キャラバン サライ

夢は大空へ、努力は足元で、世界に目を向けながら足元から子供たちを見直していきたいと思っています。

ペットボトルの手作りおもちゃ

2013年11月25日 | Weblog
夕夏がいきつけだったベビーマッサージ教室で教えてもらったペットボトルのおもちゃ。これが、実は他のどんなおもちゃよりも優れものだった。

3ヶ月くらいから、大地はこのおもちゃの水の音をきくとピタッと泣き止んだ。なんども繰り返すが飽きないらしい。今では自分でこのおもちゃをひっくり返すことができるようになり、一人で水の流れと、中のビーズの動きと、じゃぼじゃぼという音をじっと観察している。

二つのペットボトルのジョイントと中身のビーズをベビーマッサージ教室が独自で集めて売っている。残りは手作り。
こんな優れものなので、いろんなところで売っているものだと思ったが、どこにも見当たらない。不思議だ。

先日、双子ちゃんが生まれた友人にこのおもちゃをプレゼントした。いろいろな人に使ってもらいたい。

国立競技場

2013年11月25日 | Weblog

国立競技場ができた当時(1958年)は、甲子園球場についで2番目に大きなスポーツ施設だったそうです。その後1990年代までトップクラスの陸上競技場でした。
でも、最近ではサブトラックがなかったり8レーンまでしかなかったり(国際規格では9レーン)で、国際大会はもちろん、国体も開かれなくなっていました。

そんな中、2020年東京オリンピックにあわせて国立競技場が全面改修されます。ドーム型になり、周りにはサブトラックもできるそうです。
今日の大会は、今の国立競技場で開催される最後の...陸上競技大会。そんなこともあって、雨にもかかわらず多くの人が参加しました。
この試合が終わると、僕もしばらくは100mを走らないと思います。だから、この空気を少し残しておきたい思い、写真を撮ってみました。
新しくなった国立競技場でまたいつか走ってみたいなと思います。

ちなみに、100mは11秒92(追い風1.0m)でした。神風は吹きませんでしたが、30代で11秒台の目標は達成です。










妻を帽子とまちがえた男

2013年11月25日 | Weblog
<はじめに、を読んで>
「本を書くとき一番最後にきめることは、最初に何を書くかである」という書き出しで始まる本書の「はじめに」が素晴らしい。前に読んだ『知の逆転』もそうだったか、書き出しがいいと読むテンションも上がる。
精神科医である著者が、自らの患者を物語という視点で描き出す。
ある機能の不足は、果たして単なる喪失なのか、それとも別の理由があるのか。
興味深いテーマです。


<読後>

オリヴァー・サックスの『妻を帽子とまちがえた男』を読んだ。

表題は、視力には何の異常もないのに、見たものを全体として捉える能力が欠落しているがために、妻を帽子とまちがえた男から来ている。この他に、知的障害があるにもかかわらず20桁の素数を言い当てる双子や、自閉症にも関わらず素晴らしい絵を描く子供などが登場する。

著者は脳神経科医で、登場する人々は実在する彼の患者だ。著者は彼らの障害を興味本位で見せびらかすのではなく、また同情するのでもなく、彼ら一人一人の物語として著していく。

数多くある人間の能力の一部が欠落するとはどういうことなのか。また、その逆で一部が異常に発達するとどうなるのか。さらに、その両方が混在する場合もある(冒頭の双子は床に散らばったマッチ棒が111本あると瞬時に把握し、一瞬で因数分解までやってしまうが、彼らは四則計算ができない)。

人間の能力、主に脳に起因する様々な...不思議な現象に驚く。

これまで、霊感の一種かと思っていた第六感なるものが科学的に証明されていることにも驚いた。つまり、自分の肢体がどの位置にあるか目をつむっていてもわかる感覚だそうだ。この第六感を失った人は、目で体の各部分を見ていないと歩くことも物をつかむこともできない。

人間の不思議な世界の扉を開けてくれる本だった。

SIGMA 17-50mm f2.8

2013年11月25日 | Weblog
カメラのレンズについて。

単焦点主義を宣言してから2年、2本の単焦点レンズで撮ってきました。
単焦点でなによりもいいのは、ズームを気にしなくていいため集中して被写体に向き合えることだと実感。ズームができてしまうと、これくらいかな?いや、もう少しズームにしてみよう、といろいろ煩悩が出てしまう。単焦点は、とにかく足を使って近づいたり遠のいてみたりして、自分の気に入った距離を探す。この行為は、たぶん被写体に対してより真摯に向き合っているのだと、自分では勝手に思っている。
そもそも...ズームは、画角を決めるためのものではなく、圧縮効果や背景のボケを調節するためもの、と杓子定規に言えばそうなると思っている。

そんなことで単焦点をしばらく使っていたけれど、ついにズームレンズを買った。
大切な友人の結婚式を撮るため、というのが直接の理由であり、上記の持論への言い訳でもある。

被写体との距離に制限のある結婚式や披露宴では、ズームに頼らなければ撮れない写真というものが確かに存在する。また、近い距離からの集合写真も必要なことから、有る程度の広角も必要になる。さらに室内が基本となるため、明るいレンズであるというのも必須条件だ。
これらの条件を考え、いろいろと悩んだ末に決めたのが、シグマの17-50mm f2.8。
決め手は、17mmから50mmまで通してf2.8が使えるという点。これは大きい。

これから、このレンズを使っての練習をしていくが(結局、大地が中心になると思うが)、単焦点で覚えた足を使って被写体との距離を探すという感覚は大切にしていきたい。極端な話、ズームリングをテープでぐるぐる巻にして使えなくするとか。それじゃあ、練習にならないか。