キャラバン サライ

夢は大空へ、努力は足元で、世界に目を向けながら足元から子供たちを見直していきたいと思っています。

ミニ四駆

2012年08月26日 | Weblog
久しぶりにミニ四駆を作った。
小学校依頼だ。
なんだか、夏休みの工作。


この偉大なるおもちゃはずっと進化を続けていたようで、シャーシだけでも大きく三回変わっている。
元々は後ろにモーターがあったものが(そういえば以前には前にモーターのあるモデルもあった)、モーターを真ん中に配置するシャーシが今では主流らしい。
最新のシャーシでは、モーターは再び後ろへ戻り、電池を下から入れるというかわり種。
久々なので、この最新のシャーシを買ったみた。
車名は往年の名を冠した、エアロ・アバンテ。

あえて、一切の改造パーツは買わないことにした。
そうする事で、何が本当に必要かを考えてみようと思ったので。

制作中、集中した。
仕事とは違う、本当にここ一点に無心に集中する感じ。
BGMもかけず、黙々と。

科学や実験の塊だなと思った。
驚くほど多くのことが詰まっている。
このでっぱりはどんな意味があるんだろう、ここに金属部品を使う訳は?グリスはどこに塗ると効率がいいか、なぜこの部品は一体化していないか、などいろいろな疑問を考えながら作るのが楽しい。
昔はそんな事考えていなかったけど。

完成したこのプレーンな車には、多くの改善できる点が残されている。
この問題点を、理科の実験さながらに一つずつ潰していく事がミニ四駆の楽しみだ。
以下に影響の大きそうなものから列挙してみる。

1. 直流モーターの馬力をあげる
2. シャフトの軸受けなどの摩擦を減らす
3. タイヤのグリップをあげる
4. 軽くする

その他、車体の剛性をあげるとか、空力をよくするなどありそうだけれど、それはもう一つ上のレベル。
とにかく、今は軸受けが全てプラスチックなので、ここを改善するだけで随分ロスが少なくなるだろう(昔はここに金属部品が使われていたように思うが)。

大地がミニ四駆を作れるようになったら、ああでもない、こうでもないと試行錯誤してやってみたい。
最低でもあと5年後のことになるが。