全トヨタ労働組合(ATU)

トヨタ自動車および関連企業で働く労働者の企業横断型労働組合です。一人でも加入できます。

働くものの祭典85回メーデーにおもう

2014年04月25日 11時16分48秒 | Weblog
 駆け込み需要が終わった4月以降もトヨタ各社は「期間従業員募集」を展開している。2013年度の世界生産は単独で900万台を超えたと発表されました。トヨタは国内生産を300万台に絞り込んでいるために、系列企業は利益確保に知恵を絞っています。共通することは人件費の削減です。1992年以降製造業にも派遣が緩和されて、正社員から非正規社員の比率を高めることに舵をとってきました。
 非正規労働者は年齢に関係なく日給制で働いています。しかも採用半年は年次有給休暇はありません。休めば日給や手当が減るので体調が悪くても出勤をしなければならないプレッシャーがあります。正社員のボーナス支給時期などはモチベーションが極端に落ちます。非正規で働きたい労働者がいることは承知していますが、働く人口の4割5割が非正規となると社会構成から言って、本当にこんな働かせ方でいいのだろうかと疑問に思います。「限定正社員」などと差別的くくりがされる労働法制が独り歩きしています。企業の利潤主義が社会のルールを崩壊していることに、労働組合はもっと直視し社会的発言権を持つことが必要です。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

AKK 吉田裁判判決後の動きパートⅥ

2014年04月23日 22時43分51秒 | Weblog
アイシン機工(AKK)は「補助参加」を取り下げよ!
 パートⅤの記事で、アイシン機工が補助参加した理由が裁判所から通知されてきて、双方に意見を求めたうえで、裁判所が受理するか否かを決定することをお伝えしました。名古屋高裁にて行われることになっていますが、23日現在そうした手続きがいまだに行われていません。名古屋地裁で労災として判決が確定したにもかかわらず、AKKは国の意向(控訴しなかった)と違う行為をおこなったことで、原告の労災保険による救済が遅れています。一日も早く人としての尊厳を守るためにも潔く非を認め被災者の治療と生活を保障すべきです。

アイシン機工は世間の声に耳を傾けよ!
 判決に対するAKKの姿勢に対して、当組合のブログやメールでたくさんの意見が寄せられています。「アイシングループの恥です」の声をはじめとしてAKKに対する批判が圧倒的に占めており関心の高さがうかがわれます。長引けば長引くほどアイシングループをはじめとして、トヨタグループ全体に波及して社会的批判は免れないでしょう。そして、これらを通して職場で困っている労働者の力になることでしょう。引き続きご支援をよろしくお願いいたします。
コメント (41)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

AKK吉田裁判判決後の動きパートⅤ

2014年04月17日 10時44分29秒 | Weblog
国は早急に補償手続きに入るべきです!
 昨日16日に愛知労働局の労災補償課をたずねて、国は控訴しなかったのだから「労災は確定」しているのであり、早急に手続きに応じるよう要請をしました。
担当者の話によると、アイシン機工が「補助参加」ということで控訴してきたので、手続きに入れないことが明らかになりました。
 また、こうした事例は、労働事件では見受けられないということで、検討されているので今しばらく待ってほしいとのことでした。弁護団の情報によると、近くアイシン機工が補助参加した理由が裁判所から通知されてきて、双方に意見を求めたうえで、裁判所が受理するか否かを決定するそうです。

アイシン機工は国を欺くのか!
 いずれにしても、国を取り締まる司法が「労災」として認めたことで、国は控訴せず従ったのに、アイシン機工が、このことを不服として申し立てた行為は、国側から見れば「屈辱」以外に何物でもありません。
 アイシン機工は、労災申請の時「現認」の証明をしており、仕事との因果関係ははっきりしているのですから、潔く非を認め被災者の治療と生活を保障すべきです。
コメント (41)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

AKK吉田裁判判決後の動きパートⅣ

2014年04月15日 19時25分19秒 | Weblog
被告である国は控訴しなかったのに、なぜAKKは裁判所の決定に従わないのか
 アイシン機工は、当労組との団体交渉では、再三労災認定は国が決めるものと主張してきました。ところが国の不支給決定を裁判所が取り消す(右手のみ)判決を言い渡したのにもかかわらず、国が従うことを決定したのに、AKKは司法の決定を不服としたのです。

吉田さん「労災認定」裁判、会社が労災裁判への「補助参加」と「控訴」を申し立て
 吉田さんの「労災認定」裁判は、周知のように右手首の負傷を「労災」と認定する判決が3月18日に下りました。それ以降、私たちはこの判決を確定させるために、国に対して「控訴するな」の運動を様々な形で取り組んできました。その結果、国は控訴を断念しました。ところが会社AKKが、控訴期限(4月1日)になって、裁判所に裁判への「補助参加」と「控訴」を申し立ててきたのです。民事訴訟法42条には「訴訟の結果について利害関係を有する第三者は、当事者の一方を補助するため、その訴訟に参加することができる」とあります。ところが「当事者」である国が「控訴」を断念しているにもかかわらず、しかも裁判中は裁判の進行を傍観していたにもかかわらず、労災認定の判決が出されるや、突然「利害関係を有する第3者」として、当事者(国)の意向(控訴断念)をも無視して、「国を補助する」として介入してきたのです。これは「労災認定」判決に驚き慌てた会社の暴挙でしかありません。それは社内からの反発や社会的非難を浴びることも目に入らず、ともかく「労災認定」を阻止する、吉田さんを会社には帰さない、他の多くの同様の労災が問題になるのを封殺する、このような危機感に駆られての血迷った悪あがきです。
 4月10日に会社に申し入れに行ったとき話の中で、担当者が「国に裏切られた気持ちで国を訴えたい気持ちだ」などと腹の内を明かしましたが、裁判中に「補助参加」を申し出るならいざ知らず、決定後に態度表明をするなどは言語道断であり傲慢な態度といわなければなりません。直ちに取り下げるべきです。

たたかいを強めて断念を!
 吉田さんの負傷を労災として認定させ、彼の職場復帰を勝ち取っていくためには、このような会社の悪あがきを徹底的に叩かなければなりません。このような思いで会社に対する闘いをやってきました。今日までやってきたのは、以下の行動です。
① 会社に対する「抗議と申し入れ」のファックス送付活動。直接要請した方、団体で百数十です。さらに多くの方に拡散させていただいていると思います。
 ② 10日には、AKK従業員へのビラ配布。
 ③ 同日、会社への抗議と申し入れの行動
 ④、岡崎労基署西尾支所訪問
 裁判所からは14日までには、この会社の申請の取り扱いについての連絡はありません。
 さらに「労災認定」の判決を確定させるための闘いを強めていく必要があります。14日に弁護団との協議をもち、①裁判所の意向を確かめること、②国に労災保険支給の手続きを開始させること、そのために愛知労働局、厚生労働省への申し入れを行うこと、③AKKの親会社であるアイシン精機に対して団体交渉を申し入れ、圧力を加えていくこと等を確認しました。
皆さんのご支援を引き続きお願いいたします。
コメント (21)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

AKK 吉田労災裁判判決後の動き パートⅢ

2014年04月10日 19時06分46秒 | Weblog
 アイシン機工は、直ちに補助参加と控訴を取り下げよ!
 アイシン機工は、当労働組合との団体交渉では、労災かどうかは国が決めるものであると言い切っていたのに、裁判で認定判決が出て国側は控訴をしなかったのですから、会社もそれに従うべきなのに国に対して反抗をしたことになります。
 当労働組合としては、見過ごすことができないことですので、本日(10日)吉良工場門前にて緊急号外ビラを配布しました。世論の力をお借りしなければこの会社はコンプライヤンスを守りません。
 本日は、合わせて、会社に対して、補助参加と控訴を取り下げるよう「抗議と申し入れ」を行いました。FAXのよる抗議も続いています。何よりもトヨタの力を借りて抵抗しているでしょうから、この理不尽な行為を世界に知らし目なければなりません。次から次とリコールを出し続ける異常さは企業体質の表れでもあります。
コメント (38)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

AKK吉田裁判その後の動きパートⅡ

2014年04月09日 08時21分51秒 | Weblog
裁判判決後もメールやブログへのコメントを沢山いただき有難うございます。 
 前記のごとく、4月1日に国側は控訴をしませんでした。労災として確定をしたはずが、実は会社側が代理人の弁護士を介して、「補助参加」と「控訴」の手続きをとってきたことが分かりました。
 しかし、8日の時点でも裁判所から受理したとは、原告代理人の弁護士には連絡が入っていません。
 全トヨタ労働組合は、諸団体・支援する会の皆さんに呼びかけて、アイシン機工に対して、「撤回」するよう抗議のFAXを展開しています。また、世間にこの理不尽な行為を知らせるためにビラまき、抗議行動・マスコミ等に対応するよう全力を挙げて取り組みます。ご支援よろしくお願いいたします。
コメント (16)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

AKK吉田裁判判決後の動き

2014年04月06日 09時42分39秒 | Weblog
4月1日の期限で控訴を断念した国側でしたが、アイシン機工が「補助参加」と言うことで異議申し立てをしました。
 補助参加」についてですが、「利害を有する第3者」にこの権利はあります(民事訴訟法42条)。しかし、今なを会社(代理人)が「補助参加」と「控訴」の手続きをとったことは、裁判所からの正式の連絡はありません。
 裁判所から連絡がないということは、裁判所も取り扱いに苦慮しているのではないか、というのが弁護士の見解です。この「補助参加」については当事者(原告、被告)は異議申立の権利を有しているので、裁判所が勝手に「補助参加」を認めることはないだろう。裁判所から連絡があるはず、というのが弁護士の話です。裁判所が門前払いにせず申し立てを受理した場合は原告としては異議申し建てをすることになります。そして裁判所が「決定」を出します。ですから焦点は「補助参加」が認められるか否か、ということになります。
 アイシン機工に対して、抗議行動を引き続き展開します。ご協力をお願いいたします。
コメント (35)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

AKK吉田労災認定裁判は確定?

2014年04月02日 18時27分03秒 | Weblog
悪あがきするアイシン機工 
 3月18日に名古屋地裁で労災と認められた裁判は、控訴期限が4月1日でした。国側は控訴したのか裁判所に問い合わしたところ、国側からは控訴されていないことが分かりました。これで確定になるのですが、どうも国側に無断で会社が控訴(?)しているようです。
 国を相手に起こした裁判なのに、なぜこのようになるのかとても理解できません。
詳しい事が分かり次第お知らせします。
コメント (33)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする