全トヨタ労働組合(ATU)

トヨタ自動車および関連企業で働く労働者の企業横断型労働組合です。一人でも加入できます。

ちょっと覗いてみた労働基準監督署

2014年08月18日 20時54分38秒 | Weblog
愛知県西尾市にある労働基準監督署西尾支署管内の労働災害状況は

 平成26年の西尾地区における労働災害発生状況は、7月末把握時点で、死亡災害2件、休業災害83件です。死傷災害は昨年同期に比べると、約42%増と大幅に増加しています。
業種ごとの増加数(前年同期比)では、建設業が9件、製造業が7件、商業が6件、清掃業及び運輸交通業が4件と特に増加しています。

安全を最優先に!
 西尾支署管内には、アイシン精機、デンソー、アイシン高丘などの製造業があり、当組合員で労災事件で裁判をたたかっている企業アイシン機工(株)もあります。2002年以降、製造現場にも派遣等が行えるようになってから、非正規労働者が4~5割を占めるようになり、業務訓練、安全訓練が十分行われず即戦力として職場に投入されるために、災害が増加しているものと思われます。
 ジャストインタイムシステムは、流れ作業で設備のスピードに人間力を合わせなければならないために、無理な作業動作が伴います。そこに長時間、反復作業などで疾病災害を発生させるメカニズムがあります。機械が壊れれば部品を交換すればすみますが、人間は生身の体です。安全優先を求めて行きましょう。
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AKK 吉田地位保全等裁判は

2014年08月07日 20時07分23秒 | Weblog
8月5日(火)午後3時から、アイシン機工吉田さんの裁判が名古屋地裁でありました。
 
 8月1日(金)に進行協議が行われた時の確認がされました。10月10日(金)にスタットボルト仮締めの実証実験をすることになりました。ヘットカバーは会社が準備をする。白手袋とゴム手袋、そしてスタットボルトは双方で新品を持ち寄ることになりました。実証する人は、会社側から経験者一人と原告本人です。
 はたから見ている者にとっては、スタットボルトの仮締めは簡単なように見えるものです。経験者である作業者に再現させることは、あまり本質がわからないと思います。裁判官自らが最低でも1時間は作業を連続して検証すべきです。

 アイシン機工は、後付けで右手は完治していたとか、ほかに疾病者はいないとか反論しているが、仕事で怪我をしたことは何よりも本人が証人であり、労災申請に会社も積極的に関与していたのですから、原告の救済にあたるべきだったのです。たとえ高裁に上がったとしても、国側は労災でない証拠として何を主張するのでしょうか。ボタンのかけ違いをしてしまったアイシン機工は、非を認め補助参加「控訴」を取り下げるべきです。
 いつまでも揉めていては、地域からも汚名をつけられることになるだけに、社長が変わり新体制となった経営陣は英断をすべきです。と同時に親企業であるアイシン精機は解決のために責任を持つべきです。
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