トヨタに行政指導
既にブログで展開しているトヨタ自動車の労働災害隠しで、豊田労働基準監督署は一連の調査が終わり行政指導が行われた模様です。問題は3点あります。
一点は、切傷災害であるにも関わらず業務災害としないで、「独身寮でドアに挟まれてケガをした」ように上司が指示をして私病にしていたこと。
二点は、車体部の部長はじめ職制が口裏を合わせて労災を隠していたこと。
三点は、堤工場では労災隠しで、今年の4月に行政処分を受けていたにもかかわらず繰り返していること。
全く反省がされておらず
全社的に犯罪が繰り返されていることは見逃すことはできません。なぜこのようなことが繰り返されるのか、どこに問題があるのか検証をしなければなりません。旧態依然として、トヨタの労務体制はトップダウンです。お上の言うことは絶体であり、逆らうことができない「全体主義で統制がとられている」と言われます。業務とプライベートも境目がありません。個人のプライベートまで監視し介入してきます。その事実は読者の皆さんから語っていただきましょう。
確かに災害対策には熱心です。作業者は怪我をしたくて作業をしているわけではありません。0,5秒の作業短縮をするためにストップウォッチをもって計測されたらどんな心境になるだろうか。年間災害「ゼロ」の目標が立てられたらどんな心理状態になるだろうか。
全従業員に徹底を
今回の労災隠しは、明らかに犯罪です。法に反することをしたトヨタ自動車は社会的責任を自覚し、社長自らが減給をし従業員に謝罪すべきです。絶対に同じことを繰り返さない決意を示すべきです。