第33回コミュニティ・ユニオン 全国交流集会in静岡
”生きることはつどうこと、コロナをのりこえ、連帯を深めよう!„
2021年12月4~5日の2日間、静岡県立大学キャンパスで、全国の労働組合(一人で入れる労働組合)が北は北海道から南は九州まで200名を超える仲間が集いATUからも5名が参加しました。
一日目の全体交流会は、前半総会が開かれ経過報告、活動方針などがあり、次期役員体制が提案されました。後半は記念講演として「コロナ禍において問われる労組の意義~憲法を考える」と題して笹沼静岡大学教授(憲法学)にお話をいただきパワーポイントで分かりやすく解説いただきました。
二日目は12の分科会に分かれてデスカッションを2時間かけて実態を知り、闘いを知り、深め合いました。
ATU参加者の感想、「日本各地、北海道から九州までの労働組合員が集う大規模さに驚いたと共に、初参加の私に声を掛けて頂ける『全トヨタ労働組合』知名度の高さ、組合をここまでに築き上げて頂いた先輩方に感謝の気持ちと感動で涙が出ましました。
個別活動報告では同様の問題や悩みを抱えている仲間が大勢集まり、心を一丸として分かち合えたことで勇気をもらえ、今後の組合活動への活力となりました。印象深かったのは、今の世の中、まだまだパワハラによる肉体的暴力が散発しており大勢の人が働く場を失っている・・・。『嫌だ・やめて』と言えない労働者が一人で悩み、メンタル不全を発症している現実に驚きました。被害者にも悪い所がある?・・・そんなことは無い!正直に言えない風土が根強くあり諦めてしまう。
一番いけないこと・・・それは労働条件の問題から毎年数万件に及び発生する多くの『自死』です。全国各地に相談窓口がたくさんあるので気兼ねなく扉をたたきましょう。暖かく受け入れてもらえる仲間が近くにたくさんいます。
今回の交流会で気づいたことは、女性の参加者が多いと感じました。男女問わず、年齢問わず集う場をどんどん広げ、明るく、楽しく、仲良く、そして元気よく働ける日本社会を作って行きましょう!」
来年は10月に北海道を会場に開催されます。