陽の光がまぶしいバクーは気温17.7℃、路面温度35.3℃、湿度58.1%のドライコンディションでセッション開始時刻を迎える。初回セッションで一度もコースに出られなかったメルセデスのボッタスとハミルトンが真っ先にコースに入り、時間を置かずに他の陣営も動き出した。

路面トラブルのため、走行時間を大きく失ったF1サーカスは90分間のセッションを最大に生かそうと積極的に周回を重ね、開始から10分で18台が少なくとも1回のタイム計測を完了。トップに立ったのは1分46秒110を刻んだハミルトン、0.034秒差でルクレールが2番手に続き、3番手にはアルファロメオ・レーシングのライコネンが入った。

タイヤはほとんどのドライバーがミディアムを装着しており、ルノーのリカルドはソフトタイヤを評価している。ハードタイヤを履いたトロ・ロッソのクビアトはインストレーションラップを走っただけでピットに引き上げ、しばらくガレージから出てこなかった。

誰もが時間を惜しんでプログラムに取り組む中、再びバクー市街地サーキットに赤旗が振られる。レーシング・ポイントのストロールがターン2でコーナーを曲がりきれず、ランオフエリアに逃げ込もうとしたものの、アウト側のバリアにぶつかってしまったのだ。ストロールのマシンは左側にダメージが確認されており、バリアも損傷があったため、セッションは中断を余儀なくされた。

赤旗が振られる直前にルクレールが1分44秒748を刻んでトップに浮上し、ハミルトン、セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)、ボッタス、アルボン(トロ・ロッソ)がトップ5に並んでいた。

10分ほどしてセッションが再開されると、ウィリアムズのプログラムを一人で担当するクビサに加えて、レッドブルのフェルスタッペンとベッテルがガレージを出発。徐々に他のドライバーも再始動し、走行プランに沿ってそれぞれの作業に取り組んだ。多くのドライバーがミディアムからソフトに履き替えたが、フェルスタッペンはミディアムを継続、他にはマクラーレンの2台が同じくミディアムタイヤの評価に集中している。

ソフトタイヤでクイックラップに臨んだベッテルが一時トップに立つも、ルクレールが1分42秒872をマークして最速タイムを塗り替え、ベッテル、ハミルトン、ボッタス、5番手にレッドブルのピエール・ガスリーが並んだ。

市街地サーキットはグランプリ週末序盤のコンディションが非常に滑りやすい状態にあり、ストロールのようにクラッシュを喫する者はいなかったものの、コーナーを曲がりきれずにランオフエリアに突進するマシンが目立つ。

クビアトがソフトタイヤを装着したトロ・ロッソマシンに乗り込み、ようやく出陣を果たしたのはセッションが後半に入ってから。チームによると、ステアリングに問題があったとのことだが、システムチェックでトラブル解消を確認した後はプログラムに集中し、1分44秒台のタイムで7番手に飛び込んでいる。

しかしながら、残り時間30分を切ってほどなく、コーナリングの途中でリアを失ったクビアトがコース左側のバリアにマシンをぶつけてしまった。左リアタイヤはパンクしており、フロントホイールからは炎も見えていたが、クビアトにケガはないようだ。25歳の誕生日を迎えたクビアトだが、グランプリ初日は散々な1日となってしまった。

このインシデントにより、セッションは5分間の赤旗中断を強いられている。

コースに再びグリーンライトが灯ると、各車が限られた時間を有効に生かしてプログラムを進めた。

いつもより半分の時間が失われた初日の作業を終えて、タイムシート最上位につけたのは1分42秒872をマークしたルクレール。0.324秒差でベッテルが続き、フェラーリが1-2で初日を締めくくっている。3番手にハミルトンが入り、4番手にフェルスタッペン、ボッタスが5番手に並んだ。

トロ・ロッソはトラブルとクラッシュにより走行時間が限られながらもクビアトが6番手タイムを残し、アルボンは8番手に入っている。フェルスタッペンの相棒ガスリーはトップから1.3秒遅れの9番手だった。

レッドブル・ホンダとトロ・ロッソ・ホンダの4台とも10位内に入っています。
予選が楽しみですね!


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中国GP-決勝

2019-04-15 13:46:20 | F1レース
14日(日)、上海インターナショナル・サーキットで2019年FIA F1世界選手権第3戦中国GP決勝レースが開催され、スタートで逆転したメルセデスのハミルトンが今季2勝目を挙げた。




土曜日の予選はメルセデスコンビが接戦のバトルを繰り広げ、僚友よりも0.023秒速くラップをまとめたボッタスがポールポジションを獲得。ハミルトンがフロントローを確保し、フェラーリのベッテルとルクレールが2列目に並んだ。

土曜フリー走行でクラッシュを喫し、予選に参加できなかったトロ・ロッソのアルボンはマシン修復を終え、レース出走も許可されたが、パワーユニットの交換を含むマシン再建に伴ってピットレーンスタートとなっている。また、予選Q1でトラブルに見舞われてノータイムに終わったアルファロメオ・レーシングのジョビナッツィは最後列からレースに臨んだ。

上海の"上"の字をかたどったデザインが特徴の上海インターナショナル・サーキットは超ロングストレートを誇る全長5,451kmのコース。ピレリは上海にC2からC4のコンパウンドを持ち込んでおり、レース用タイヤとしてC3のミディアムもしくはC2のハードタイヤを使用することが義務付けられた。トップ5ドライバーは予選Q2をミディアムタイヤで突破しており、残るトップ10ドライバーはユーズドのソフトタイヤでスタートに臨んでいる。11番手から18番手までのドライバーが新品のミディアムを第1スティントに選び、最後列のジョビナッツィとピットスタートのアルボンがソフトタイヤを履いた。

全56周で争われたレースは上空が灰色の雲に覆われる中、気温19.5℃、路面温度29℃、湿度44.5%のドライコンディションでスタート時刻を迎え、フォーメーションラップでウィリアムズのクビサがスピンを喫してしまったが、なんとか体勢を整えてグリッドに着いている。

緊張のスタートではハミルトンが好発進を決め、ターン1を先頭で通過してボッタスが2番手に後退。ルクレールがベッテルをかわして3番手に上がった。後方ではトロ・ロッソのクビアトがオーバーステアに見舞われてマクラーレンの2台と交錯するインシデントが発生し、マクラーレン勢がコースを押し出されてポジションを落としている。

特にノリスは接触の衝撃でマシンがはずみ、マシンとタイヤに激しいダメージを受けたものの、走行は続けられたようでサインツと共に緊急ピットインしてノーズとタイヤを交換し、隊列に復帰した。マクラーレン勢はミディアムからハードタイヤに履き替えている。

スタート直後のインシデントでコース上にデブリが散らばったため、一時バーチャルセーフティカーが発令されたが、デブリの撤去と同時に解除された。レースが7周目に入った頃、接触を引き起こした責任を問われてクビアトにはドライブスルーペナルティが科せられている。

スタートでリードを奪ったハミルトンがボッタスよりも0.2秒ほど速いペースで少しずつ引き離す一方、ボッタスの2秒後方ではフェラーリがコンマ数秒差のチームメイトバトルを繰り広げる。ただ、ラップタイム自体はルクレールの方が若干速く、フェラーリのピットウオールがポジション入れ替えの指示を飛ばすことはなかった。

タイトな中団グループではアルファロメオ・レーシングのライコネンが好ペースを披露し、13番グリッドから臨んだオープニングラップで1つ順位を上げた後、5周目に入る頃には10番手につけて前を行くヒュルケンベルグ(ルノー)に迫った。オーバーテイクが可能な上海のコースでリアにピタリとつけたまま数周、ストレートでサイド・バイ・サイドに持ち込んだライコネンがコーナー手前でヒュルケンベルグに対する追い抜きを成功させ、9番手に浮上している。

その頃、フェラーリがついに苦渋の決断を下し、ルクレールに「セバスチャンを先に行かせよ」と伝える。ルクレールはやや抵抗を見せたものの、次のコーナーにはベッテルに道を譲ってポジションを入れ替えた。とはいえ、ルクレールのラップタイムはベッテルに引けを取らず、遅れることなく、時にはコンマ数秒差の位置に接近することもあった。

第1スティントにユーズドのソフトタイヤを履いた面々が早い段階でタイヤ交換に向かい、8周目の終わりにピットストップを敢行したハースF1のグロージャンは4周遅れてピットインしたヒュルケンベルグのアンダーカットに成功してルノーの前に出ている。グロージャンとマグヌッセンのハースF1勢とヒュルケンベルグはいずれも第2スティントにハードタイヤを選んだ。

しかしながら、ヒュルケンベルグは5周を走って再びピットに舞い戻り、今度はリアからマシンをガレージに入れてしまう。

上位勢で最初に動いたのはレッドブル。フェルスタッペンをピットに呼び入れ、ハードタイヤを履かせてコースに送り出した。フェルスタッペンはペレス(レーシング・ポイント)のすぐ後ろ、ライコネンの目前でコース復帰している。次のラップにはフェラーリがベッテルのタイヤ交換を完了し、フェルスタッペンの前で隊列に加わったが、硬めのコンパウンドとはいえ先にタイヤが温まっていたフェルスタッペンにヘアピンへの飛び込みでオーバーテイクを仕掛けられる。ハードブレーキングを強いられたフェルスタッペンが一度は前に出るも、ベッテルが抜き返してポジションを死守した。

22周目に入るタイミングでピットインしたボッタスがミディアムからハードに履き替えた次の周回にはハミルトンも最初で最後のタイヤ交換を終えている。同時にピットレーンに入ってきたルクレールはベッテルとフェルスタッペンが通過した後にコースに戻った。この時点でラップリーダーの座はハミルトンがキープし、1.7秒後方にボッタス、3番手のベッテルはメルセデス勢に6秒以上離され、フェルスタッペンがベッテルから3秒ほど後方に控えた。ルクレールはハミルトンから21秒、フェルスタッペンからも10秒以上遅れていた。

ライコネン、クビアト、クビサが第1スティントを長く走り、ライコネンとクビアトは25周を走って最初で最後となるピットストップを完了。クビアトは序盤に一度ピットレーンに戻っているが、ドライブスルーペナルティを消化しただけでタイヤはスタートと同じものを履き続けていた。クビサはさらに2周多く走行してハードタイヤに履き替えている。

ライコネンは再びグロージャンの後方に甘んじてしまったものの、フレッシュタイヤの利点を生かしてオーバーテイクし、9番手に上がって4秒ほど前にいたペレスを追いかけた。クビアトはハードタイヤでの走行をわずか5周で切り上げ、レースが折り返し地点を過ぎた後にソフトタイヤを投入している。

メルセデスやフェラーリが1分37秒半ばのペースを維持する一方、レッドブルは1分38秒台に落ち込んでおり、フェルスタッペンは徐々にベッテルに遅れ始め、後方からはルクレールに接近を許した。6番手を走っていたガスリーは前のルクレールと17秒以上、後方のダニエル・リカルド(ルノー)とは26秒以上のギャップがあり、時折、周回遅れに対応するだけで単独走行が続く。

ペースが上がらない状況を打破すべく、レッドブルが35周目にフェルスタッペンをピットに呼び入れてミディアムの新しいセットに履き替えさせると、フェラーリがこれに反応し、次のラップでベッテルがミディアムタイヤに交換する。この時点でベッテルとフェルスタッペンのギャップは8.4秒ほどあった。さらにメルセデスがダブルストップを敢行してハミルトンとボッタスのタイヤ交換を同じタイミングで実行している。

タイヤ戦略の異なるルクレールがメルセデスの間に入る格好となり、ボッタスが接近するもルクレールがうまく防御して前に行かせない。その間にも好タイムを連発していたベッテルが接近しており、ボッタスはできるだけ早くルクレールを追い抜く必要があった。結局、ストレートでサイド・バイ・サイドに持ち込んでフェラーリの前に出たボッタスはクリーンエアを得て本来のペースを引き出しにかかった。

残り15周を切ってベッテルに接近されたルクレールはチームメイトに道を譲ったその足でピットに入り、ミディアムタイヤに交換してコース復帰。その間にフェルスタッペンが4番手に上がり、ルクレールはレッドブルから14秒遅れた位置で逆転を狙った。ライバルたちと異なる戦略を取ったにもかかわらず、ペースが上がらなかったルクレールはギアのトラブルだと訴えたものの、チームからはギアボックスに問題なしとの回答がもたらされている。

終盤に接近戦を繰り広げたのは7番手につけていたリカルドとペレス、ライコネンの3人。1ストップ戦略を採用した3人は1秒からコンマ数秒の間隔で連なり、中でも一番タイヤの新しかったライコネンがペースでは上回っていたものの、2台抜きのチャンスは乏しく、ペレスがうまく防御してポジションを守っていた。

チェッカーまで4周となったタイミングでピットに帰還したノリスはそのままガレージに入ってリタイアを喫している。その2周後、レッドブルがガスリーのタイヤをソフトに交換。今年から入賞者でファステストラップを記録したものにはファステストラップポイントが与えられることになっており、レッドブルとガスリーはその1点を取りに行ったようだ。ガスリーは期待通りに1分34秒742をたたき出し、ファステストラップを記録してファイナルラップに臨んでいる。

56周のバトルを終えてハミルトンがトップチェッカーを受け、ボッタスが2位、ベッテルが3位でゴールした。4位以下、入賞はフェルスタッペン、ルクレール、ガスリー、リカルド、ペレス、ライコネン、ピットスタートだったアルボンがグロージャンのプレッシャーを振り切って最後の1点をもぎ取っている。

もう1台のトロ・ロッソを駆るクビアトは44周目にマシンをガレージに入れて戦線離脱した。

レッドブル・ホンダは、W入賞とガスリーの催促ラップにより貴重なポイントを奪取、トロ・ロッソ・ホンダのアル本は、ピットスタートながら10位入賞とこれまた、大きなポイントを稼ぎました。
3戦連続でポイントを取れ、ますます今後のレースが楽しみになってきましたね!









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