キャラバン サライ

夢は大空へ、努力は足元で、世界に目を向けながら足元から子供たちを見直していきたいと思っています。

あの気持ちを感じられる場所

2008年10月10日 | Weblog
会議室の、少し遮光の入った窓ガラスを通してみると、どこまでも晴れ渡っているはずの空が、まるでどんより曇っていて雨が降っているような景色に見えた。

雨降りの休日、理由もなく少しだけ憂鬱になって、外に出る気もおきない、静かな時間、あの青い色に似た気持ちを思い出した。

そういえば、こんな気持ちをもうずっと忘れていた。

明日、あの気持ちのある場所へ帰る。



写真は、数日続いた夏の大会が終わった日。
活躍した先輩が一人競技場を歩いている。
この空気もしばらく感じていない。

トルコで旅

2008年10月06日 | Weblog
今週の金曜から休暇をとるけれど、今回は休暇の前半にトルコへ旅行することにした。
けっこう一時休暇中にエジプトやヨーロッパへ旅行する人がいたので(日本からよりカタールの方が近いため)、前々からやってみたいと思っていた。

トルコはいわゆるバックパッカーにとってはアジア横断の終着点、そのままヨーロッパへ入る人にとっては新しい世界の始まりを意味して、ある種憧れの場所。
僕もアジアを旅行しているときに、何人もトルコのイスタンブールが目的地っていう人に出会って、イスタンブールが夢の極楽浄土のような想像をした覚えがある。

アジアとヨーロッパのちょうど境に位置するイスラム教国家。
11日間でいろんなところを周るからちょっと忙しくなりそうだけど、久々の「旅」っていう言葉に心が躍っているところ。


写真は夕暮れに見つけた、巨大な都市のような墓場

らまだん・ホリデー

2008年10月02日 | Weblog
想像してみてください。

一国全ての会社や学校が今この時点で明日休みかどうかわからないって状況。
誰も明日が休みかどうか知らない。

その判断基準は、今夜月が見えるかどうか。
見えなければ明日休み。まだ見えれば休みは明後日に持ち越し(月齢を計算して出した予測は使わない)。
どこかの偉いイスラム学者が天体望遠鏡を覗いて、
「ラマダン(断食月)終わり!」
というかどうか。

それがラマダン明けの休暇(EID Holiday)が始まる合図。

こんな現代社会では嘘みたいな事が起きた。

もし明日が休暇なら、会議やテスト、現場での作業、バスの運行時間など変更になることがたくさんあるんだから、さすがに前日には公式に連絡があるだろうと思っていたら、まったくそんな連絡なしで、夜に友達から
「ラマダン休暇、明日からに決まったみたいだよ」
って電話があって驚いた(そのときにはもう、明日は働く予定を組んでいた)。

その時点で、業者や部下に片っ端から電話して明日が休みになることを連絡した。
人によっては、そんなの信用できないからちゃんとメールで連絡してくれって言われた(まあ、当然か)。

それでも、やっぱり翌日には、その日が休日になったなんて知らなかった人たちがたくさん出社したみたいだ。
どう考えたって、今の社会にはそぐわない慣習だけど、それでも続いていくっていうのはすごいパワーだと思う。


写真は冬の山の上グランド。
あの、ロンタイ、ロンシャツの姿が身を切る寒さを想像させていい。
(たぶん)100mのインターバル中で、吸う息は冷たく、吐く息は白く、体はえらくて熱いけど、手足の先は冷たい。
それ以上に、みんなで走ってる。
そんな感じが伝わってくるお気に入り写真。