キャラバン サライ

夢は大空へ、努力は足元で、世界に目を向けながら足元から子供たちを見直していきたいと思っています。

ホーキング 宇宙の始まりと終わり

2009年01月15日 | Weblog
タイトルの本を読んだ。

宇宙とか科学の最先端の話とか好きで、特に最近はブームなんだけど、難しい本は苦手。
ちょっと前に読んだ素粒子の本は、読み始めるとすぐに眠くなってしまうので読み終わるのにすごく時間がかかった(その道の人からみればかなり易しく書いてある本なんだけど)。
タイトルの本も、眠くなることは多々あるけど(お昼休みに読むのでなおさら)、なかなか面白かった。

中学生くらいに「ひも理論」について何かで読んだがさっぱりわからなかった。
本書はそれをビジュアル的に説明してあるところとか、おもしろい。

この本では意識してか、神の存在について幾度も言及している。
これこれの理論が正しいとすると、神の存在や役割はこれこれである、とか。

科学の先端を話しているのに、同時に神の可能性を話している。
確かに、全ての事象を説明できる統一理論が見つかったとしても、

「では、その理論を宇宙の中に作ったのは誰(何)か?」

もしくは、

「今の理論が成り立つ宇宙を作ったのは誰(何)か?」

そして、

「なぜ、その誰(何)かは、今のような理論の成り立つ宇宙を作ったのか?」

という問いに対しては、なかなか答えられない。

本書の最後は以下のような言葉で締めくくられる。

"宇宙の存在する理由がわかったとき、われわれは神のこころを知ることになります。"

ロマンをかきたてられますね。

工事現場の休日

2009年01月13日 | Weblog
ここ、工事現場では通常週休一日だ。
小学校に戻ったみたい。

しかも2連休だって一年に5回くらいしかない(3連休以上はなし)。

断食明け休暇、ハジ休暇、ナショナルホリデー、クリスマス、正月。
これら全てが9月から年始に固まっているから、年の前半は連休なし(断食明け休暇は毎年1ヶ月ずつ早まっていく)。
うーん、カタール、祝日少なすぎだ。

日本はつくづく祝日が多いなと思う。
体育の日だとか海の日だとか勤労感謝の日だとかいろんな理由(こじつけのような名前)で祝日がある。

でも、工事現場は日本でも基本的に週休一日。
法律でも、工事現場は週休一日でいいとなっており、オフィスとは別扱い。
オフィスと工事現場で休みの待遇が違うのはなぜなんだろう。
これがなければ、もっと工事現場、特に海外現場へ行きたい人が増えるだろうにと思う。

世界の基準で、週休二日ペースでの工事スケジュールを当たり前としてくれればいいなと思うのになー。

ドナドナ・ドライバー

2009年01月08日 | Weblog
数ヶ月の間僕らのドライバーをしていたインド人が今月一杯で終わりだという連絡があった。
僕らのプロジェクトも後半に差し掛かり人員を減らしているところ。
その一環でこのドライバーも契約を打ち切られる。
でも、ドライバー本人にはぎりぎりまでこのことは知らされないだろう。
早めに知ってしまうと、業務への士気に関わるから(次の職探しをしたり、勝手に辞めてしまったり)。

そういうルールをドライバーたちも知っているから、彼らはいつ自分たちが切られるかいつも不安でどきどきしているんじゃないだろうか。
さしずめ、いつお呼びがかかって知らないところへ連れて行かれるかわからない無垢なドナドナ状態。

そうやって突然契約が切られてしまうかもしれないという不安定な中で、彼らはいろいろなプロジェクトからプロジェクトへ、さらには町の個人タクシーやプライベートドライバーまでこなし、故郷の家族を養っている。
独身の者はお金を貯めて、故郷で結婚をするとか別の業種に就くとか夢がある。

働く形態は日本のフリーターに似ているようにも思うけど、こういう出稼ぎ労働者主体の国では日本よりももっと当たり前な生き方として受け入れられているようだ。