花巻はあっという間に涼しく(むしろ肌寒く?)なりました。9月半ばに夏期休暇を取っていましたが実はその前後も色々立て込んでいまして、ブログの更新が遅れましたが今年の夏季休暇は大阪と大分で過ごしました。
大分1日目は由布院へ。由布院は大学卒業時に卒業旅行で訪れて(と言ってもツアーでほんのちょこっとだけ)2度目。早朝5時半くらいに家を出て電車で仙台、仙台空港から福岡まで一気に飛び、バスで由布院まで…実に遠かった2日目をゆっくり過ごしたかったので、とりあえず一番行きたかった由布院ステンドグラス美術館へ行ってしまうことにしました。
残念ながら中が撮影禁止だったので外観のみ。煉瓦造りの洋館と教会から成っており、那須や川奈に比べてこじんまりとした印象。1800年代からのイギリス、フランス、ドイツなどのステンドグラスの他、エミール・ガレの作品やステンドグラスの下絵など…小型のパイプオルガンもあって何とお触りOK小さいけど本格的な音が出るもので感激でした。でも楽譜持ってなかったのが残念…オルガンを弾くようになってからというもの、暗譜はしたことがなかったので
ステンドグラスで面白いと思った作品では、フリーメイソンのステンドグラス。勿論教会にはおおっぴらに飾れないでしょうから、個人宅にあったもののようですが…。
図録やポストカードがあれば欲しいと思ったのですが、売店には見当たらず…作ってないのかな?なので中の様子はこちらのHPでご覧ください
由布院ステンドグラス美術館
美術館を出てすぐのところに、体験工房もありました。周辺は見事に田圃だらけ(笑)もう秋だなぁ…
この日は猫が9匹いる宿に宿泊遊べるかと思いきや全然寄ってこないツンデレ猫たちでした(笑)でもご飯もおいしく露天風呂も貸切でゆったりできたので満足
翌日は寄り道しながら駅前まで歩き、レンタサイクルを借りました。お天気にも恵まれ、清々しい朝でした連れ合いが言うには、由布岳はモーセが十戒を授かったシナイ山に似ているらしい…
「右手に行けば色んなお店があるよ~」というレンタサイクル屋のおじさんのアドバイスを見事にスルーしてまでも行きたかったのは…キリシタン墓地。観光スポットからは離れており、周囲には民家が点在しています。あまりにも静かで、よそ者の私たちが侵入するのは憚られてしまうほど…。
最初入口を間違えてしまったため、行けども行けども普通のお墓ばかり(キリシタン墓地と言ってもそれだけで独立しているわけではなく、普通の墓地の一角にあるのです)。山の中で随分迷いましたが、一旦降りてみたら案内板発見…どうやらキリシタン墓地への入口はもうちょっと先だったようです。
↑によると、由布院のキリシタンは、約410年前の天正8年(西暦1580年)湯布院郷士の一人奴留湯(ぬるゆ)左馬介が部下とともに洗礼を受けたことに始まるそうです。その翌年には伝道所が設置され、天正14年には立派な教会堂が建てられ、領主フランシスコ大友宗麟の庇護もあり、信者は1500人とも2000人とも言われましたが、幕府の禁教により慶長19年(西暦1614年)以降、厳しい「宗門改め」が行われてキリシタンは一応終焉したものの、いわゆる隠れキリシタンとなった者も多くいたとのこと。大分県指定有形文化財になっているそうです。
薄暗い中、苔むした伏墓が点在しています。四角い穴が開いているのは、十字架を挿していた跡だと思われます。墓石の脇に花瓶が刺さっているのは、今でも花を供える人がいるのでしょうね。
十字架が彫られた墓石を発見。
土手には彼岸花。この時の湯布院は、田んぼや川沿いなど、どこへ行っても彼岸花が綺麗に咲いていました。ほぼ午前中いっぱい山歩きに付き合わされてしまった連れ合いですが、「まぁ、これだけ苦労して訪ねたんだから、今は天国にいるキリシタンの方々も喜んでるんじゃないかな~」と…(^_^;)
そしてカトリック由布教会。やはり観光地から少し離れた所にひっそりと建っています。誰もいなくて扉も閉まっていたけど、外から見た限りではステンドグラス入ってるっぽい…。
お昼は由布院シャガール美術館のカフェで。目の前には見事に金鱗湖が
名残惜しいけども15時頃由布院を後にし、同じ大分県の杵築へ向かいました。連れ合いの神学校時代の同級生がこちらにいて、会う約束をしていたので…。
城下町の風情が残る杵築の街を、ちょっとだけ歩きました。見事な瓦屋根のカトリック杵築教会も車の中からちらっと見ました。後でまた来ればいいやと思っていたけど、その「後で」は結局ありませんでした…(;_;)旅は一期一会、何でも見つけた、出会った時に買うなり写真を撮るなりしないと後悔しますね…
連れ合いの同級生が牧会していらっしゃる、日本基督教団杵築教会。礼拝堂の側面には見事なステンドグラスがこれだけ大きなものは、地方では珍しいのではないでしょうか?良く見ると、ナギットや別の板ガラスを接着剤で?貼り付けている所もあります。大胆
そしてこれまた立派なパイプオルガンも…ちょっとだけ触らせてもらいました。でも、恥ずかしい話自分の楽譜じゃないと同じ曲でも不安になる…右手/左手で音取らなきゃならないとか自分が間違いやすいところとかの書き込みがないからね
この日は杵築へ宿泊し、翌日杵築教会の礼拝に出席させて頂きました。駆け足だったけど良い旅でした。これでクリスマスまでもうひと頑張りできますちなみにお土産にいっぱい頂いたかぼすは、後日ゼリーになりましたよ
大分1日目は由布院へ。由布院は大学卒業時に卒業旅行で訪れて(と言ってもツアーでほんのちょこっとだけ)2度目。早朝5時半くらいに家を出て電車で仙台、仙台空港から福岡まで一気に飛び、バスで由布院まで…実に遠かった2日目をゆっくり過ごしたかったので、とりあえず一番行きたかった由布院ステンドグラス美術館へ行ってしまうことにしました。
残念ながら中が撮影禁止だったので外観のみ。煉瓦造りの洋館と教会から成っており、那須や川奈に比べてこじんまりとした印象。1800年代からのイギリス、フランス、ドイツなどのステンドグラスの他、エミール・ガレの作品やステンドグラスの下絵など…小型のパイプオルガンもあって何とお触りOK小さいけど本格的な音が出るもので感激でした。でも楽譜持ってなかったのが残念…オルガンを弾くようになってからというもの、暗譜はしたことがなかったので
ステンドグラスで面白いと思った作品では、フリーメイソンのステンドグラス。勿論教会にはおおっぴらに飾れないでしょうから、個人宅にあったもののようですが…。
図録やポストカードがあれば欲しいと思ったのですが、売店には見当たらず…作ってないのかな?なので中の様子はこちらのHPでご覧ください
由布院ステンドグラス美術館
美術館を出てすぐのところに、体験工房もありました。周辺は見事に田圃だらけ(笑)もう秋だなぁ…
この日は猫が9匹いる宿に宿泊遊べるかと思いきや全然寄ってこないツンデレ猫たちでした(笑)でもご飯もおいしく露天風呂も貸切でゆったりできたので満足
翌日は寄り道しながら駅前まで歩き、レンタサイクルを借りました。お天気にも恵まれ、清々しい朝でした連れ合いが言うには、由布岳はモーセが十戒を授かったシナイ山に似ているらしい…
「右手に行けば色んなお店があるよ~」というレンタサイクル屋のおじさんのアドバイスを見事にスルーしてまでも行きたかったのは…キリシタン墓地。観光スポットからは離れており、周囲には民家が点在しています。あまりにも静かで、よそ者の私たちが侵入するのは憚られてしまうほど…。
最初入口を間違えてしまったため、行けども行けども普通のお墓ばかり(キリシタン墓地と言ってもそれだけで独立しているわけではなく、普通の墓地の一角にあるのです)。山の中で随分迷いましたが、一旦降りてみたら案内板発見…どうやらキリシタン墓地への入口はもうちょっと先だったようです。
↑によると、由布院のキリシタンは、約410年前の天正8年(西暦1580年)湯布院郷士の一人奴留湯(ぬるゆ)左馬介が部下とともに洗礼を受けたことに始まるそうです。その翌年には伝道所が設置され、天正14年には立派な教会堂が建てられ、領主フランシスコ大友宗麟の庇護もあり、信者は1500人とも2000人とも言われましたが、幕府の禁教により慶長19年(西暦1614年)以降、厳しい「宗門改め」が行われてキリシタンは一応終焉したものの、いわゆる隠れキリシタンとなった者も多くいたとのこと。大分県指定有形文化財になっているそうです。
薄暗い中、苔むした伏墓が点在しています。四角い穴が開いているのは、十字架を挿していた跡だと思われます。墓石の脇に花瓶が刺さっているのは、今でも花を供える人がいるのでしょうね。
十字架が彫られた墓石を発見。
土手には彼岸花。この時の湯布院は、田んぼや川沿いなど、どこへ行っても彼岸花が綺麗に咲いていました。ほぼ午前中いっぱい山歩きに付き合わされてしまった連れ合いですが、「まぁ、これだけ苦労して訪ねたんだから、今は天国にいるキリシタンの方々も喜んでるんじゃないかな~」と…(^_^;)
そしてカトリック由布教会。やはり観光地から少し離れた所にひっそりと建っています。誰もいなくて扉も閉まっていたけど、外から見た限りではステンドグラス入ってるっぽい…。
お昼は由布院シャガール美術館のカフェで。目の前には見事に金鱗湖が
名残惜しいけども15時頃由布院を後にし、同じ大分県の杵築へ向かいました。連れ合いの神学校時代の同級生がこちらにいて、会う約束をしていたので…。
城下町の風情が残る杵築の街を、ちょっとだけ歩きました。見事な瓦屋根のカトリック杵築教会も車の中からちらっと見ました。後でまた来ればいいやと思っていたけど、その「後で」は結局ありませんでした…(;_;)旅は一期一会、何でも見つけた、出会った時に買うなり写真を撮るなりしないと後悔しますね…
連れ合いの同級生が牧会していらっしゃる、日本基督教団杵築教会。礼拝堂の側面には見事なステンドグラスがこれだけ大きなものは、地方では珍しいのではないでしょうか?良く見ると、ナギットや別の板ガラスを接着剤で?貼り付けている所もあります。大胆
そしてこれまた立派なパイプオルガンも…ちょっとだけ触らせてもらいました。でも、恥ずかしい話自分の楽譜じゃないと同じ曲でも不安になる…右手/左手で音取らなきゃならないとか自分が間違いやすいところとかの書き込みがないからね
この日は杵築へ宿泊し、翌日杵築教会の礼拝に出席させて頂きました。駆け足だったけど良い旅でした。これでクリスマスまでもうひと頑張りできますちなみにお土産にいっぱい頂いたかぼすは、後日ゼリーになりましたよ