征伐してやる
10月24日(金)午後2時50分、某警察署から当労働組合に電話が鳴った。何事かと思ったら、(株)デンソーで働く期間従業員が全トヨタ労働組合に助けを求めてきました。理由は警察で聞くことにして、私が出かけました。生活安全課で(保護)されていました。署にきた当初はかなり興奮していたそうで署員と話をしているうち落ち着いた様子でした。
事の発端は、入社されたのが10月22日で、某独身寮に入居したのはいいのですが、独身寮の間取りは玄関が一か所で中は6畳程度の部屋が4部屋に仕切られており、トイレ洗面所は共同使用です。水洗トイレですが、シャワー温便座がついておらず、共同のためカバーをつけることができないのと、トイレと部屋に異臭がこもり咳が出るようになるなど住居環境が悪く、よほど我慢が出来なかったようです。部屋を変えてくれるように要望したが、どこの部屋も同じ環境でした。会社の担当者は前向きに検討しますと返事をしてくれたにもかかわらず、3日目の研修中に呼び出され、「要望に応えられない」とむげに断られたそうです。「まえむきに・・・」という言葉と回答とにかい離があり、期待していた彼は怒りを覚え、とっさに会社を飛び出し自殺を図ろうとして近くの山に逃げ込んだそうです。その行動に危険を感じた会社担当者は、追いかけ捜索しながら、某警察署に捜索願をだして大騒ぎになり、某警察署に保護されたようです。ところが、私が署に着いた午後3時40分時には会社関係者はおりませんでした。デンソーの従業員なのに引き取ることもせず、あきれることに警察に丸投げをしていました。昼食も差し出さず、空腹状態と目をはらし、むなしいほどでした。初対面でしたが、彼を当労働組合が身元引受人になって引き取りました。
彼を車に乗せて、まず遅い夕食を餃子王将で腹いっぱい食べてもらいました。23歳と若いのに考え方もしっかりしていて自己主張ができる青年です。なのにこんなことになってしまったのか、彼だけを責める気にはなりませんでした。
警察署では、署員から「採用を取りやめること」を会社が言っていることを聞いたそうです。(後に会社は、採用取りやめを本人と合意していると言っています)青年は文書で交わしたわけでもなく、合意した覚えはないと言っています。従業員証は会社が没収していました。住んでいる寮は、25日(土)に退寮するよう告げられていました。あまりにもひどすぎるデンソーの対応です。西尾工場の人事担当者に面会を求めて行きましたが、退勤していて話ができませんでしたが、本社の人事採用課の担当者に電話がつながったのが午後7時くらいでした。詳しくわかる人が退勤しているとのことでしたが、連絡を取ってみる旨で、折り返し連絡をくれることになりました。独身寮に出向き、担当者と話をしたら事情をすでに知らされていたようで、デンソーからは明日(25日)中に退寮するよう指示を受けていますとのことでした。デンソーは理由も述べずに一方的に「採用取り消し」を決定し、寮から追い出そうとしました。雇用契約が来年の4月まであるのに一方的に破棄することは解雇であり、労基法違反です。このことを人事担当者に話して対処するよう求めました。今から検討をして折り返し返事しますとのことだったので、寮で彼と連絡を待ちました。21時、22時、23時になっても返事がきません。再三催促をしました。返事が来たのが23時15分でした。とりあえず、26日(日)まで寮の使用ができることになりました。
27日(月)の今日刈谷労働基準監督署に「すでに働いており、採用取りやめは、解雇にあたるので違法であるので調査するよう申告しました。
寮の件でこの程度は我慢できないのかとの意見もあるかと思いますが、聞くところによると他の同僚も自分の部屋のトイレは使用したことがないといいます。私のような年配は洋式でも温便座等がない時代ですからボットンでも平気でしたが、住宅事情も変化して住居環境がずいぶん変わりました。若い人たちはそれだけに抵抗があるのはよくわかります。彼が入居している寮はいわば独房みたいなもんです。今どきの寮は当然個室化されてプライバシーが守られるような環境になっています。郵便受けも集合方式になっていて、他人の郵便を故意に持ち去ることもできるなど、プライバシーが守られていませんでした。期間従業員の皆さん、疑問に思うことがあるのに、黙っていては何も変わりません。労働組合に加入して、自らを守り、みんなで声を上げてより良いものにしていきましょう。
10月24日(金)午後2時50分、某警察署から当労働組合に電話が鳴った。何事かと思ったら、(株)デンソーで働く期間従業員が全トヨタ労働組合に助けを求めてきました。理由は警察で聞くことにして、私が出かけました。生活安全課で(保護)されていました。署にきた当初はかなり興奮していたそうで署員と話をしているうち落ち着いた様子でした。
事の発端は、入社されたのが10月22日で、某独身寮に入居したのはいいのですが、独身寮の間取りは玄関が一か所で中は6畳程度の部屋が4部屋に仕切られており、トイレ洗面所は共同使用です。水洗トイレですが、シャワー温便座がついておらず、共同のためカバーをつけることができないのと、トイレと部屋に異臭がこもり咳が出るようになるなど住居環境が悪く、よほど我慢が出来なかったようです。部屋を変えてくれるように要望したが、どこの部屋も同じ環境でした。会社の担当者は前向きに検討しますと返事をしてくれたにもかかわらず、3日目の研修中に呼び出され、「要望に応えられない」とむげに断られたそうです。「まえむきに・・・」という言葉と回答とにかい離があり、期待していた彼は怒りを覚え、とっさに会社を飛び出し自殺を図ろうとして近くの山に逃げ込んだそうです。その行動に危険を感じた会社担当者は、追いかけ捜索しながら、某警察署に捜索願をだして大騒ぎになり、某警察署に保護されたようです。ところが、私が署に着いた午後3時40分時には会社関係者はおりませんでした。デンソーの従業員なのに引き取ることもせず、あきれることに警察に丸投げをしていました。昼食も差し出さず、空腹状態と目をはらし、むなしいほどでした。初対面でしたが、彼を当労働組合が身元引受人になって引き取りました。
彼を車に乗せて、まず遅い夕食を餃子王将で腹いっぱい食べてもらいました。23歳と若いのに考え方もしっかりしていて自己主張ができる青年です。なのにこんなことになってしまったのか、彼だけを責める気にはなりませんでした。
警察署では、署員から「採用を取りやめること」を会社が言っていることを聞いたそうです。(後に会社は、採用取りやめを本人と合意していると言っています)青年は文書で交わしたわけでもなく、合意した覚えはないと言っています。従業員証は会社が没収していました。住んでいる寮は、25日(土)に退寮するよう告げられていました。あまりにもひどすぎるデンソーの対応です。西尾工場の人事担当者に面会を求めて行きましたが、退勤していて話ができませんでしたが、本社の人事採用課の担当者に電話がつながったのが午後7時くらいでした。詳しくわかる人が退勤しているとのことでしたが、連絡を取ってみる旨で、折り返し連絡をくれることになりました。独身寮に出向き、担当者と話をしたら事情をすでに知らされていたようで、デンソーからは明日(25日)中に退寮するよう指示を受けていますとのことでした。デンソーは理由も述べずに一方的に「採用取り消し」を決定し、寮から追い出そうとしました。雇用契約が来年の4月まであるのに一方的に破棄することは解雇であり、労基法違反です。このことを人事担当者に話して対処するよう求めました。今から検討をして折り返し返事しますとのことだったので、寮で彼と連絡を待ちました。21時、22時、23時になっても返事がきません。再三催促をしました。返事が来たのが23時15分でした。とりあえず、26日(日)まで寮の使用ができることになりました。
27日(月)の今日刈谷労働基準監督署に「すでに働いており、採用取りやめは、解雇にあたるので違法であるので調査するよう申告しました。
寮の件でこの程度は我慢できないのかとの意見もあるかと思いますが、聞くところによると他の同僚も自分の部屋のトイレは使用したことがないといいます。私のような年配は洋式でも温便座等がない時代ですからボットンでも平気でしたが、住宅事情も変化して住居環境がずいぶん変わりました。若い人たちはそれだけに抵抗があるのはよくわかります。彼が入居している寮はいわば独房みたいなもんです。今どきの寮は当然個室化されてプライバシーが守られるような環境になっています。郵便受けも集合方式になっていて、他人の郵便を故意に持ち去ることもできるなど、プライバシーが守られていませんでした。期間従業員の皆さん、疑問に思うことがあるのに、黙っていては何も変わりません。労働組合に加入して、自らを守り、みんなで声を上げてより良いものにしていきましょう。