キャラバン サライ

夢は大空へ、努力は足元で、世界に目を向けながら足元から子供たちを見直していきたいと思っています。

ちいさなバスケットボール物語3

2009年04月26日 | Weblog
今のバスケットボールチームには40代のおじさんが2人いる。
そのうちの一人は元高校バスケ部ですごくうまいんだけど、やっぱり体力的につらくなるのが20代よりも早い。

僕にとってはあと15年後の40代。
今でも学生のときよりは運動、練習をする量が減って体力は落ちてるけど、それとは別に年齢的に体力が落ちていくという感覚がまだわからない。

多くの人(定期的にスポーツをやり続けている人以外)は、自分の体力の衰えの原因が上記の2種類のうちどちらに起因しているのか区別をすることが難しいままに、だんだん落ちていくんだろう。

それでも、若者に混じってスポーツができるようなノリと最低限の体力はもっていたいと、40代おじさんのバスケをする姿を見て思った。
子供とも一緒に運動したいし。

やっぱり、ノリ(気持ち)が一番大事だよね。

ちいさなバスケットボール物語2

2009年04月22日 | Weblog
ここ数回連続して勝っていたフィリピンチームに昨日は完敗した。
向こうの勢いがすごく、攻めでも守りでも圧倒された。
負けることはないと思っていたけど、スポーツってちょっとしたことで力が逆転する。

負けたらおごると約束していたペプシをフィリピンチームにおごった。
キャンプの食堂も時間が遅くしまっており、久しぶりにカップラーメンを食べた。

勝っていたところで一度負けると、自信がなくなる。
次はいい形で挑めるといいと思う。

Supermarket Fantasy

2009年04月20日 | Weblog
ミスチルの最新アルバム『Supermarket Fantasy』を聴いている。
なかなかいいなぁと思う。

最新と言っても、去年の12月に発売されたものらしい。

日本にいると、ミスチルくらい有名なアーティストだとなんだかんだで新しい曲が耳に入ってくる。
街角、店先、CM、映画など。
でも今回は前作のアルバム『HOME』の発売時期からずっと日本にいないため、知っている曲は北京オリンピックの番組で使われた『GIFT』くらいで、それ以外はどれがシングルなのか、どれがCMやドラマ、映画のタイアップ曲なのかわからない。
それが逆にいい感じだ。

シングルとか意識せずにそれぞれの曲を平等に聴いて、あとからこれはシングルだったのかって思うのもいい。
タイトルも知らないので、気に入った曲には勝手に自分でタイトルとつける。
あとから、実はこんなタイトルだったのかと知るのも面白い。

ミスチルの中で一番好きなアルバムが『シフクノオト』だ。
このときも、どれがシングルなのか知らずに聴いてすごくよかったように覚えている。
その後、ミスチルを注目するようになってシングルもチェックするようになったため、こういう面白い出会いがなくなっていた。
そんなときに、またこういういいアルバムといい形で出会えたのはうれしい。

Moto Bike GP

2009年04月15日 | Weblog
カタールで国際モーターバイクGPが行われるというので行って来た。
行われたのはこちらでは平日ど真ん中の日曜日(カタールは金曜休み)。
しかも、決勝は夜の11時からというヨーロッパへの放送を前提とした現地泣かせのスケジュール。

当日は、こちらに来て始めて経験するような激しい雷雨。
サーキットに辿り着くまでは中止になってるんじゃないかと心配していたけど、サーキットに着くとあれほど激しかった雨がぴたっと止んでいた。
しかも水溜りなど雨が降った形跡すらない。帰るときにサーキットから離れるとすぐにまた大雨に変わったことを考えるとなにかアッラーの神に守られているか、変なお天気操作をしているとしか思えないような珍現象。

なにはともあれ、100R(約3000円)で入場。
会場はカタール人はあまりいなくて、イタリア人だとかヨーロッパ系が多い。
客席は満杯。
上から見下ろすビップ席には白装束のカタール人が並ぶ。

僕はこういうバイクレースを生で見るのは初めてだったのでどうやって観戦するのかはおろか、サーキットの歩き方さえわからない。
ヨーロッパ系は、ひいきのチームがドックでエンジン音を吹かすたびに歓声をあげて応援している。

そのうち、各チームのバイクがドックから出てきてスタート地点に一斉に並んだ。
そのかっこいいこと。
あれよあれよという間にスタートの時間になり、一斉に発進。
その爆音たるや、勘弁してくれと思ったダパンプのコンサートの爆音を超える(当たり前)。
スタート直後に周りにいた人たちが応援しているチームを含む数台が早くもカーブでクラッシュ。
その一帯のテンションが下がった。

順位や、レース展開についてはなんとも言えないけど、こういうスポーツの国際大会っぽいお祭り気分は大好き。
新しいバイクや車の展示があったり、各メーカーからのグッズ販売があったり。

ただ、翌日になって最後の決勝が延期されたことを知り、僕はどれだけ内容を理解せずに見ていたんだと改めて思った。

ちいさなバスケットボール物語

2009年04月15日 | Weblog
ちいさなバスケットチームがにわかにできた。
メンバーはおじさん3人と若者5人。

きっかけは、おじさんの一人の「今度旅に出るので体力をつけにゃならん」というのり。
ほんとに、にわかに、思いつきで。

さっそく、練習をしようかと夜キャンプにあるバスケットコートへ。
もう、アップのシュート練習のときから足がつりそうだとか、息が上がって苦しいだとかいう人が続出。

そこへ、フィリピン人のチームが現れ、コートの片側で練習を始めた。
おじさんの一人の「こりゃ、試合を申しこまにゃならん」というのりで、ポジションも何も話し合わないまま試合が始まった。
結果は、散々。シュートが入らないどころか、どこへどう動いていいのかもわからず、相手に振り回されるばかり。
彼らはうまい。
フィリピンではスラムダンクがバイブルのように読まれているという。
後半は、みんな足がついていかず、惨憺たる結果。

それから、週3回の練習という日々が続いた(といっても一週間)。
どこぞの部活かと思うような、パスやシュートの基本練習。
そのモチベーションを引っ張っているのはおじさんの一人の「このままじゃすまされんからの」(このおじさんは戦国時代マニア)という強い意志。

そして迎えたフィリピン人チームとの再戦。
1試合目は、1点差で惜しくも負け。
しかし、これで手ごたえを掴んだ日本チームはもう一試合要求。
その2試合目では日本チームの機動力が活き快勝。

フィリピンチームは個々の技術は高いけれど、いかんせん体力に劣る。
日本人チームはコンスタントに動き回ることができ、後半になっても速攻を何本も決めた。
そして、日本人チームにとってラッキーだったことは、フィリピン人は欧米や黒人に比べ背格好が日本人に似ていて戦いやすかったこと。

終わった後は、息も絶え絶え、足もぱんぱんで大変だったけど、勝つと後味がいい。
フィリピンチームも少しむっときているらしく、今度は向こうから再戦を申し込んできた。

これから暑くなるシーズン。
いつまで続くかわからない、にわかチームだけど。

カタールは雨季

2009年04月13日 | Weblog
カタールっていうのは基本的には雨が降らない国だと思っていたけど、ここ最近は雨が降ったりやんだり。
昨日は、雷がひたすらぴかぴか光ってて、稲妻がいろんな方向に見えた。

2007年-2008年は数えるほどしか雨の日がなかったけど、今はその間と同じぐらいの量がこの短い期間に降っているように思う。

2006年はけっこう降ったというように聞いた。
こんなにも年間によって雨の量や降る日数が異なるんだなと驚いた。

その中でも、傘をさしている人は見ないのは、中東ならではなのかな。

それと今日、朝オフィスに行ったらいたるところで雨漏りのためにできた水溜りがあって面白かった。
これは、中東だけの問題じゃないな。

朝食

2009年04月12日 | Weblog
こっちに来てから1年半以上全く同じ朝食を毎日食べている。

まず、ご飯をお茶碗にとり、海苔を2枚。
さらに目玉焼きに醤油。
コーンフレークに牛乳。
そしてオレンジジュース。

毎日、毎日、同じ。
それでも、毎朝、これはおいしいな、と思う。

たぶん、お昼や夕食が毎日同じだったら、すぐに飽きてしまうと思う。
なんで、朝食は同じでもいいんだろう。
寝ぼけているからかな。

僕が小さかった頃は、毎日おにぎりの日が数年続いて、その次にお茶漬けの日が数年続き・・・というように数年単位でメニューが変わっていた。

大学生の頃は、ご飯と餅を気分によって選んで、卵焼きと野菜炒めとりんごを食べていた。

社会人になってからは・・・時が経つほど自炊の量が減っていったなぁ。
近所の喫茶店で食べたり。

まあ、朝食は大好きです。

英語

2009年04月07日 | Weblog
毎日一緒にいるお客さんから

「たには英語のコースを受けているのか?
赴任当初に比べて英語のしゃべりも文章も随分よくなっているぞ。」

と言われた。

照れくさかったが、
「それは、いつもあなたと議論しているから、あなたの英語を学んでいるんでよ」
と答えた。

事実、彼とは事あるごとに意見が衝突し、往々にして激しい議論になる。
どちらも、どこか子供っぽいところがありお互いうまく譲りあえないのも原因の一つ。

誰かから、
「外国語を話せるようになる近道の一つは、口喧嘩をたくさんすることだ」
と、聞いたことがある。
それは乱暴で極端な話かもしれないけれど、確かに頭に血が上っているときは考えるより先に言葉が出るから、いいトレーニングになっているのかもしれない。

英語のみならず他の国の言葉もいくつか話せる人って、英語すらままならない僕にとってはすごいなと思う。
半年くらいで、日本語や英語とかけ離れた言葉を話せてしまう人もいるし。

でも、今の感覚から言うと、2年くらいの基礎勉強(文法+単語)と2年くらいの現地生活でなんとかその国で生活していくくらいの言語力はつくんじゃないかなと思った。
もちろん、言語によりけりだけど。

素敵な上司

2009年04月06日 | Weblog
今僕の直接の上司であるSさん。
彼が僕の上司で本当によかったなと思う。

上司に対する考え方はいろいろあると思うけど、僕の考えるいい上司のポイントは;

1) プライベートのとき(食事中、飲み会中、車中など)に仕事の話で説教しない。
武勇伝を語らない。

2) ぴりぴりしていたり、大変なときでもユーモアを忘れない。

3) ここぞというときには、部下の前に出て相手と直接戦ってくれる。

こんな感じ。

Sさんは、この3点のバランスがいい。
切羽詰ってくると、一杯一杯になってしまうこともあるけど。

また、Sさんのユーモアセンスはかなり秀逸で、僕が沈んでいるときや追い込まれているときにもSさんと話していると救われるような気になったこと数知れず。

僕もSさんに助けてもらった分、将来こういう明かりのある上司(先輩)になれればなと思う。

タンザニアのラーメン屋

2009年04月04日 | Weblog

タンザニアに行った初日、夕食のために外をぶらぶらしていると見慣れたような見慣れないようなのぼりが目に入った。
「Ra-Men」と書いてあるのぼり。
字体や色は日本のラーメン屋のそれと同じ。

タンザニアに来てまでラーメンか・・・と一瞬思ったが、ずっと食べていなかったしアフリカでどんな人がどんなラーメンを作っているのか気になった。
ちなみに、海外でいわゆるラーメン屋を見たのは初めてだ。

入ったときには気づかなかったが、縦長のこの店はコンテナを改造して作られたものだそうだ。
中はカウンター形式で隅にテーブル席が一つ。外のテラスにもいくつかのテーブル席。
なんとも親しみやすい、こじんまりとしていていい雰囲気。
コンテナといっても、しっかり窓も作ってあるし、内装もきれいだし、これならコンテナハウスっていうのも悪くないなと思った。

さて、中に入ると日本人のおじさんが一人とタンザニア人の女性料理人が数人。
このおじさんは、数年前に日本からタンザニアへやってきて日本の中古自動車の販売をやっていたが、その片手間に始めたのがこのラーメン屋なんだそうだ。
現地の女の子を雇い、品質管理も含めラーメンを作れるまでに育てた。
雇っていたマサイ族の守衛が自分の店の泥棒だったことや、店の食器がだんだんなくなっていった事もあったそうだ。

「日本の人が来てくれた時は、うれしいから私は店主じゃなくお客になるんです」
といって、おじさんは我々と同じ席に座ってビールを飲んだ。

彼は某有名メーカーに勤めていたが脱サラして、中古自動車販売を始め、今はタンザニアでラーメン屋までやっている。
日本で生活していけないことはないはずなのに。
妻との老後のための資金稼ぎとかなんとか言ってはいるけど。

こういうチャレンジングな生き方をしている人。
それに、日本から遠く離れたアフリカ、タンザニアの地でおじさん一人でラーメン屋をやっていること。

人生も世界もまだまだ大きいなと思った。