Vers la lumière 光ある方へ・・・

AtelierGrace発、ステンドグラスと教会のブログ。

水仙月の四日

2024-02-24 18:43:54 | パネル
「しゆ、あんまり行つていけないつたら。」雪狼のうしろから白熊の毛皮の三角帽子をあみだにかぶり、顔を苹果のやうにかがやかしながら、雪童子がゆつくり歩いて来ました。
 雪狼どもは頭をふつてくるりとまはり、またまつ赤な舌を吐いて走りました。
「カシオピイア、
 もう水仙が咲き出すぞ
 おまへのガラスの水車
 きつきとまはせ。」
 雪童子はまつ青なそらを見あげて見えない星に叫びました。(宮沢賢治「水仙月の四日」)



「水仙月」はキリスト教のレント(受難節)を指すという説があるそうです。今日は「灰の水曜日」。今年のレントは2/14のバレンタインデーから始まりました。今年は年度末の3/31(日)がイースターです。

雪童子(ゆきわらす)の帽子の丸いのは、市販のものに自分のイメージ通りの色がなかったので自宅の炉で焼きました。1度では望み通りの大きさのものが作れず、2度目で成功。水仙の花は後付けです。

例年ならまだまだ寒い時期ですが、庭ではスノードロップがあちこちで咲き、水仙やチューリップも芽を出し始めました。今年は信じられないほどの暖冬で、東京で積雪があった時期も花巻では全く雪降らず。石鳥谷のたろし滝も今年は氷柱ができず計測不能だったとか(氷柱の太さで豊作かどうかを占います)。この数日はまた寒くなって雪も積もりましたが、今年の夏はどれだけ暑くなるのやら…。

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