キャラバン サライ

夢は大空へ、努力は足元で、世界に目を向けながら足元から子供たちを見直していきたいと思っています。

トーベヤンソン展

2014年11月18日 | Weblog

横浜のSOGOでやっているトーベヤンソン展に行ってきた。
付き合ってくれた妻に感謝。

昔からムーミンが好きだけど、改めてヤンソンの絵のセンスにほれぼれ。
特に、みんなが大変で深刻な顔をしているときにミィだけが好奇心いっぱいで楽しそうにしている絵が好きだ。
小さな挿絵にも、ぐっとくる。


ヤンソン生誕100周年ということで、ムーミンやヤンソンの小説を読み直している。言葉一つ一つをなぞるように大切に読んでいきたい。

写真はフィンランドの小さな島にあるヤンソンが夏に住んだという小屋の原寸大レプリカ。
特に何もない島の一部屋だけの小屋。
僕がどっぷり浸っている情報漬けの生活の対極にあるようで憧れる。

マララ

2014年11月15日 | Weblog
パキスタンで女性の教育を訴え、タリバンに襲撃されたマララさんの本を読んだ。
パキスタンの渓谷での美しい平和な暮らし、そこへ徐々にタリバンの影が入り込み、多くの人が殺されていく恐ろしい日々が、子供のまっすぐな視点で書かれているのが印象的。
イスラム社会には女性が常に日陰者だという保守的な家庭からマララさんのような自由で進歩的な考えを持つ家庭までさまざまな人たちが共存していることも知った。みんな同じような文化、考え方をしていると漠然と思っていたため。
マララさんがこれほどに広い視野で強く前に進み続けられるのは、お父さんの影響がとても強い。
パキスタンの家系図には女の子が生まれても名前を書き込まないそうだが、マララさんのお父さんはマララさんが生まれたとき、初めて女性の名前を家系図に書き込んだそうだ。
それほど進歩的でかつ敬虔なイスラム教徒だったお父さん。
親の振る舞いは子供にとって本当に大事だと思いました。