カナダ・アメリカトヨタでなぜ労働組合を作らせないのか?
トヨタ自動車は、昭和25年の労働争議以降、トヨタの意にそぐわない労働者や労働組合を警戒し、あらゆる手段を使ってでも握りつぶしてきました。
当労働組合に対しても、過激だとか共産党の手下だとか、グループ企業に嫌われているとか根も葉もないでたらめを吹聴して、労働者との接触を妨害しています。
こうした行為は、海外でも行われていることで、フィリピントヨタでは237名の組合員を不当に解雇するなどの手段を取り、13年に及ぶ労働争議が今も行われています。
カナダトヨタでも労働組合結成にあたり、トヨタ企業と摩擦が起こっています。そのカナダで興味深い記事がありましたので、以下紹介します。
トヨタ・カナダの組織化にUNIFORが自信示す
自動車労組合と通信・エネルギー・製紙労働組合が昨年合併して結成された、カナダ最大の民間労働組合UNIFORが、トヨタ・カナダの組織化に必要な50%以上の署名を集めたとして、労働関係委員会に労働組合承認投票実施を申請する予定だ。
対象は同社オンタリオ州のケンブリッジおよびウッドストックの2工場に働く6500人―7000人の労働者である。カナダ自動車労組は過去2回投票実施を申請したことがあるが、いずれも署名が40%以下と判明したため却下された。しかし今回は3000人以上の署名を集めたと述べている。
この点について、UNIFORのアマン組織担当者は「労働者はここで働きたいが、労働条件についての声を聞いて欲しいと言っている。また多数の労働者が期間契約であり、フルタイムのような手当てや年金がもらえていない。また新規採用者を確定拠出年金制度に移行させたことも問題視されている」と述べている。
他方、トヨタ・カナダでは「わが社は従来から新規採用者を最初に期間契約で雇用し、その後フルタイムにする。フルタイム労働者には長期にわたる雇用を保証することになるからだ。昨年は1000人と契約して、900人がフルタイムになった。1988年の組み立て開始以来、フルタイム労働者のレイオフやロックアウトは一度もない。賃金諸手当もデトロイト3社に引けをとらない」と述べ、さらに従来からの労働者には確定給付年金を維持していること、新規採用者への確定拠出年金には会社も費用を負担しているとの見解を示した。以上
トヨタ自動車は、昭和25年の労働争議以降、トヨタの意にそぐわない労働者や労働組合を警戒し、あらゆる手段を使ってでも握りつぶしてきました。
当労働組合に対しても、過激だとか共産党の手下だとか、グループ企業に嫌われているとか根も葉もないでたらめを吹聴して、労働者との接触を妨害しています。
こうした行為は、海外でも行われていることで、フィリピントヨタでは237名の組合員を不当に解雇するなどの手段を取り、13年に及ぶ労働争議が今も行われています。
カナダトヨタでも労働組合結成にあたり、トヨタ企業と摩擦が起こっています。そのカナダで興味深い記事がありましたので、以下紹介します。
トヨタ・カナダの組織化にUNIFORが自信示す
自動車労組合と通信・エネルギー・製紙労働組合が昨年合併して結成された、カナダ最大の民間労働組合UNIFORが、トヨタ・カナダの組織化に必要な50%以上の署名を集めたとして、労働関係委員会に労働組合承認投票実施を申請する予定だ。
対象は同社オンタリオ州のケンブリッジおよびウッドストックの2工場に働く6500人―7000人の労働者である。カナダ自動車労組は過去2回投票実施を申請したことがあるが、いずれも署名が40%以下と判明したため却下された。しかし今回は3000人以上の署名を集めたと述べている。
この点について、UNIFORのアマン組織担当者は「労働者はここで働きたいが、労働条件についての声を聞いて欲しいと言っている。また多数の労働者が期間契約であり、フルタイムのような手当てや年金がもらえていない。また新規採用者を確定拠出年金制度に移行させたことも問題視されている」と述べている。
他方、トヨタ・カナダでは「わが社は従来から新規採用者を最初に期間契約で雇用し、その後フルタイムにする。フルタイム労働者には長期にわたる雇用を保証することになるからだ。昨年は1000人と契約して、900人がフルタイムになった。1988年の組み立て開始以来、フルタイム労働者のレイオフやロックアウトは一度もない。賃金諸手当もデトロイト3社に引けをとらない」と述べ、さらに従来からの労働者には確定給付年金を維持していること、新規採用者への確定拠出年金には会社も費用を負担しているとの見解を示した。以上