キャラバン サライ

夢は大空へ、努力は足元で、世界に目を向けながら足元から子供たちを見直していきたいと思っています。

知りたいことランキング

2008年11月28日 | Weblog
ノーベル賞を日本人が独占したせいで、最近科学系の本を読むことがブームである。

そうやって本を読んでいて、ふとなんでこんな本を読んでいるんだろうと気づく。
別に小説みたいに、読んでいてはらはらどきどき感動するわけじゃないし(一部そういう部分もあるけど)、そんな専門外のことを知っていても仕事上、生活上役に立つわけでもない。
でも、人は未知なことを知りたがる。
僕も小さいときから宇宙やミクロの世界がどうなっているか興味があった。
そこで、今、知りたいことランキングを作ってみた。

1位 宇宙はどうやって始まったのか
2位 生命はどうやって(どうして)生まれ進化したのか
3位 宇宙は最終的にどうなるのか
4位 大統一理論
5位 物ができている基本構造(素粒子の本当の構造)
6位 宇宙の構造

全部において、現在まだまだ本当の意味では解明されていないことばかり。
これを知ったからといって、何か得するわけでもない。
でも、そんな未知の謎を知りたがるのは人間の性なんでしょうね。


写真は色と花と雰囲気がきれいでお気に入りの写真。

トルコ旅行4~ひと~

2008年11月24日 | Weblog
トルコ旅行中に感じたトルコ人の人柄について書こう書こうと思いつつ、うまく表現ができなくてなかなか書けなかった。
でも、このままでは結局書けずじまいになりそうなので、とりあえず書いてみる。

地球の歩き方やその手の書籍には、トルコ人は人懐っこくて優しい。とりわけ日本人に対しては非常に友好的だとある。
旅行に行く前は、いくらなんでもそんな都合のいいことがあるかい、と思いつつも心のどこかで期待していた。

旅行中、最初にトルコ人の親切さに接したのはサフランボルの街中で人に道を聞いたとき。
そのおじさんは、2人の友達とどこかへ行く途中だったようだ。
こちらはトルコ語がわからず、向こうも英語がわからず、指差し会話帳を使ってもうまく思いが伝わらない。
なんとか、行きたい場所が伝わると、そこ行きのバス停まで一緒についてきてくれ、バスが来るまで一緒に待っていてくれた(実際、そのおじさんがいなければどのバスに乗ればいいのかわからなかった)。

また、大都会以外の町へ行くと、人々は友好的で挨拶をしてくれたり、笑顔を向けてくれたりする。バスの中で、宿で、町で、いろんなところで優しい気持ちに接した。
もちろん、旅行者に対するお客への歓迎という気持ちあっての優しさだと思うけど、そんな優しさが旅行中はすごくうれしい。

ただ、都会では人々は足早に歩き、なかなか旅行中の日本人を構ってくれる人もいなかった。
まだまだトルコ全体が都会化することはないだろうけど、少しずつのんびりと温かいトルコ人の気質が失われていくのかもしれないと思うと、少し寂しい。

日本 対 カタール

2008年11月20日 | Weblog
昨夜、ワールドカップ最終予選、日本対カタールを観てきた。
昨年はオリンピック予選の日本対カタールを観た。
なんという贅沢(サッカー好きにとっては)。
僕はサッカーにそんなに詳しくないけど、こういう日本代表みたいなお祭り騒ぎは大好き。

うちの会社に入るまで、カタールってサッカーの『ドーハの悲劇』くらいしか知らなかった。
ドーハの悲劇からもう10年以上経ってるけど、今でもカタールといえば「サッカーの対戦相手でよく当たる国」くらいにしか知らない人も結構いると思う。
それくらい、日本にとって一般的には観光資源や話題に乏しい国なんだと思う。

会場入り。

さすがに会場は完全にアウェイ。
白い民族衣装を着た男たちで会場は真っ白。
カタールの応援は、太鼓を叩きまくる民族音楽で異様な雰囲気だった。

さすがなのは、日本から応援に来ている人たち。
アウェイの空気を吹き飛ばす大声援と気合とテンション。
僕らのプロジェクトからも100人近くが応援に来て、カタール在住の日本人は1000人近く応援に来たとか。
こんなに日本人がいるんだなと面白かった。

結果は3-0で快勝。
去年、オリンピック予選で日本が負けたときは会場外でカタール人が興奮しすぎて変なことになっていたけど、今回はカタールが負けて意気消沈して意外にも会場外は平和だった。
勝った事も嬉しいけど、応援できたこともうれしい。

家族と仕事

2008年11月19日 | Weblog
『若者はなぜ3年で辞めるのか』という本を読んだ。

なぜ若者の転職が多いのかという理由について、いろいろ同じようなことが繰り返し書かれていたけど、その一つに入社時に厳しく選抜され夢を持って入社したのに、若いうちは下働き&なんでも屋をやらされ続けたからというのがあった。
確かに、入社試験の面接で入社後にしたいことを聞かれ夢を語ったのに、現実はなかなか本筋の部分に影響のある仕事をさせてもらえないのでは、あせりとがっかりで転職も考えたくなる。

下記は僕のエピソードと考え。

現場に着たばかりの頃、一緒に仕事をするパートナーがおらず、全ての仕事を自分一人でやるしかなかった。
朝はミーティング、昼間は現場に張り付き、夕方は毎日の書類作業をし、夜になってからたまったメールを処理する。
そんなのが1ヶ月くらい続いて、さすがに上司に泣きついて、Junというパートナーをつけてもらった。

今はJunと二人で作業を分担してやっている。
Junはいわゆる下働き&なんでも屋的な仕事をしている。

Junは、これ以上のことをすることはないだろうし、彼自身それを望んでいるわけでもない。
フィリピンからの出稼ぎであるJunは、楽しく仕事をして家族にお金を送金できて、半年に一度フィリピンへ帰って奥さんと子供の顔が見られれば幸せだと言っている。
仕事内容が、なんでも屋みたいでも文句はない。

これは仕事に対する考え方の違いなんだろうなと思う。
家族に夢をもつか、仕事に夢を持つか。

僕がJunと同じ仕事をずっとしていたらきっと転職を考えると思う。
でも、家族に夢をもつっていうことが、最近すごく大切なんだって思うようにもなってきた。

100m の炎

2008年11月14日 | Weblog
炎と言うとイメージとしてやや大きめな火を思い浮かべる(火が二つだし)。
蝋燭や焚き火やコンロは、どっちかというと「蝋燭の火」「焚き火の火」「コン
ロの火」ということが多い。
逆に、火事みたいに激しく燃え盛っているものに関しては、炎ということが多い。

前置きが長くなったけど、今事務所の前ではフレアから激しい炎が燃え盛っている。
その高さ、100m !!
100mというと、100mのスタートラインからゴールまでのあのくらいの距離感覚
(当たり前だけど)。
すげー。

フレアと言うのは、石油精製プラントやガス精製プラントに立っている高い塔で、
石油やガスの精製過程で必要なくなった成分を燃やすための煙突のようなもの。
プラント運転中は常時この煙突から炎が吹き出ている。

今、その炎が100mの高さで出ている。

100mの炎って、まず音がすごい。
事務所の中にいても、「シュボーゴーゴー」ってすごい音がきこえる。
次に、地響き。
事務所の床や壁がカタカタ揺れるくらい振動がある。
そして、光。
夜、事務所の中にいても窓から入ってくる光は朝陽のようだし、外に出たら街灯
なんてなしで本が読める。
さらに、輻射熱。
フレアの炎が直接見えるところ、つまり炎の光が直接当たるところに行くと途端
に熱くなる。これから冬になるので防寒にちょうどいいなんて冗談いっていられ
ないほど暑い。これ、夏になったらどうなるんだろう。

これでまだ60%くらいの炎だというんだから、マックスフルパワーで炎が噴出
したら、バーベキューできるんじゃないの?
太陽光パネルや給湯システムをつけたいと思った。

好きな歌が思い出せない

2008年11月12日 | Weblog
最近、お気に入りの歌がなかなか思い出せない。
中学、高校のときによく歌っていた曲がなんだったのか。
いろいろ思い出すけど、これだけじゃなくて、もっと大切な好きだった歌があったんじゃないかって気がする。

中学のときに初めて作ったお気に入りだけの歌を集めたテープ。
最初の曲は『もののけ姫』で、『今宵の月のように』や『WAになっておどろ』、『Be Loved』、『陽だまりのうた』などが入っていた。
あのころ、大好きだった曲がなぜか今になって宝物のように思えるのに、それが思い出せない。
全部覚えてるのかもしれないけど、何か足りない気がする。

プラントを一人歩いていて、鼻歌を歌おうと思うけど、歌いたい曲が思いつかないとき、そんな喪失感が少し寂しい。

トルコ旅行4~病気~

2008年11月09日 | Weblog
ここ最近ずっと風邪をひいていなかった。
前回の東京マラソンの直前にひいたのが最後だから、半年以上ひいていない。
まさに、自己最高記録である!

と思っていたら、トルコ旅行中にみごと発熱した。
きっかけは、そろそろトルコ料理にも飽きてきて、若者が入りそうなお洒落なところでも入ってみようかと思い

、見つけたバー。
入ってみると、そこには若者なんかおらず、オヤジばかりの飲み屋だった。
すぐに撤退するのも悔しいので、ビール一杯とおつまみチックなものを注文。
そのおつまみチック(肉が葉っぱに巻かれているもの)が、えらく油っぽくて、急に気持ちが悪くなり、仕方な

しに退散。
その後、腹痛になり寝込み、翌朝起きてみると風邪をひいていた。
やれやれ、慣れない事をするから…。

旅行中に風邪をひくことは珍しくない。
ちょっと長めの旅をすれば一回は軽く体調を崩す。
そんなときは、観光は少しお休み。
宿で一日、本でも読んでごろごろすごし、気が向いたときにちょっと外に出て食事をとる。
旅で緊張していた心と体がちょっぴり解放、休まる気がして、そういうのも嫌いじゃない。

ただ、休暇中に風邪をひいてしまうのは、悔しくもある。
いくら休みとはいっても、環境の変化が体にストレスを与えているのだろうか。

トルコ旅行3~カメラ日和~

2008年11月05日 | Weblog
出発点イスタンブルから長距離バスで来たサフランボルという街。
日本でいうと白川郷のような、歴史の古い民家が多く残るのんびりした静かな街。

朝、坂の途中にある宿から200mくらいしか離れていない街の博物館へ行くのに40分もかかった。
別に道に迷ったわけではなく、その街を歩く興奮とともに写真を撮り続けていたため、遅々として前に進まなかった。

青空にはためくトルコ国旗、レトロな車、道行く人、昼寝をする犬、石畳の路、家の壁、看板、自分の影にさえ心踊り写真を撮り続けた。

日本でも、ふと気づくと写真を撮っていないことに気づき、その反動でやたら歩き回って撮る事がある。
まるで、街から栄養をもらうように、撮るほどに心が健康な状態になっていく気がする。

最近は、なかなか街で写真を撮る機会がなかったので、この旅行中はずっとカメラ日和。

トルコ旅行2~生活のにおい~

2008年11月03日 | Weblog
旅行の初日、イスタンブルに飛行機で到着後、電車を使ってイスタンブルの街まで出た。
その間、電車の窓の外を眺めると小雨が降っていて、路面が湿っていて、人々が傘をさしていて…
カタールから直接来た身としては、そんな風景が新鮮で、それだけでおおいにはしゃいだ。
街には人があふれ、それぞれの生活のにおいがして、なんというか、街が力をもって生きて動いているように感じた。

イスタンブルから東の街、サフランボルへ移動するバスの車窓からの景色にも興奮した。
どこまでも広がっている緑があふれ起伏のある地形。
遠くに見える荒々しい雲。
点在する小さな町。

カタールとトルコ。
同じ中近東に位置し、イスラム教徒中心の国なのにこんなにも違う。
気候が違うから、自然が異なり、歴史が異なり、街が、人が違ってくる。

昨日、大河ドラマの篤姫で坂本竜馬が、「海は一つにつながっていて、それぞれの場所でどんな人々がどんな生活をしているのかを見てみたい」と言っていた。
学生のときに、海外旅行に行った最初の動機は僕も同じだったんじゃないか。
今でも動機の根っこは同じだなぁと思った。

トルコ旅行1~ラック~

2008年11月02日 | Weblog
トルコ(たぶん、地中海地方全般)でよく飲まれているお酒で「ラック」というものがある。
イスラム教徒の多い国なのに名産の酒があるというのも変な話だけど。

原料はぶどう。
特徴は、水で割ると白く濁ってちょうどカルピスのようになること。
味は、独特の甘みで日本ではあまり経験しない、慣れるまで変な感じ。
ストレートだと40度くらいで強め。

このお酒を、トルコへ旅行した初日に飲んだ。
友人の友人がトルコに留学中で、彼に教えてもらい、最初は店で、その後彼の家で。

慣れてくると、少しずつ飲む量が増え、話も白熱し、いつしか記憶が遠のき潰れていた。

日本に戻ってからお土産に買ったこのお酒をまた飲む機会があったが、この独特の味と濁った白は、あのトルコ

の友人を思い出させた。

気がついたら、またカタール

2008年11月01日 | Weblog
夕方5時くらいに現場からオフィスへ帰る道。
ワーカーたちがプラントのところどころから現れ、やがて集団を作り、バス乗り場のあるところまで歩いていく。
まるで集団下校のような風景で、そんな少し心が温まるような空気の中歩くのが好きだ。

ふと気が付いたら、そんなことを考えながら、またカタールにいる。
トルコ旅行、日本への一時帰国を経て、またいつもの生活に帰ってきた。
次の一時帰国までが、そろそろ正念場な気がする。


写真のようなシルエットが好きだ。
人工物が夕陽によって作られる偶然だけど美しいシルエット。