キャラバン サライ

夢は大空へ、努力は足元で、世界に目を向けながら足元から子供たちを見直していきたいと思っています。

お宮参り

2012年07月29日 | Weblog
大地が産まれてちょうど1か月たった7月29日、地元の菊名神社へお宮参りに行ってきた。
(このブログでは、これが大地誕生の報告に代えさせていただきます)

菊名神社は、綱島街道の菊名駅近く、道を一つ奥へ行ったところにある小さな神社。
これまで、引越の報告や、初詣、結婚報告など節目節目にお参りをしていた。
だから、お宮参りも菊名神社。

大地にとっては、初めて長く外気に触れることになる、一大イベント。
両親にとっても、何が起きるかわからない、はらはらどきどきのイベント。
前日の夜から計画を練り、当日の朝は準備でどたばた。

冷房の効いた部屋しか知らない大地。
果たしてとっても暑い外の世界で、ばててしまわないか心配だ。

結果として、大地はとてもおとなしかった。
というより、終始ぐっすり眠っていた。
唯一、祈祷の最初の大太鼓の音にびっくりして、バンザイをした瞬間だけヒヤっとした。

祈祷中、神主さんの話す神様への言葉で、自分たちの結婚式を思い出した。
箱根神社で挙げた結婚式、このときの神主さんの神様への言葉は、横浜何処々に住む篤と夕夏が結婚をするという報告と、この家族の発展のお願いだった。
これと同じように、お宮参りの神主さんも、横浜何処々の篤と夕夏から大地が生まれたという報告と、この家族の発展のお願いだった。

そうか、お宮参りは、神様に子供が生まれた事の報告と、これからこの子をどうかよろしくというお願いなんだ。
そんな当たり前なことに、その時気付いた。というより、実感した。

これまで、お宮参りなんていろいろある一連のイベントの一つで、特に大事だと思っていなかった(ないならないでいいと)。
でも、お宮参りがなければ神様は大地が生まれた事を知らない。
知っていても、報告受けてないから面倒なんて見ないよ、と言われなかねない。
これから大地が初詣や合格祈願といった目的でお参りをしても、だれ君?知らないよ、って言われかねない。
それは大変だ。

そんな気持ちで、祈祷中、どうか神様、大地をよろしくって思った。

日本は八百万の神の国。
Bigな天照大御神にお願いするのもいいけれど、まずは一番お世話になる地元の神様に報告をする。
キリスト教のGODやイスラム教のアッラーのような唯一神にみんながお願いをするよりも、それぞれの担当エリアの地元に根ざした神様にお願いするというシステム。
なんだか、とても理にかなっているように思う。

菊名神社には、がまんさまというキャラクターがいる。
重い手水鉢を支えている、地元では人気のキャラクターだ(バスの放送でも名前が出る)。
そんながまんさまにあやかって、大地も我慢強い人間になるといいな。


写真は、お宮参りが終わってほっとして帰る、夕夏と母。