キャラバン サライ

夢は大空へ、努力は足元で、世界に目を向けながら足元から子供たちを見直していきたいと思っています。

放射性廃棄物をめぐる報道

2013年12月17日 | Weblog
放射性廃棄物の閣僚級会合が初めて開かれたというニュースがあった。
遅い!原発が誕生してから何十年たって、問題の本質について話す気になったか。

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小泉純一郎元首相が「最終処分のあてもなく原発を進めるのは無責任」として脱原発の理由に掲げ、政界で一気に注目された。
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それまで注目していた人たちが少なすぎた。
そして、注目していた人たちが白い目で見られすぎていたと思う。

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2000年に最終処分法が成立し、自治体の公募などを基に処分地を決める制度ができたが、応募はなく第1段階の文献調査さえ未着手。
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2000年に処分場の法律ができたのも遅すぎると思うが、成果がゼロのまま13年も放置されていたことが信じられない。それだけ誰も深入りしたくない問題で、実はなんとも仕様がないのではと、心配になる。
震災での原発事故がなかったら、このまま原発村メンバー(既得権益者たち)が廃棄物問題を穏便に目立たなく隠し続け、ずるずる原発を稼働し続けていたのだろう。
原発は日本経済に必要だという嘘を、お金の力で宣伝して。

原発は経済的でもないし、そもそも廃棄物の処理の責任を誰も取れない現状は、最大の工業公害を許しているのと同じだと思う。

最後に困るのは原発村でも僕らでもなく、未来の子供達だ。


イチロー インタビュー

2013年12月16日 | Weblog
NHKプロフェッショナルのイチローのインタビュー。朱玉の言葉ばかり。

4000本のヒットを打つには8000回以上の悔しい思いをしている。それと常に向き合ってきたこと、誇れるとしたらそこだと思う。

残るものは、失敗して、「なんでできないんだろう、自分は」と思っている自分。

今まで自分を支えてきたものは、これまでのいいことではなくて、それなりの失敗と屈辱だった。

失敗を刻みつけて行く行為。その中で出してきた結果。

自分の弱さと向き合おうとしていることが、外から見れば強さに見えるのかもしれない。

人間を介した情報の受け渡し

2013年12月14日 | Weblog
僕の仕事は...というよりほとんどの仕事は、ある見方をすると、情報を受け取って、それを加工して、次の人に渡すことの繰り返しだ。
この情報のやり取りの間に必ず存在する加工は、ほとんどの場合、人間が行う。このときに間違いが生じることがある。仕事上発生する問題の殆どは突き詰めればここに原因があるのではないかと思う。
どうして、ここまで意図が伝わらないのだろうと思うことが本当に多い。

最近SF小説がマイブームで、1930~1960年代に書かれたものを幾つか読んでいる。その中では、今僕らが住んでいる2013年なんていう未来では、コンピュータが正しい判断をしてくれるため、上記のような人間による情報の伝達上の間違いは遠い過去のように描かれている。

今、世界を見渡すと、まだまだ人間の判断が必要な仕事はたくさんあるし、しばらくはそれが続きそうだ。
SF小説では、コンピュータが判断する世界は戦争すら起こり得ないと言うが、とすれば世界から戦争がなくなるのはまだまだ先のことになる。

そもそも、判断をコンピュータに委ねることを人間がよしとしないという世界を描いたSF小説もあるし...。