Vers la lumière 光ある方へ・・・

AtelierGrace発、ステンドグラスと教会のブログ。

ランプ修復終了

2011-11-02 12:24:04 | 修復
ランプの修復がやっと終わりました割れている部分を取り外して洗浄し、ガラスが紛失している部分には新しいガラスを補い、再びコパテープを巻いて組み立てる・・・ある意味一から作るよりももっと神経を使います。



 

 

青い方のランプは割れている部分が少なかったので割とすぐ仕上がったのですが、薄緑の粉々に割れた方をどうしたものか、ずっと頭を抱えていて・・・とりあえず分解してみることに。

ボンドでくっつけてあるのをどう外そうか悩んでいましたが、ハンダとコパテープを取り除いてアルコールで拭いて、それでも取れないものは水につけておいたところ・・・元のガラスを傷めずにきれいに除去できました!今更ですがボンドは水で柔らかくなることを再発見しました

実際分解してみたら何とかテープを巻けそうなピースばかりだったので、どうしても粉々な部分だけ新しいガラスを入れ(でもそういうのはほとんどありませんでした)、再び組み立てて完成しました六面のうち、割れてるのは片側だけなので、無事な部分を表に向けて使用すればいいかなと思います。暗がりでつけてみると優しい色合いで、読書灯に最適なランプですね

  

こうしてみると割れた線というのは実に規則正しく弧を描いており、元からこんなデザインだったのかな!?という気もしてくるから不思議です。そういや昔、うちの父が自宅で陶芸をやっている最中まややが父にドン!とぶつかって、制作中だった壺をぐにゃっと凹ませてしまう事件がありました(もちろん怒られましたよ

しかし父はその後、何とその壺をさらにぐにゃぐにゃに曲げ、そのまま焼いてしまったのです・・・出来上がったアーティスティックな壺を見て「怪我の功名だね」と言ったら「バカもん!」と言われた記憶があります・・・自画自賛ではないけどもし自分のランプだったら、無事な部分ももっと分割してしまうというテもあるのかもしれません・・・。

近々、青い大きなランプに合うベースを探して依頼主にお渡しします。
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