オーデック ブログ

写真好きの建築女子が綴る、日々のあれこれ!

伊能忠敬記念館

2019年11月27日 | 雑学
千葉県の佐原にある「伊能忠敬記念館」へ行って来ました。



駐車場は建物の裏手にあり、川を挟んで、旧宅があります。
伊能忠敬といえば、地図を作った人として知られていますが、元々の家業は酒造業です。
50歳を過ぎ家督を長男に譲り、興味があった天文学を学ぶため、江戸に入り天文方 高橋至時に入門。


その後勉強した学問を生かし、様々なオリジナルの道具を用意て、日本全国を測量をして歩きました。
71歳までに計10回の測量の旅。忠敬は73歳で亡くなりましたが、没後3年後には日本全図を完成。

とにかく驚くのは、200年前に歩いて作った地図の精度と芸術的な美しさ。
人生50年と言われた時代に、この年齢からの新たなチャレンジ

伊能忠敬の生き方に力をもらい、勇気とファイトが出てきます。
今回はタイミングよく、専門の方のガイド付きで見学できたので、理解も深まり大変勉強になりました。


館内にも展示してありますが、建物裏側の、象限儀(しょうげんぎ)


この象限儀を測量の道具として持ち運び、北極星の高度を観測しながら緯度の測定を行いました。
天文測量を全国的行ったのは、伊能測量隊が初めてであったようです。


あいにくの雨でしたが、酒造業を営んでいた旧宅がこちら。
旧宅のまわりは古い建物が数多く「重要伝統的建造物保存地区」に選定されているので、町並みも楽しめます。









平成22年のことでしたが、「完全復元伊能図全国巡回展」
伊能図を体験しています。



地図や測量にご興味のある方、是非お出かけください。
何をしたらいいかと悩んでいる方、ここに行けば、一歩踏み出す勇気が!


関連記事はこちら
「はじめて日本を測った男」

「伊能忠敬記念館」

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原色牧野植物大圖鑑

2019年11月21日 | 日々のあれこれ
相続のお手伝いをしたお客様より「原色牧野植物大圖鑑」を頂きました。



昨年の夏には、高知県にある牧野植物園を訪ねました。
それから半年後くらいでしたが、NHKの歴史秘話ヒストリアで『牧野富太郎 夢の植物図鑑』を偶然に見ることができました。

牧野氏の植物への情熱を知る者として、この本ゴミになってしまっては・・・不思議な出会いに感謝するばかりありがたく頂戴しました。30年以上経っていますが、外箱は少し汚れているものの中はとっても綺麗で新品同様でした。
(価格を見てビックリ、35,000円)

植物好きなので、図鑑の類はたくさん持っていますが「原色牧野植物大圖鑑」は特別です。
なんと2556種もの植物が(B5判906頁)手描きで精密に彩色され、花や果実植物によってはめしべやおしべの断面、根の様子も描かれています。

写真では味わえない、まるで大好きな絵本をみるように、愛おしい手描きの絵に癒されます。
大切にしたい本で出会いました。
高知県に行く機会がありましたら、牧野植物園へにもお出かけください!


高知県県立牧野植物園
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首里城の思い出 頑張れ沖縄!

2019年11月02日 | 建物探訪
一昨日の首里城の火災はとても悲しい事件でした。
首里城を見学したのは2014年6月のこと、あの時の記憶が甦ります。


涙をながしながら消火活動した隊員もいたという。本当に残念でなりません。
再建を願って、紹介します。

入口にある「守礼門」


首里城の城郭(じょうかく)内へ入る、第一の正門、歓会門(かんかいもん)



正殿の前で自撮りをする若いふたり、このニュースに悲しんでいるでしょう。



南殿(なんでん)



北殿(ほくでん)



正殿にあった国王が座る玉座



こちらは模型ですが、正殿前の御庭は(うなー)と呼ぶれ、色違いの列は儀式の際に、諸官が位の順に並ぶ目印の役割をもっていたそうです。



ソテツがたくさんあったのも印象深く、朱色と濃い緑の調和も綺麗でした。



一日も早く出火原因が解明され、再建に向けて私も応援したいです。


首里城公園

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