キャラバン サライ

夢は大空へ、努力は足元で、世界に目を向けながら足元から子供たちを見直していきたいと思っています。

こっちの話

2007年01月31日 | Weblog
空港の入国審査で
「コカイン・ビジネス?」
と聞かれたので頑なに否定していたら
「What kind of business?」
だった。恥ずかしい。

こちらに来て、とにかく肉肉肉の食事。
これだけいつも肉を食べているからアメリカ人は太っているのだろうか。
本当に太っている。
日本じゃ珍しいくらいに太っている人がこっちでは普通だったりする。
こればっかりは肯定できない。
日本がこうならないようにと切に願う。

Pittsburghといっても今いるホテルはダウンタウンから車で30分くらい離れた山にある。一面雪で、まるで北欧のおとぎ話のようにぽつんぽつんと暖炉のありそうな民家が続く、いい感じのところ。でも寒い。最高気温が氷点下で今はマイナス10度。


ぼろぼろバス

2007年01月30日 | Weblog
飛行機に乗っていて、気がつくと下界は一面の銀世界だった。
アメリカのピッツバーグへやってきた。

空港を出ると耳がちぎれるくらい寒い。
当然トゥクトゥクやオートリキシャーなんてないわけで、ぼろっちいバスに乗り込んだ。
運転手は爪楊枝をくわえながら運転している。
バス停じゃないのに人が手を上げると停まって乗せてあげる。
乗客と世間話を続ける。
ぼろぼろのバス。

こういうのは、アジアとかそういう国だけかと思っていた。
でも、日本より進んでいると思っていたアメリカがこんな感じ。
乗客と世間話をしない、ルールをしっかり守るバスってのは、日本が異常なのかも。
バスだけじゃなくて、日本じゃ考えられないルーズさ、いい加減さ、言い換えれば人間臭さをいろいろ見た。
日本はきっちりしすぎてるのかなぁ。
それに縛られて、他人同士が堅くなってるのかなぁ。

アメリカへ

2007年01月28日 | Weblog
アメリカへ出張で行くことになった。
明日の月曜から日曜まで1週間。
ピッツバーグという都市で、調べたらアメリカで特に住み心地がいい都市みたい。

これまで、いくつかの国に行ったし、これから行きたい国もいくつかあるけれど、
その中でアメリカはいつも下位だった。
アメリカに興味がないというより、それ以外で行きたい国がたくさんあるため。
でも、曲がりなりにも世界No.1の国というのは見てみたい。

ちらっとだけどアメリカ見てきます。

それでも僕はやっていない 2

2007年01月28日 | Weblog
前回書いた『それでも僕はやっていない』ですが、
ムービーウォーカーによると現在「観てよかった」部門第一位ですね。
http://www.walkerplus.com/tokyo/movie/
しかも、ダントツ。

ここでは、以前『フラガール』がずっと1位をキープしてました。
この映画もすっごくよかった。

先日『マリーアントワネット』を観たけど、いまいち。
宣伝をがんがんやってたのに。
ムービーウォーカーでもかなり評価低めです。

ということで、宣伝なんかより口コミのほうが結構当てになるようです。

それでも僕はやっていない

2007年01月21日 | Weblog
『それでも僕はやっていない』を観た。

ずどーーーんとくるおもーーい映画だった。
感動とか、そういうのではなく、でもこれを観て良かったとつくづく思う。

周防監督は、これを作ることで多くの方面の人の恨みを買うはず。
それでも、これを作りたかった、というのはこれを観ると伝わってくる。

観ていて胸が締め付けられるっていうのは正にこのことだ。
裁判ものだけど、今の日本が抱える問題をいろいろ指摘していて、そのへんの仕組みもすごく分かりやすく教えてくれる。

日本人みんなに観て欲しい作品。

ザギンでシースー

2007年01月21日 | Weblog
給料が出たので、さとんと美味しいものを食べようということになった。
まあ、給料が出たからって言うけど、給料が出ないと美味しいものを食べられないほど、困窮していないよね、みんな。
でも、給料日という日を言い訳にして、贅沢をしたくなる。

いつの頃だったか聞いた「ザギンでシースー」なんて馬鹿みたいなフレーズ。
それがなぜかずっと耳に残っていた。
それを実現させよう。
ということで、銀座の美味しい寿司を食べてきた。「銀海」という店。

銀座だから寿司が美味しいというのは、何か変な感じだが、でも銀座に寿司屋が多いのは事実で、確かに美味しかった。
何度もうなった。

最近、意識していることは、一つの駅にいい店を一つ知っておく、ということ。
銀座は、とりあえずこの店だ。

新しい街

2007年01月21日 | Weblog
今、僕は会社の寮に住んでいる。
横浜の天王町にある。

それが、近々引っ越すことになった。
会社が新しい寮を用意したのだ。
場所は横浜駅徒歩7分。
おお!すごいではないか。

新しい寮の下見をしてきた。

横浜の地下街が全て自分たちの商店街になる。
裏に大きな公園がある。
今の寮よりは少しうるさくなるかな。
どこに行くにも便利だ。
あらゆる店が揃っている。
天王町は天王町で、楽しくて住み心地のいい街だった。
今度は、どんな街なんだろう。

こうして、引越し前の新しい街に思いを馳せているときが楽しいよね。


好きになれる動物園

2007年01月21日 | Weblog
僕が住んでいるところが横浜の天王町。
そこからミナトミライまで自転車で15分くらい。
そのミナトミライに行く途中に山がある。野毛山という。
普段はしんどいのでその山を迂回してミナトミライに行くのだけれど、
そこに小さな動物園があると聞いたので、さっそく行ってみた。

道のりはなかなかに大変で、大きなアップダウンが何度も続く。
本当にこんなところに動物園なんてあるのか、と疑っていたころにようやく見えてきた。
野毛山のふもとにある、野毛山動物園。

こじんまりしていて、手作り感がある。
広さは東山動物園の5分の1くらいか。
予想以上に動物がいて、いないのは象とパンダくらいかな。

入場料無料。
子供たちがたくさん遊んでいて、家族やカップルでなかなかの混み具合。
東山動物園より賑やかに見える。
とくに珍しい動物がいるわけでもない。
特別なイベントをやっているわけでもない。
でも、動物に餌をあげる時間に飼育員が丁寧に説明してくれたり、
ウサギやハムスター、ネズミと自由に遊べたり、
動物の生態だけでなく個人的なエピソードがあったりと、
とにかく丁寧。遊び心が多い。

驚いたのは、僕よりも年上の巨大な老人ラクダがいたこと。
もう前足が使えないため、一日中座って草を食べたりぼけ~としている。
動けないため、おなかがずっと地面に付きっぱなしで爛れてしまう為、毎日飼育員が薬を塗っている。
そんなエピソードまでそのラクダ(津軽君)の伝記とともに説明されている。

鉄道も近くにないし、本当にローカルな動物園。
でも、こんなに人々に愛されている。
来週末も行くつもり。


ランナーのための温泉

2007年01月14日 | Weblog
三浦海岸で起きて、皇居を走って、渋谷で飲んだ日。

名大クラブ関東の走り初めということで、皇居へ行った。
今年で3回目のイベントだそうだ。

皇居の近くに、小さな銭湯がある。
「ヴァン・ドッシュ」
皇居を走るランナーには有名なところだそうだ。

皇居は1周5キロのすごく広々としたコース。
むちゃくちゃでかい。
目が覚めるようなきれいなお堀の周りを、信号なし、カーブ少ない、平坦なコースがどこまでも続く。
走っている人も老若男女たくさん。名城公園より山の上より多い。

ただ、ここの問題は荷物。
荷物の置き場所がない。

それを補ってくれるのが、銭湯「ヴァン・ドッシュ」。
コインロッカー代わりに荷物を預かってくれる。
そして走り終わったら、ひとっぷろ浴びる。
お湯が熱めで、ぐ~とくる。

おばちゃんが経営しているローカルな銭湯。
脱衣所も湯船もこれまで行ったどこの地元銭湯より小さい。
そこに、走り終わったランナーたちが続々とやってきて、汗を流していた。
他の銭湯とは違い、お腹の出た人がいなくて、みんな引き締まってて、変な感じで笑えた。

永田町のビルが立ち並び、皇居が悠々とあって、こんな変な銭湯がある。
ランナーとおかしなものが好きな人にはたまらないよね。

和久傳

2007年01月08日 | Weblog
京都へ行って来た。
一昨日、そうだ京都へ行こう、と思いついたけれど、
レンタカーで行ったのでJRには貢献していない。

見たのは清水寺近辺だけ。
1年位前に部活の卒業旅行で来たのを思い出した。
あの時は、お寺よりも同期と話していることばかり覚えている。
一平と高洋が恋愛おみくじで大凶出したな。

漬物が美味しかった。
八橋食べ過ぎた。
おみくじは大吉。
冬は寒い。

夕食は「和久傳」という京都料理屋で。
京都の夜景を見ながら食事ができる店。
コース料理で5000円。
一皿食べると次がいいタイミングで運ばれてくる、とか
コースに付いてくる日本酒がすごく美味しい、とか
料理説明や店員の対応が行き届いている、とかですごく満足した。
ゆっくりできて、一通り食べるのに2時間くらい。
これだけゆったりできたら何度でも来たい。
母を連れてきてもいいなと思った。

いや、今回の旅行は「和久傳」を推す。

箱根駅伝観戦

2007年01月03日 | Weblog
今住んでいる寮から100m先に箱根駅伝のコースがある。
鶴見と戸塚中継所の間の保土ヶ谷である。
せっかくだから生で箱根を見ない手はない。

コースに行くとまだ人が少ない。時間は10時。
まだ1時間は来ないと言われたので、自転車で逆走してみる事にした。
ここで、ジョグとならないところが長距離との違いか。

途中、大型テレビを出しているコンビニがあったり、応援者のための休憩所を設けている店があったりと、コース沿線が箱根一色になっている。
保土ヶ谷区と戸塚区の境に当たる峠で自転車を降りた。
もうそのころには、道路脇は人で一杯。

お祭り気分で選手を待っていると、若い女性が話しかけてきた。
駅伝好きなんですよ。
応援しているチームはあるんですか?
駅伝好きなんですか?
やけになれなれしいなと思いつつ会話していると、
エホバの上人を知っていますか?
と聞かれた。
ああ、そういう人か。
すぐに、宗教はやりませんと言って、会話をやめた。
なんか気まずい空気になったので、その場を去った。
あとで、遠くからもと居た場所をみると、その女性はずっと同じところに居て、選手たちをしっかりと応援していた。
ああ、駅伝が好きって言うのは嘘じゃないんだ。冷たくしちゃって悪い事したなと、反省した。

それはともかく、
順天堂、東海大、日本大、日体大が通過した位から、自転車で選手と同じ方向へ走った。
もちろん、併走できるわけもない。抜かされながら応援した。
道路はことごとく全て人で埋め尽くされ、声援が飛び交っていた。
陸上部だけではない。
老人だけではない。
まさに、老若男女が選手たちを応援するために家を出てここにいる。
家族連れが多い。
カップルも多い。
老夫婦、友人同士、学生たち、おじさん、おばさん。
様々な人たちが、ただ一瞬だけでも選手を応援しようと家を出た。
それが集まって、こんなにもすごい光景になっている。

東京は、関東はよそよそしくて冷たいって言うけれど、今日だけはそんなことなくて、日本っていいなあと思えた。それが大きい。

余談だけれど、全選手が通過した後、交通規制解除をつげる車両が走りますよね。
その車両のすぐ後ろに、すごい数のチャリ軍団がいました。
ロードレーサーみたいなかっこいい自転車が多かったので、箱根からずっと着いてきたのでしょうか。『箱根駅伝を追走する会』みたいなのがあるのかもしれません。なんか、楽しそうなので僕もやってみたいと思いました。


青海チベット鉄道

2007年01月03日 | Weblog
青海チベット鉄道、すごく胸が躍る名前じゃないですか?
少し前に完成した、中国の西寧からラサまでの2,000kmをつなぐ鉄道です。

これまで、チベットへ行くためには中国の真ん中あたりからバスに乗ってガタゴトと山道を何日も走らなければいけませんでした。この道のりの険しさやチベットへ入るための手続きの面倒くささから、旅人にとってチベットと言うのは敷居が高だけでなく、一種の聖地のように(実際に聖地ですが)見られていました。

青海チベット鉄道は、そのチベットへ一日で行けるようにしたのです。
建設当時から、旅人たちはこの鉄道の建設をずっと注目してきました。
世界で一番高い場所を走る鉄道です。
車内に酸素吸入器がついていて、飛行機と同じ位の機密性があります。
本当に何もないところを、ひたすら聖地に向けて走り続ける鉄道です。
ほんとうに、心躍ります。

昔から、僕が行きたいと思っていたところが6つあります。
中国、ラオス、インド、ブータン、キューバ、そしてチベットです。
学生のとき、チベットへ行くことができず一度は諦めました。
でも、この鉄道がそれを可能にしてくれるかもしれません。
この鉄道が、一つ夢をくれました。

ただし、この鉄道によってチベットの発展により拍車をかけることは間違いありません。もとのままのチベットを見ることはもう叶わないかもしれません。とにかく、早く行ったほうがいいなと思います。