千葉県佐倉市にあるDIC川村記念美術館へ行ってきました。
この美術館はDIC株式会社が関連グループとともに収集した
美術品を公開するために、1990年5月、研究所敷地内に建てた美術館です。
この佐倉の土地を購入した当初から「研究所」と「美術館」が
池を挟んで併設されるという構想だったようです。
「研究所」は《知性のシンボル》として、「美術館」は《感性のシンボル》として
それぞれの存在に相乗効果を期待するもの・・・というのがコンセプト。
美術館の目の前にこの風景が広がっています。
残念ながら美術館の全景は
この池の対岸からのアングルでないと撮れないんです。
生憎向こう側は研究施設で、関係者のみのため
建物全景の様子は
美術館ホームページでご覧下さい。
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桜の咲く頃もいいかも
この美術館の魅力は
この里山の地形を生かした緑豊かな庭園内にあることです。
毎日午後2時から約1時間
無料でのガイドツアーで作品解説を行なっています。
(わかりやすい説明でおすすめです)
目玉はなんといっても増設した常設展示の2室!
「マーク・ロスコ」の7点の壁画
彼の作品のためだけに造られた八角形の部屋『ロスコルーム』
横幅4.5mもの巨大な作品が入口以外の壁に7点
赤茶色の地に窓枠のようなものが描かれている。
(時価300億くらい?)
「バーネット・ニューマン」 アンナの光
こちらはマーク・ロスコの部屋の2階に造られた『ニューマンルーム』
これまた巨大な作品1点、横幅6.1m高さは2.8m
画面のほとんが赤い絵の具、彼は哲学者でもあったと・・・。
(時価200億くらい?)
ロスコの部屋は床がかなりダークな色で造られ
7点の作品を前に、自分を深くかえりみる空間のよう・・・。
一方ニューマンの部屋は床・壁とも明るい白、左右には大きな窓
ロスコの作品でやや反省したあと、この作品をみて「いいんだ 自由で」
心が軽くなったような・・・私の勝手な感想です。
今一度ゆっくり向き合いたい作品かも!
関心のある方は是非お出かけ下さい!
DIC川村記念美術館
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