フィリピントヨタにおける争議解決のため来日

　フィリピントヨタ労組のエド委員長とウィニー副委員長が、９月１９日に来日した。
２００１年の２３３人の大量解雇・組合つぶし事件の解決を親会社トヨタに求めるためである。来日行動はすでに１０年を超え、日本の支援者とともに９／２２～２３には、愛知のトヨタ本社に乗り込み争議解決の要請行動を行います。
２０日午後、レイバーネットＴＶはトヨタ東京本社前で２人にインタビューした。

下記ＵＲＬからインタビュー動画も見れます。
http://www.labornetjp.org/news/2013/0920shasin

フィリピントヨタ労組の支援を呼び掛ける

　名古屋ミットランド前にて昨年

　１２年に及ぶフィリピントヨタ社の蛮行、フィリピントヨタ労組が団体交渉権を認める承認選挙で勝利したにもかかわらず、フィリピントヨタ社は難癖をつけて、組合員２３３名の不当解雇を企ててきた。彼らは今も戦っている。日本に本社があるトヨタ自動車に抗議するために、彼らは日本の労働者に支援を呼びかけたのである。全トヨタ労働組合も世界連帯の一環として参加しています。
　今年も解決を目指してトヨタ本社要請団来訪　
　フィリピントヨタ労組組合員を訴えていた事件について、トヨタ側が取り下げたことで一部勝訴をしたのですが、２３３名の全面解決には至っていません。ＩＬＯと日本外務省もこの問題解決のためにご尽力を頂いているのですが、トヨタ本社の「権力より愛を」（クラウンのコマーシャル）と裏腹に権力を振りかざしています。
　こうした事態の打開のためには、世論を味方にトヨタ自動車を追い詰めるしかありません。
９月２２・２３日トヨタ本社要請行動予定
　フィリピンの現地から解雇された２名が代表で日本を訪れて、２２日（日）名古屋本社前にて抗議行動を行います。
　そして、翌日の２３日（月）は朝から豊田市本社前にて要請行動と社員の皆さんに賛同を呼び掛けます。毎年恒例になっていますが、会社は神経質になっており、昨年同様、労働組合幹部まで動員して妨害をするものと思われます。
　アメリカトヨタ社のセクハラ問題にはいち早く本社が乗り込んで解決したのに、なぜフィリピントヨタ社に乗りこんで解決しょうとしないのか。いやむしろトヨタ本社が事件を引き延ばしていると言われている。いったいなぜだ？。

トヨタ自動車株式会社よ、貴社の独りよがりの権力を振りかざせばかざすほど、世界が迷惑をするのです。一日も早く全面解決をすべきです。

愛知健康センター総会

　

　９月１日（日）に名古屋市内にて、愛知働くもののいのちと健康を守るセンターの第２３期総会が開かれました。（略称ＮＰＯ法人　愛知健康センター）
　第１部では、水野弁護士から、「過労死防止基本法制定をめざす取り組みについて」と題して記念講演が行われました。
　長時間、過密労働とパワハラなどにより精神疾患を患う労働者が後を絶たず、増え続ける過労死です。過労死を出した企業の社会的公表をもとめながら、国会内では超党派による過労死防止基本法制定をめざす動きが生まれています。
　働く人たちの労働災害は、社会的損失でもあり、企業にとっても損失です。
　第２部は、総会と言うことで、総括と運動方針などが議論されて採決されました。過労死家族の会からは勝利した報告と現在裁判をたたかっている遺族の方たちが紹介されて勝利を誓いあいました。
　愛知働くもののいのちと健康を守るセンターの電話は０５２－８８３－６９６６です。労働災害申請をする前に必ずセンターに相談して下さい。