全トヨタ労働組合(ATU)

トヨタ自動車および関連企業で働く労働者の企業横断型労働組合です。一人でも加入できます。

アイシン精機 セクハラ犯罪をなぜ正さない

2019年09月30日 21時00分30秒 | アイシン精機
何しているんだろう!アイシン精機

 8月28日に4回目の団体交渉で新たな事実を明らかにして(セクハラと安全配慮違反)アイシン精機に対応をお願いしました。5回目の団体交渉日程は調査の上で、アイシン精機の方から組合に通知をする約束をしました。
 しかし1か月過ぎているのにいまだに通知がありません。当然組合から催促を郵送でしているところです。衣浦工場の「T」工長のセクハラ行為は動かしがたい事実です。「T」工長は業務中に卑猥なメールを送信していました。また被害者が業務中にもかかわらず、一方的に携帯でいかがわしい写真見せて反応を見る行為をしていたのです。それだけではありません。それでもアイシン精機は「T」工長をかばう姿勢を示していました。

 従業員の力で職場からハラスメントを無くしていきましょう。

 国は「ハラスメント規制法」を造りました。これに沿ってすべての企業が規則を作り、全従業員に教育等を周知徹底しなければなりません。すでにアイシン精機ではセクハラ禁止条項は社員就業規則に盛り込まれています。禁止条項に照らし合わせても「T」工長の行為は就業規則違反であることは明白です。組合は再発防止のためにも、次のことを会社に求めています。①謝罪をすること②加害者を処分をすること③再発防止策を講じること④被害者に損害補償をすること、です。
 企業内の問題は企業内で解決することを原則に、労働組合の性質上からアイシン精機と紳士的に交渉を行っているのに、敵対的な姿勢では解決できるものも解決できません。世論に訴えることも考えなければならないかもしれません。
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豊田章男社長抗議書と要請書出しました

2019年09月26日 19時20分40秒 | トヨタ自動車



2019年9月22日
トヨタ自動車株式会社
代表取締役 社長 豊田章男 殿
知立市東栄3-25
西三河地域労働組合総連合内
全トヨタ労働組合
執行委員長 若月忠夫

抗 議及び要 請 書
 全トヨタ労働組合は教宣活動として、「機関紙」33号を9月16日(月)に堤工場、9月19日(木)高岡工場で午後3時過ぎから5時ごろまで配布活動をしました。
 その時に貴社の守衛員が門の外に出て(明らかにいつもの立門と違う場所)監視行動をしていました。私若月忠夫は、不審に思い守衛員に確認をしたところ、機関紙を受け取った人を数えるために「カウント機器」を持ちカウントしていたこと、さらにボイスレコーダーを持って録音なるものをしていたことが判明しました。
 また、人事担当者であろう社員が必ず機関紙配布をするたびに、配布する当組合員の傍に多いときは5人ほど立ち、かつ敷地外で社員の通勤通路の要所に立たせては監視行動を繰り返しております。
 19日高岡工場で配布していたことに対する、貴従業員の反応が、当組合のブログに以下のコメントでありました。
 『今日皆さんがチラシを配っていましたが、取りたくても取れないんです。ごめんなさい。上の人たちが取らないようにと言うんです。同僚同士で監視しています。なん何なんでしょうねこの有様は、ハラスメントですよ。』
 これらは明らかに人権侵害であり、労働組合の正当な活動に対する妨害でもあり、不当労働行為を働いている証拠です。トヨタ自動車は法律を犯しています。直ちにこうした行為を止めるよう抗議いたします。
追伸
 2020年の東京オリンピック開催の件で、貴社は従業員に数日ボランティア活動に参加するように強制している告発が当組合にありました。しかも有給休暇を利用するよう指示を出しています。自主活動とは会社の勝手な造語であり、会社管理にあるものは明らかに業務です。ボランティア活動にオリンピック委員会から要請されているのであれば業務として派遣すべきであり、強制しないように要請します。
                                                                 以上



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豊田章夫社長 なぜ!トヨタは不当行為を繰り返す

2019年09月22日 22時49分55秒 | トヨタ自動車
ヒトラーの雰囲気 
 
『今日皆さんがチラシを配っていましたが、取りたくても取れないんです。ごめんなさい。上の人たちが取らないようにと言うんです。同僚同士で監視しています。なん何なんでしょうねこの有様は、ハラスメントですよ』 これはATUのブログにコメントをいただいたものです。
 ATUは9月16日(月)トヨタ堤工場門前と9月19日(木)トヨタ高岡工場門前にて、機関紙33号を配布しました。従業員の目つきであったり態度からして、これまでの雰囲気と随分違っていました。
 そして相変わらず、いつもいない門前に守衛さんが立っており、後ろに手を組んでいました。おかしいなと思って確認に行ったら、受け取った人の数を数えるためにカウント機器を持っていました。さらにボイスまで持っていたのです。
 この行為は明らかに、労働組合に対する敵対意識から来るものであり尋常ではありません。ご承知のように労働組合は憲法等で認められていて、組合をつくること、会社と争いをすること、交渉をすることは認められています。それを拒むと「不当労働行為」として会社は処罰を受けることになります。

敵対扱いされる筋合いはない 
 組織に介入できる組合は何をやってもおとがめなしだが、ATUは組織外として、団体交渉はやるが、それ以外は何一つ認めようとせず、敵対関係とみなすトヨタ企業です。だから「コメント」にあるような行為が起こります。
 今回の機関紙のメインは、法律で「ハラスメント規正法」がつくられて企業に義務づけられました。すべての企業から「ハラスメント」を無くそうと呼びかけています。具体的問題として、アイシン精機(本社刈谷市、トヨタ系)の女子社員が上司に公私ともにセクハラを受けていたことを告発して、労使交渉をしている記事を載せています。(ブログ記事を参照ください)

労働組合を敵視することは市民を敵視するもの
 トヨタ自動車の行為は陰湿と言うだけでなく、明確な法律に違反していることを平然と行っているのです。このところ不祥事続きのトヨタですが対応が早いです。なぜなら法律に反している行為が世間に知られると困るからです。なのに労働組合に対する不当行為は平然と行うのは世間に知られないからでしょうか。ばれなければ良しとするトヨタの態度を改めるよう9月22日付けで「抗議書」を豊田章夫社長に郵送しました。
 皆さんに情報をお寄せいただいて、トヨタの理不尽さを世間に知らしめましょう。そしてまともな企業にしましょう。
コメント (2)
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アイシン精機 セクハラ問題解決のために団体交渉

2019年09月02日 20時53分32秒 | アイシン精機
アイシン精機はなぜセクハラ行為を認めない

 8月27日にアイシン精機と第4回目の団交をもちました。今回の団交のテーマは第3回で時間切れになり持ち越しになっていた第2回に会社から提出されたセクハラ問題での会社の調査なるものに対する組合からの反論です。
 加害者T上司は「女子社員へのわいせつ行為の一部を認めた上で、それを「仲のよい同僚」という関係の上でやったと言っているので、会社としては判断できない」、これが聞き取りにもとづく会社の回答でした。
 しかし、「二人の関係は「仲のよい同僚」といえるものではなく、明らかに上司、部下の関係であり、上司・部下の関係を利用したセクハラ行為で有ることは否定できない」。と組合として明確に主張しました。さらに被害者女子社員からも、T上司からのわいせつ行為が「仲のよい同僚」関係ではなく嫌がる女子社員への強要行為で合ったことを示す事実も明らかにしました。
 また、「女子社員が会社に訴えた記録がない」という会社の主張に対しても、「記録を残っていないとしても休職中に女子社員宅へ上司が訪問した時に、T上司にセクハラ被害を受けたことを「訴えた」という事実は消し去れない」と明確にしました。
 さらに第二回目の団交で、人事担当者が「お互いで解決することを助言した」と言っていることを確認したと認めておきながら、後になって「そんな発言はなかった」と否定するという会社の見え透いた責任逃れの態度も厳しく問題にしました。
 そしてこれらの指摘の上に、会社はT上司と女子社員の主張について「どちらが正しいのか判断できない」と言って会社の判断を曖昧にすることは「加害者がセクハラを認めない限り、判断できない」と言っているということであり、それはまさにセクハラを容認する態度ではないか、と問い詰め、これへの回答を次回に行うことを要求しました。
 次回の団交では、この回答とともに、第3回団交で明らかにした女子社員の仕事上での負傷に対する会社としての安全配慮義務の放棄についての回答をもらうことになっています。
 被害者女子社員の告発に対して、加害者Tがセクハラ行為をしたことを認めているのに、いまだにアイシン精機は何の処分もしないのは異常です。
ハラスメント規制法の実効性を求めていきます。
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