キャラバン サライ

夢は大空へ、努力は足元で、世界に目を向けながら足元から子供たちを見直していきたいと思っています。

アメリカの朝

2007年03月13日 | Weblog
アメリカ人は朝が早い。
早い人で6時半。
普通の人は7時~8時には来る。

その代わり、残業をしない。
5時半にはみんなぱっと帰る。
もし、残業をしたとしても、夕食は必ず家族と食べる。

レストランでの夕食も早い。
6時くらいから人が入りだす。
イタリアでは逆に9時くらいから人が入りだすから真逆だ。

僕はいつもホテルから知り合いの車に乗せてもらうけれど、待ち合わせ時間は6時45分。
今日、遅刻したら置いていかれた。

残業がなくて朝が早いのと、朝は多少ゆっくりで残業しっかり。
どっちがいいですか?
僕は前者。

75歳

2007年03月13日 | Weblog
今、一緒に働いているのが75歳のおじいさん。
それを聞いたとき信じられなかった。60歳にも見えない。

彼はいつもぼやいている。
お前は結婚してなくてラッキーだって。

彼は結婚してから既に50年がたっている。
50年!
50年間ずっと妻と一緒。
妻は彼が何を考え何をしようとしているのかわかってしまうらしい。
それが、彼にとっては辛い。

50年かぁ。
50年…

美術館めぐり~カーネギー博物館~

2007年03月12日 | Weblog
ピッツバーグ大学の隣にあるカーネギー博物館。
博物館といっても、美術館も併設している。
これがとんでもなく巨大なんだけど、ちょうど日本の浮世絵と新版画の展示会をやっていた。

僕自身、これだけの量の浮世絵や版画を見たのは初めてだったけど、アメリカ人が常設展以上に浮世絵を楽しんでいたことが印象的だった。口々にいろんな意見を言って討論している。
西洋の油絵と違って、浮世絵は一色を広く使う(版画だから)。その一色のグラデーションが僕は浮世絵で一番きれいなところだと思う。
一色を広く使うのはアニメと同じ手法。だから日本はきれいなアニメが作れるのかなとなんとなく思った。
それを巧みに使っているのが空や山や海の色。
こんなさっぱりしていて清清しい色は油絵じゃできない(手法が対極だし)。
あと、人の肌。西洋画は何度も何度も塗って肌の色に深みを出していくけど、浮世絵は一色だけ。薄いきれいな肌色。一色だけでこんなにきれいに肌を描けるなんて西洋人は考えられなかっただろうと思う。
とにかく、浮世絵や新版画はすごい。

あと、レプリカだけど実物大の『ミロのビーナス』と『サモトラケのニケ』の像があった。
特に『サモトラケのニケ』は見れてよかった。
翼の生えた女性の像で、顔と腕が破損してない有名な像だ。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%83%A2%E3%83%88%E3%83%A9%E3%82%B1%E3%81%AE%E3%83%8B%E3%82%B1
思ったよりかなり大きくて、迫力がある。
とにかくかっこいい。顔も腕もないけど、羽が大きくて、たくましくて、それだけでかっこいい。
ミロのビーナスもそうだけど、見えない部分を自分で理想の形に想像するため、より完全なもの見えてくる。
これだけでも、この美術館来た価値があったと思った。


気持ちもだいぶ晴れてきた。

美術館めぐり~マットレス・ファクトリー~

2007年03月12日 | Weblog
英語が通じないわ、聞き取れないわでかなり精神的に参った。
そこで、休日はピッツバーグの街の美術館へ片っ端から行くことにした。

マットレスファクトリーという美術館。
変な名前。
実はもともとはマットレスの工場だったとの事。
そのため、建物自体が美術品みたいに面白い。
歩くとぎーぎー音が鳴るし、所々床の板の隙間から下が見えたりする。
ちょっとしたお化け屋敷に使えそう。

そんな美術館で一番衝撃的だったのが、フロア全てを使った作品。
何が衝撃的かって、何もないってこと。
光さえもない。
だから、何も見えない。
完全な暗闇の中を手探りで歩いていくと、2つの椅子がある(もちろんこれも見えないが)。
そこに座ってただじっと闇を感じる作品。
歩いても、どこを見ても、何も変わらない。何も感じないと、宇宙空間に浮かんでいるとか、母親のお腹の中にいるとか、そんな不思議な感じなってくる。
それでいて、ずっと闇の中にいると何か見えてくるような気がする。

この工場(美術館)にあるのは、全て最近の芸術家たちが作ったもので、斬新なものばかり。理解不能なものも多い。短い期間で作品が入れ替わるのも特徴。規模自体は大きくないけど、愛らしい美術館だ。

アメリカのスポーツ

2007年03月12日 | Weblog
アメリカといえば4大スポーツということで、
・アメリカンフットボール(向こうでは単にフットボール…当たり前か)
・アイスホッケー
・ベースボール
・バスケットボール
が大人気ですよね。

じゃあ、この4つのうちどの順で人気があるんだろう。
実は、上に書いた順らしいです。
ちょっと意外だった。
アイスホッケーが2番なんだ~。
ベースボールは最近いかさま等で信頼が落ちて人気が無くなってきてるそうです。

あと、最近はカーレースの人気が急上昇で、観客動員ではアメフトを上回るという人もいる。確かにテレビでもよくやっていて映画みたいで迫力があるけど、これがずっと一番でいるとも思えないなあ・・・。
サッカーの人気も最近上がってきているようです。

陸上は…あんまりいい反応が返ってこない。陸上大国アメリカなのに(涙)

黒人タクシードライバー

2007年03月10日 | Weblog
アメリカに来て、白人のタクシードライバーを見たことがない。
殆どが黒人。たまにアジア系。

人種の違いによる職業分けということが現実にあるようだ。
日本でも中華料理屋には中国人がたくさんいるがそれとはまた違う。
中華料理屋の中国人はあくまでも中国人で日本人ではない(母語が違うため中華料理屋が働きやすい)。
でも、黒人のタクシードライバーはアメリカで生まれたアメリカ人だ。
なのに、同じアメリカ人でも白人はタクシードライバーにはならない(もちろん少しはいるのだろうけど)。

貧富の差があるのだと思う。
白人の平均所得と黒人のそれとを比べると違いは明らかだろう。
その根底にはやっぱり人種差別がある。
日本以上に格差社会のアメリカはどうしたって下から上に行くのは大変だろう。
ましてや、そこに人種という偏見が多少なりとも付いてくればなおさら難しい。

この前『幸せの力』という映画を観た。
黒人のサクセスストーリーだけど現実にはこんな例は珍しいはず。
だからこそドラマにもなる。

日本では在日朝鮮人や問題がこれにあたるのか。
どちらも、僕の身近にない。
人種とか差別とかそういう問題をどうやってとらえたらいいか、まだよくわからない。

例えばチップの払い方

2007年03月10日 | Weblog
些細なことだけど、やっぱり驚く。
ちょっとした習慣の違い、ルール、作法。
特に日本は独自の文化をもっているからアジア諸国とも違う部分が多い。
ましてや、欧米とはずいぶん違う。
日本がアメリカナイズされてきたからといって、まだまだ違いは多いようだ。
習慣なんて慣れてしまえば気づきもしなくなる。
そうなる前に、気づいたところをちょっとまとめてみた。

チップ:
これはヨーロッパよりもアメリカの方が強いみたい。
チップなんて渡す渡さないは自由だと思っていたらタクシーでこんな会話になった。
精算時にカードで払おうとすると、
ドライバー「チップを合計に入れていいか?」
私「チップを払うの?」
ドライバー「普通は払うよ」
私「う~ん、レートがわからない。1ドルくらい?」
ドライバー「何言ってんの!普通は20%だよ。だから…15ドルだね」
えーー金額まで指定されるの!じゃあ、最初から合計にいれればいいのに…


レストランで:
注文した食事が来て食べていると、店員が味はどうですかと聞きに来る。
マックのようなところじゃない限り必ず来る。
ちょっとした事なのに、それが驚く。

イタリアではワインを注文したとき、店員がワインを持ってきて僕のグラスに少しだけ注いだ。そのときは、4人くらいでの食事だったけれど僕にしか注がない。そのまま店員はじっと待っている。知っている人には何でもないことなんだろうけど、これが試飲なのだそうだ。ワインを注文したら試飲をして鮮度を確かめてからみんなに注ぐという習慣。今思い出すと、自分だけに注がれたあとの長い沈黙が恥ずかしい。

ホテルやオフィスで:
とにかく挨拶をする。
ホテルで知らない客とすれ違ってもHiと挨拶。
エレベーターに乗り合わせても挨拶。
業者のオフィスでも知らない者同士なのに何かと挨拶をする。
日本人は礼儀正しい民族だと思っていたけど、欧米のほうが断然挨拶はすごい。
しかも笑顔!すごくあま~い笑顔で挨拶をする。
僕もそんな笑顔を返そうとするけど、まだまだ強張った笑顔しかできない。

日本はインターネット接続は主にLANケーブルを使うけれど、アメリカのオフィスやホテルはほとんど無線LAN。ヨーロッパはまだまだLANケーブルだというから、さすがはアメリカ、進んでいると思った。

涙そうそう

2007年03月08日 | Weblog
『涙そうそう』を観た。

アメリカ行きの飛行機で観た。
機内の明かりが消えて静かになったころに、不覚にもぽろぽろ泣いていた。
映画のタイトルからも想像できるように、これでもかってくらい泣くシーンが多い。
それだけ、観てるこっちを泣かせようとしてるってのはみえみえなのに、最後はやっぱり泣いてしまった。少し悔しい。

この映画で、改めて長澤まさみのすごさを感じた。
しばらく彼女の映画は観ていなくて、その間に宮崎あおいやら蒼井優やらの株があがっていたけど、やっぱり長澤まさみは女王にふさわしい。
笑顔とか泣き顔とか怒った顔とか戸惑ってる顔とか表情がどれも印象的。
インパクトが強い。
さすが、黄金世代の筆頭だな~と思った。

旭先輩と理絵先輩の結婚式

2007年03月05日 | Weblog
旭先輩と理絵先輩の結婚式2次会に行ってきた。

久野先輩と呼べなくなるのかと思うと、変な感じがする。
それは金子先輩のときも同じ。
金子先輩は香先輩になるけど、理絵先輩よりそっちの方が言いづらい。
「かおり」って陸上部内で他にいるからかな。


ドレスを着た理絵先輩はきれいだったけど、ちょっとぼ~っとしていそうな性格は変わっていなくてほっとした。
キャンドルサービスから始まった2次会は次第に陸上部っぽいノリになって、
名クラのタラコの歌芸でああ陸上部だって思った。
たまたま同じテーブルに陸上部以外の人たちがいて、少し気まずかったけど、
遠藤先輩と米田先輩はそんなこと関係なしに鼻からスパゲッティを食べて盛り上げていた。あの2人コンビは最強だ。

今回も旭先輩の代と理絵先輩の代が中心になって会を作っていた。
僕らの代もきっとそうなるんだろうな。
誰が最初かな。
なんか、昨日の話だとジョージが最有力?
そんなときは盛り上げますよ。

新幹線の都合で早めに帰ったけど、新幹線の中ではなんかしんみりしてた。
あの2人は付き合ったときから知ってるけど、そのときは(当たり前だけど)結婚するなんて想像もしてなかったもんなー。
だって、今大学の陸上部で付き合ってる人が数年後に結婚するなんて考えてないでしょ。
いやいや、卒業と同時に一気にそんなことが現実味を帯びてくるなんて、学生のときは考えたくないな。
学生のときは恋愛をしていたい。

何はともあれ、お幸せに!

JALとアメリカン航空の比較

2007年03月05日 | Weblog
世界の航空会社のサービスを比較した本をたまに見る。
そんなサービスにあまり興味がなかったけれど、ここのところJALとアメリカン航空(AA)に交互に乗ったためその違いをはっきり感じた。
こんなに違っていていいのかと思うくらい。
出張で行くのでビジネスクラスに乗れる。
大学のときはビジネスクラスなんて誰が乗るんだろうと思っていたけど(そんなところでお金かけるのなら旅行の質を上げればいいじゃんと思っていた)、なんのことはない。ビジネスクラスは正にビジネスのためだった。会社がお金を出さないとこんな席に乗ってられないよね。

以下は、国際線の主な違い。

・食事…断然JALの方がおいしい。洋食とか和食とか関係なく。AAは座席が後ろのほうだと食べたいメニューが無くなる。それはAAの添乗員も認めていて、経営が苦しいため準備できないそうだ。なんだそりゃ~

・座席…断然JAL。革のシートで電動で全ての稼動部を動かすことができる。殆ど横一直線まで倒せられる。AAは、布製のシートで全て手動で動かす。深夜バスくらいまでしか倒れない。

・スペース…JALの方が若干広い。

・添乗員…JALは丁寧。AAはフレンドリー。

・エンターテイメント…JALがいい。映画の種類が豊富でいつでも最初から見れる。ただし、イヤホンはしょぼい。AAは映画が少なく、決まった時間からしかみられない。ただし、ヘッドホンが豪華。

以上より、みんなJALがいいと言う理由がはっきりした。
JALってすごいと思う。