お世話になりました
昨年は多くの皆さんにたいそうお世話になりまして心よりお礼を申し上げます。
ATUの最大の取組でありましたアイシン機工(AKK)労働者の吉田さんの「労災認定裁判」と「地位確認裁判」が3月に和解という形で解決に至りました。労災認定を認めさせることができましたが、職場に戻る課題が実現に至りませんでした。ご本人はもとよりAKKで働き期待していた皆さんに申し訳なく思っています。ご本人は今広島の病院で治療に専念して一日でも早く社会復帰できるよう頑張っています。
今年もよろしくお願いいたします
ATUは1月22日で創設10周年になります。巨大企業オールトヨタで働く労働者は、多くは企業内労働組合に組織され企業にひれ伏す形態で労働強化に駆り出され企業戦士として身も心もが奪い取られています。だからこそ今そこに疑問を感じ、少なからぬ労働者が考え始めています。まだまだ疑問を感じても、諦めるか会社を辞めるかを選択してしまうのですが、ATUのように企業に縛られず自由に労働組合運動ができる形態が少しずつ増えてきています。当組合の組合員も企業内組合を脱退して、一人でも入れるATUに加入して自分の問題をみんなで考え行動をする生きた労働組合運動をとおして人間らしく生きる挑戦をしています。
政治を変えないと大変なことになる
安倍自公政権ができて3年になります。昨年は秘密保全法、安保関連法などを次々と強行成立させ憲法の根幹を揺るがす事態となっています。夏には参議院選挙があります。独裁的安倍政権を倒し、政治を主権者の手に取り戻す一歩にしなければなりません。
また労働者を取り巻く環境は年々厳しくなっています。悪徳社労士について、新聞等で既に報告されておりますが、会社から社員を追い出すために、愛知県の社会保険労務士が極めて悪質な論評を自らのブログで公表しておりました。すでに多くの抗議で該当ブログは削除されておりますが、悪質な社労士による労使交渉・争議への介入は多々見られるところであり、今回のことについては、愛知労働局、愛知社労士会に対し厳重な抗議の申し入れをして行かなければならないと思います。さらに労働法制改悪が1月に開会する国会で「残業代ゼロ法」などの労働法制改悪法案が議論されることが予想されます。県弁護士会とも協力して反対運動を盛り上げていきたいと思います。たたかおう!黙っていては雇用も命も守れない!