Vers la lumière 光ある方へ・・・

AtelierGrace発、ステンドグラスと教会のブログ。

貝の火(ステンドグラスとお花)

2024-06-28 11:55:01 | お花
子兎のホモイは、悦んでぴんぴん踊りながら申しました。
「ふん、いいにおいだなあ。うまいぞ、うまいぞ、鈴蘭なんかまるでパリパリだ」
風が来たので鈴蘭は、葉や花を互いにぶっつけて、しゃりんしゃりんと鳴りました。
                (宮沢賢治「貝の火」)



昨年の正月頃干支にの兎に合わせて作った、宮沢賢治の「貝の火」をイメージしたステンドグラス。作中に登場するスズランが5月の初めに咲いたので、ステンドグラスの兎と一緒にしてみました。スズランは丈が低いのでなかなか生け花の花材として使われることはないかもしれませんが、いっぱい集めてマッス(塊)にしてみました。もうドライフラワーになってしまった兎のしっぽも一緒に。庭のワイルドストロベリーも白い花を咲かせていたので、百合などと一緒に活けてみました。

…ところで、「貝の火」には、兎たちがスズランの実を食料にしている描写があります。スズランは有毒らしいけど大丈夫⁉

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