トヨタは雇用を守るべきです
トヨタ自動車の100万台減産計画を受けて、各社は人員整理に拍車をかけている様子が伺える。このところ当組合にも相談の電話がかかり、かなり深刻な実態です。組合があっても何もしてくれず頼りにならないなど不満がもれてきます。トヨタは無借金経営で、トヨタ銀行を持ちお金を貸しているほどで、しかも、14兆円に近い内部留保という貯金を溜め込んでいるそうです。それ程の会社がなぜ日本経済を救う立場に立たないのだろうか。なぜ12,000人(’06年)も雇用していた非正規労働者を来年3月まで3,000人に減らすのですか。
明日はわが身
今、政治の舞台で野党ががんばっています。私たちも足元から雇用と生活を守るために結束してがんばろう。非正規労働者の雇用を守らずして、正社員とて雇用は守れるはずがありません。みんなみんな力を合わせましょう。
なぜ物(車)が売れない
車のような高額商品を現金で購入する人はきわめて少ないと思います。ローンという制度を活用することで、借金をしながら車を乗っているのです。そのローンさえ組めない生活に追いやっているのは誰でしょう。安い労働力を使って会社は儲けたとしても、自社製品が売れなければ成り立ちません。自業自得です。
トヨタは社会的役割を果たすべきです
社内では12月25日(一部)1月17・24・30日を操業停止と決めているようです。(いまだに組合にも従業員にも正式発表なし)いずれも生産調整のためです。会社都合なのに、どうも年次有給休暇を使わせて休みにする画策が行われているようです。なんて姑息なやり方でしょう。
法令をを守るべきです
労働基準法の第3章賃金第26条では、(休業手当)『使用者の責に帰すべき事由による休業の場合においては、使用者は、休業期間中当該労働者に、その平均賃金の百分の六十以上の手当てを支払わなければならない』となっています。トヨタ各社は、自分の懐を痛めないで、労働者の権利である年次有給休暇を使わせて休みにしょうとしているのです。
当労働組合は12月12日付けでトヨタに
要求書を提出しました。
1.’09年1月から3月までのトヨタカレンダー上での土曜日通常出勤日を全社一斉に取りやめることを求めます。
2.生産確保のため、土曜出勤が必要な工場等については、臨時出勤扱いとして実施することを求めます。
3.生産調整のために、年次有給休暇の使用を強制しないことを求めます。
4.非正規労働者(期間社員・派遣社員)には、土曜日通常出勤日を取りやめた場合
「会社の責」で100%の休業補償を求めます。
当労働組合に皆さんの声を聞かせてください。よろしくお願いいたします。