キャラバン サライ

夢は大空へ、努力は足元で、世界に目を向けながら足元から子供たちを見直していきたいと思っています。

ヨーロッパのクラブチーム

2007年02月28日 | Weblog
ヨーロッパといえばクラブチームの人気が有名だ。

特にサッカーは町のクラブチームを市民が総出で応援する。
イタリアもセリアAを代表として、人気がすごい。
ピサの斜塔のてっぺんからサッカーの試合が見れたが、その応援の歓声は日本のそれとは違っていた。ほとんど怒声。
これは、ヨーロッパが長く国として統一されず、都市国家として街が独立していたからだそうだ。
都市国家は常に近隣の都市と緊張状態にあったため、他の町への対抗意識や自分の町への愛着は日本のそれとは比べ物にならないとか。

好きな選手がいるとか、そのチームに思い入れがあるとか、そんなんじゃなくて、
その町に生まれたから、その町のチームを熱狂的に愛する。

それを考えると、日本人でヨーロッパのクラブチームのファンって結構多いが、その町の人からすればなんで?っていう感想なんだろうか。

嫌いな旅行記

2007年02月28日 | Weblog
ちょっと前までは、外国の旅行記が好きで、時々読んでいた。
バックパッカーの一人旅に憧れていたし、知らない世界を少しでも想像したかった。

でも最近特に読まないようにしているのが、作者の写真ばかり載っている旅行記。
作者が何をして、何を食べて、人々とどれだけ触れ合ったか。
それを示す写真がやたら多い旅行記。

僕が知りたいのは、作者が何を感じたか。
そして、向こうの世界での事実。
この2つだけ。

作者が写っている写真には、この2つの情報が入っていない。
だって、作者が写っている時点で作者が撮ったものではないので作者の気持ちは入っていない。
作者が写っているのでその世界での事実ではない。

ちょっと前まで、僕もこういう旅行記を書いてた気がする。
ずいぶん、僕もひねくれたな、と思う。

I am I

2007年02月27日 | Weblog
タイトルの言葉をイタリア人が言った。
その前に、「Parents are not I」とも言った。

彼は4年間、好きな女性と同棲している。
30歳くらいの年齢。
それでも、まだ結婚は考えていない。

なぜ結婚しないのか、と聞くと、
結婚しているのと現在の状況で何が違うの?
と不思議そうに答えた。
それに結婚したほうが離婚したときにお金を払わないといけないじゃないか。
と付け加えた。

結婚していなくても子供を作ることは問題ないそうだ。
イタリアでは、こうして結婚せずにずっと恋人同士が同棲を続けることは珍しくないと言う。
会社に入り、先輩社員の多くは結婚しているし、近い年齢の人たちもどんどん結婚していって、結婚というものが当たり前になってきたこのごろでは、新鮮な考えだ。

親は何も言わないの?
と聞くと
タイトルの言葉を口にした。

I am I

お洒落

2007年02月26日 | Weblog
日本からはパリ空港を経由してイタリアに入った。
パリ空港は驚くほどお洒落だった。
なにもかも。

空港の建物も、広告も、店も、人も。

アメリカとぜんぜん違う。
アメリカの広告はドストレート。
こっちの広告はデザインにこだわっていて何の広告かわからないくらい。

人もアメリカはびっくりするくらいお洒落じゃなかった。
日本人のほうがよっぽどお洒落だと思った(僕が言っていいかわからないけど)。
パリも、そしてイタリアもそれ以上に人がお洒落だ。

街もホテルもなにもかもがお洒落に見えてくる。
歩いていて楽しくなる。
これは、アメリカや日本にはないセンスで、ヨーロッパの強みだと思う。

古い古い歴史があって、急激に発展する時期が過ぎ、成熟した文化の中で心に余裕があるからだろうか。
成長しなきゃという強迫観念がなく、自国の文化に自信があるからこそ、そういった余裕が生まれるんだと思う。

Pisaの斜塔から見た街は、家々の屋根の色がレンガ色に統一されすばらしいものだった。
高層ビルなんて一つもなかった。
古きよき時代と言っては怒られるかもしれないけれど、いい国だなと思う。

フィレンツェに行きたかった

2007年02月26日 | Weblog
今日の休日の話。
ちょっと長いけど、久々に日記。

天気予報では雨。
でも、朝は曇っている。
フィレンツェに行きたかった。

今いるのがMassaという港町。
Massaの駅からまずはPisa行きの列車に乗った。
乗ってしばらくすると、きれいな女性の車掌さんがチケットの確認に来た。
チケットを見せると、とても申し訳なさそうに、罰金を請求された。
イタリアではチケット購入後にプラットホームにある黄色のマシンで日付を入力しなければいけないそうだ。その代わりに改札がない。
罰金の理由はその日付を押していないから(知らなかったので当然だ)。
その金額がなんと50ユーロ(約8000円)!
いやいや、そんなに払えるはずないし、日付を押さなかっただけでチケットは買ってるんだし。
向こうも、僕があまりに驚いているのを見かねて、初めてのイタリアということで5ユーロで許してくれた(もともと5ユーロなのか?)。

でも、ハプニングは始まったばかりだった。

Pisa駅で、フィレンツェ行きに乗り換えた。
進行方向右側にはきれいな海が続く。
いやいや、フィレンツェは内陸にあるから海が見えるのはおかしいだろ!
と、自分につっこみを入れたのは発車してから1時間も過ぎたとき。
間違えてローマ行きに乗っていたことを知ったときのショックは大きかった。

あわてて次の駅で降りた。
そこは、シエナ駅。
聞いたことない地名だ。
駅員にどうすればいいか聞くと、2時間後にPisaへ戻る列車があるという。
がーん。2時間もか。

仕方ないので、気を取り直してシエナの駅近くを探索することにした。
Massaと同じような、そんなに大きくない町のようだ。
教会があって、広場がある。ヨーロッパって感じだなぁ。
教会の前の大通りが歩行者天国になっていて、市場ができていた。
ちょっとテンションがあがってくる。
昔の看板や使われた絵葉書など骨董品が並ぶ。
つい、Vespa(スクーター)の看板と、ふる~い絵葉書を衝動買い。

その市場の終わりがバイク(自転車)レースのゴールになっていた。
次々にレーサーが飛び込んでくる。
観客も路肩に並んで声援を送っている。
かなりの人ごみだ。
レーサーの中には老人もいて、自転車は国民的スポーツなんだと実感させられる。
少し前の東京マラソンを彷彿させる光景だ。
ここで、テンションは最高潮。

偶然だけどシエナに立ち寄れてよかった。
と気分を明るくしてPisa駅に戻った。
(後で知ったがシエナには世界一美しい広場があるそうだ。それを知って悔しい思いになった)
改めてフィレンツェ行きの列車を待ったが、時刻表の時間になっても一向にこない。
ホームでは多くの人が頭に?マークをつけて待っている。
誰に聞いても、理由を知らない。
イタリアではストで列車が止まることがあるというけどそれなんだろうか。
時刻はついに3時を過ぎた。
時間切れだ。

ああ、もう!仕方がない。
このまま帰るくらいなら、Pisaの斜塔を見てから帰ろう。
もともとはPisaの斜塔を見る予定だったのが、フィレンツェがあまりにいいというので予定を変更した経緯がある。
Pisaの斜塔にも興味はあった。

駅から斜塔まで歩いた。
地図で見るより遠かった。そのくせ、雨がひどくなってきた。
何を意地になっているのか、傘は買わなかった。
パリジェンヌは雨でも傘をささないらしい。ここはイタリアだけど。

雨のせいで人通りは少なかったけれど、駅から斜塔まではいい景色だった。
細い路地にヨーロッパ風の邸宅が並び、大きな河に面してレンガ造りの家が並ぶ。
ロマンチックでうっとりするような景色だ(女の子なら)。

Pisaの斜塔は思っていた以上に傾いていた。
ぎょっとするくらい斜めだ。
変な感じ。
200年かけて断続的に建設されたそうだ。
建設当初から傾いていたのに、よくそのまま作り続けたと思う。
それだけで驚く。

ここだけは観光客が大勢いて、日本人もたくさんいた。
斜塔に登ると、やっぱり傾いていて、おっとっととなる。
斜塔の中にいても、傾く方向で自分がどこにいるのかわかるから面白い。
塔のてっぺんからは、近くのスタジアムで行われているサッカーが見れた。
すごい歓声がここまで聞こえてくる。さすがイタリア。

久々にバックパック旅行の気分になっていた。
一人であっちへぶらぶら、こっちへふらふらする旅。
それにしても、目的地へ楽には着けないというのは昔のままだ。
だからこそ、一人じゃないと他の人に申し訳なく思って気を使うので、一人のほうがいいのかもしれない。
今回は目的地に着く事さえできなかったけど。

ああ、やっぱりフィレンツェに行きたかった。

天子の卵

2007年02月26日 | Weblog
今、イタリア。
今日は休日。
列車で遠くに出かけたけれど、そのときに読んでいたのが『天子の卵』。
それが、かなり心に残っているので、忘れないうちに。

今から約10年前の作品で作者村上由佳のデビュー作。
最近(?)映画化されたらしい。

村上春樹の『ノルウェーの森』に似ているけど、それよりもわかりやすい。
『ノルウェーの森』ほど現実からぶっ飛んだところでの話しでないだけイメージしやすく、その分がーんときた。

この作品の中には、かなり多くの「人を好きになる」要素が詰まっていると思う。
いろんな種類、形の。
僕が経験したことのあるもの、ないもの取り混ぜてあるが、う~んと唸らずにはいられない。
作者が女性で主人公が男性だから、これはちょっと違うでしょ、って思うところもあるけれど、それでもここまで胸に迫るのはなかなか。

最後の方は喉がからからになって、少し気持ちが悪くなるくらい、胸が詰まっていた。
胸が痛くなる。
読み終わると、好きな人をもっと好きになっているかも。

イタリアへ

2007年02月18日 | Weblog
今週、イタリアへ出張で1週間行くことになった。

イタリアかー
これまでイタリアに強く行きたいと思ったことはないなー。
でも、ヨーロッパの町並みや景色は写真でとりたい要素がたくさんあるから楽しみ。

行くところは、Massaという小さな港町。
『歩き方』で調べたら地図にのっていない…
それくらい小さな町。
斜塔で有名なピサが近い。

できれば列車に乗ってみたいな。
世界の車窓からって少し憧れる。

でも、治安悪いっていうな。
観光地じゃないから少しはましか。

東京マラソン

2007年02月18日 | Weblog
朝起きて、東京マラソンをテレビで観た。

先頭集団の招待選手たちはさておき、後ろから迫り来る3万人の一般選手が映るたびに爆笑した。
すげ~。3万人って。
NYマラソンとかホノルルマラソンとかの大通りが人で埋め尽くされる光景が東京で起こっている。
花火大会とかで、人で埋め尽くされた道路は見たことがあるが、あれが全員走っていると、観ていて圧巻。逆に笑える。

それを観て、居ても立ってもいられなくなり、早速見に行くことにした。

ゴールの東京ビッグサイトまで来てみた。
まだ雨の中、次から次へと行列のように人が走ってくる。
仮装している人も居れば、チャリティーをやっている人も居る。
外人がすごく多いのにも驚いた。
このためだけに来日したとすれば、東京マラソンをNYマラソンみたいな世界的な市民マラソンにするという目標は達成されるかもしれない。

みていて、とにかくみんな楽しそうで、来年は絶対に出たいと思った。
走っている人も、応援している人も、楽しそう。

こんなに楽しいイベントがあるのに出ないなんてもったいない。
東京のっていうより日本の大祭り。
3万人で盛り上がるこの祭りに来年は出たい。

ジュピター

2007年02月18日 | Weblog
今、バンプオブチキンの『ジュピター』を聴いている。

バンプは初期の『天体観測』が大好きだった。
それで、高校生のときデビューアルバムの『ジュピター』を聴いたけれど、メロディーが普通じゃなさ過ぎて理解できず、好きになれなかった。

それからだいぶ経って、最近の『プラネタリウム』で久々にぐっときた。
『天体観測』も『プラネタリウム』も「星」をテーマにしていることはたぶん偶然ではない。
余談だけど、ほぼ同時期に出た大塚愛の『プラネタリウム』にセールスで大負けしたのは今でも悔しい。

それがきっかけで、再び『ジュピター』を聴いた。
そしたら、前回とは打って変わって、ほんとにいいアルバムだなと思った。
メロディーがいい。
歌詞もいい(教訓をたくさん主張してはいるが)。
演奏もすごくいい。
そしてなにより声がいい。

僕は低音の響きが好きだ。
バンプの低音は聴いていて気持ちがいい。

ネットでは、このアルバムの評価は驚くほど高い。
それにも納得。
デビューアルバムでこの完成度っていうのは驚き。
どの曲をとっても、う~ん、いいなあと思ってしまう。

暫くしたら、他のアルバムも聴いてみよう。
でも、このパターンは最初のアルバムが一番ってやつかな。
ゆず然りBoA然り・・・

リーダーの資質

2007年02月17日 | Weblog
上に立つ者は、下の悪口を絶対に言ってはいけない。

これは、前にも書いた気がするけど、またまた書きたくなった。

もちろん、悪口を言うこと自体よくないんだけど、上に立つものがそれをしたらもう駄目。

面と向かって、相手の悪いところを指摘するのはいい。
相手に悪いところを直して欲しいと正面から言えば、反発はされても不信感は抱かれない。

でも、陰で相手の悪口を言ったり、態度で見せたらいけない。
上に立つ人がそれをしたら、下の人が絶対について来なくなる。
リーダーは常に正々堂々正面勝負。
それができないと、チーム全体の士気が下がる。
チームが混乱する。

根は陰湿でも、リーダーをやっているときだけはカラッとした好青年を演じる。
この人が言うのだからやってやろう、と思わせられる。
それがリーダーの資質だと思う。

対校戦の2次会のノリ

2007年02月17日 | Weblog
この前、一年後輩の小澤の家で飲み会があった。

そのとき、ちょうど名古屋にいて、しかも夜泊まるところがなくて路頭に迷うところ、ちょうど小澤宅で「安田のテスト終了祝い」をしているときき、助けられた(当の安田はすぐに帰ってしまったが)。

いやいや、久々に陸上部の飲み会をしたな。
去年の一橋戦以来か。
陸上部の同期で飲むノリとはまた違う。
新歓合宿や追いコンのノリかな。いや、それとも少し違う。
もっとどうしようもなくアホで、狂ったような、懐かしい感覚。
対校戦の2次会のノリかな。

豆ちゃん楽しかったな。
あそこにいた全員を豆ちゃんが制していたな。
すごい。

一つ下の後輩がいるとそんなノリになるんだろうか。


幸せのちから

2007年02月17日 | Weblog
『幸せのちから』を観た。

ウィル・スミスと彼の息子が共演して話題になっている。
テレビでウィル・スミスが自分の息子の演技を絶賛してて、興味を持った。

実話をもとにした映画らしい。
僕はこういう「実話をもとにした」系に弱い。
その一言で、説得力がぐーんと上がっていく。
今回の話も、これが実話じゃなければそんな話ありえないって思うけど、
これが現実なんだと思うと、主人公と一緒に泣いてしまう。
それくらい主人公が追い込まれて、こっちまで胸が痛くてストレスを感じてしまうほど。
でも、それが日本以上の格差社会アメリカの現実なんだって思った。
お金がない人は、本当にないんだ。

いや~最後は興奮した。

「目標」について考える

2007年02月17日 | Weblog
先日、「目標」についての講習があった。

名大の陸上部では、年の初めの新年ミーティングでその年の目標(抱負)をみんなの前で発表する。
そのとき、以下のことに気をつけるべしという指示があった。
(1)具体的な目標にする(タイムなど数字をあげる)
(2)言ったからには実現できるだけの努力をする

(1)については、陸上競技は数字に表れやすいので多くの人がやっている。
(2)に関しては、なかなか実行されていない。目標があって、それを実現できるだけの努力をして、それでも目標のタイムが出ないことはよくある。でも、目標を言って、それっきりというのはよくない。言いっぱなしという状態だ。

これに加えて、今回の講習ではもう一点大切な事項を挙げていた。
それが「期限」だ。
目標には、「~までに」という言葉をつい、忘れてしまいがち。
当然、「今年の終わりまでに」というぼんやりした期限ではなく、どの試合で出すのかというところまで言及しなければ、それに向けたスケジュールが立てられない。
よく、「最終的には~」という言葉を聞くが、その最後というのはいつのどの試合なのか、本人も分かっていないだろう。
具体的な期限が分かっていなければ、いつまでもずるずるといってしまう。

期限のない目標はスローガンや精神論だ。
と、講師は言っていた。

ちなみに「目標」とは・・・
・自分を前進させるツール
・自分の成長を図るツール
だそうだ。

できるだけ具体的な目標をつくって、それに向けスケジュールを作り、それを実行していく、というのが当たり前だけど目標達成の近道なんだなぁ。

8継

2007年02月09日 | Weblog
宮地に、忘れとらんだろうな、と再三言われたのでここで宣言。
今年の阪大戦でOBチームが8継に出ます。
エントリー者は
宮地
可知
優介
麿
兼松
譲二


この中の4人がガチで走る。
当然、その時期で最も速く走れる4人が選ばれるわけで、それまでに各自練習をする。目標タイムは23秒5×4=54秒くらい?

いや~楽しみだ。

仕事の英語

2007年02月03日 | Weblog
やっぱり、アメリカでは仕事もMeetingも英語でやるんだけど、まだまだ僕にはついていけない。
それに、たとえ聞き取れたとしても、それでもまだ内容がわからない。
それは日本語で言われてもわからないということ。
技術的なことや、これまでの経緯があることなんかは、英語以前に話がわからない。
コミュニケーションってのは大変だと思う。

あと、英語(それ以外の言葉でも、もちろん日本語でも)の聞き取りは集中力だなと思った。集中していれば、ある程度はわかる。でも、その集中力が続かない。集中力が切れると聞き流してしまう。英語に慣れるって言うのは、ひとつはこの集中力が持続するようになるってことなのかと思う。