オーデック ブログ

写真好きの建築女子が綴る、日々のあれこれ!

線路復旧作業中

2011年03月29日 | 地域情報
今回の大地震では
鉄道にも大きな被害が出ました。

水戸駅の被害は大変大きく
予定ではやっと常磐線の
土浦駅~勝田駅区間は3月31日より
運転再開見込みとなりました。


水戸支社管内の運転状況
及び運転計画について

その他各路線の復旧予定などは
こちらでご確認下さい。



写真は水戸~郡山間を走る
ローカル線の「水郡線」

通りがかった踏み切りで、
線路復旧の作業中と思われるトラックが。

様子を見ていると・・・

レールの上を
トラックが走っていくじゃないですか。



鉄道博物館では
鉄道写真の撮り方の本を2冊も購入し
いつかカッコイイ鉄道写真をと・・・。


撮り鉄、かなりめずらしい写真に。

生憎一眼レフカメラではなく
現場用のデジカメだったのが心残り。



タイヤのうしろに注目、
鉄道の上も走れる「軌陸車」


このような専用の作業車を見る機会は
めったにないので大変勉強になりました。

この車輌はレンタルのニッケンさんでしたが
「鉄道用3t3転ダンプ」と思われます。

通常のダンプは後のみ排出ですが
この鉄道用は左右後方の三方向へ排出
(3転)できるのが特徴。

これなら枕木のまわりの砕石敷きも
効率がいいですね・・・納得!



ここは水戸駅より二つ目の常陸津田駅近く

一部線路がぐぎゃぐぎゃ状態
たくさんの作業員の方がいました。

水郡線は4月末まで
復旧作業に時間がかかるようです。

いろいろな業界で
復旧に関わるたくさんの方々に支えられ
少しずつ元の生活に戻りつつあります
皆様に心より感謝したいと思います。


コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2往復80キロ

2011年03月27日 | 不動産
大地震から三度目の日曜日となりました。

地震のあった翌日には
中古住宅の内覧の予定が入っていました。

もちろんキャンセル・・・といっても
私も現場に行く事も出来ず
お客様にも数日連絡が取れない状況でした。

今日は地震後初めてこちらの物件に
午前中ご案内が入りました。

まだ被災状況を確認しておりませんでしたので
とても心配しましたが・・・。

地盤がとてもよく、大した被害もなく
近年のリフォームも功を奏してか
危険な部分が見当たりませんでした。

お客様にはこの最悪の状況に見ていただいて
逆に耐震への不安がなくなりましたねと
冗談を交わしたほどでした。


こちらの物件は友人からの依頼物件のため
片道20キロとやや遠い物件でした。

なんと今日は
往復では40キロの物件を2往復。

地震で延期になってしまったお客さまから
会社に戻ると電話が・・・
急遽すぐ夕方にでも見たいと言う事に。

地震後、ご依頼を受けていたお客様も
この惨事に、少し気落ちしておりましたが
突然2組の方に見ていただけました。

こんな時だからこそありのままを
見ていただくという考え方もあります。

今回の大地震で不安をお持ちになった方など
木造住宅耐震診断士
耐震診断リフォームアドバイザー
でもある私が
ご相談させていただきます。



暖かい春はもうすぐ・・・ガンバレ茨城!

ガンバレ日本!


ボクハン(ト半)椿です



ひたちなか市・水戸市不動産売買物件情報


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

引渡し直前に・・・

2011年03月22日 | 建築
今日やっとひたちなか市では水道が復旧しました。

水のありがたさをしみじみ実感した10日でした。
洗い桶ですすいだ水はトイレのタンクに入れ使っていました。

以前紹介したトイレの洗浄水使用量についてでは
古いトイレが1回に13ℓの水を使うことをお伝えしました。
(18リットル灯油缶の半分以上です・・・皆さんも実感したのでは?)



1週間前の15日は新築物件の引渡し予定でした。

11日の大地震後、事務所の割れた大ガラスの応急処置をし
信号が止まり、あちこち道路の亀裂や陥没があるなか
必死に現場(隣の市に)を確認に行きました。

屋根・外壁などはなんでもありませんでした。

少しホッとしましたが・・・。

建物内部を確認

前日にタイルを張ったばかりでしたが、やはり立ち上がりの部分が。





工期がやや遅れていたため
次々職人が入り最後の追い込みに大忙しでした。


お施主様には余震がちょっとおさまらないと
折角、て直しをしても・・・と、一時工事を中断しておりました。
(大変な方の復旧を先にと、ありがたいお言葉を頂きました)



補修のため一部カットし、パテ・そしてクロスを張りなおします。


クロスは石膏ボードの継ぎ目などに一部よじれやはがれが起きていました。
新築といえど震度6強では仕方がないと思われます。
(比較的被害の少ないほうだと大工さんも話していました)


自然の災害が原因では、どうすることもできません。
M様もうしばらくお待ち下さい。
ご理解の程、大変ありがたく感謝しております。


1日も早く余震がおさまる事を願います。


建物補修、耐震補強などもご相談下さい。

ひたちなか市・水戸市不動産売買物件情報



コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

春よ来い

2011年03月21日 | 植物
今日はつめたい雨
東北の方々は暖をとれているでしょうか。
被災者の方々の悲しみをこらえた気丈な姿には心を打たれます。


実家の様子を確認しながら墓参りに行きたくとも
国道51号大洗の夏海バイパスは通行止め(迂回路とのこと)
更に燃料不足のため断念しました。


先日ビルの破損したガラスの応急処置で出かけた際
春を告げる花を見つけ、ほんの少し癒されました。

駐車場の一角に造った小さな庭、私が植えた木でした。
下草として植えた春欄もつぼみが膨らんでいました。


春に先がけ
「まず咲く」が転化して呼ばれるようになったといわれる
  
『マンサク(満作)』 
です。


ねじれたような細い花びらはかなり個性的です。



春分の日なのでこの樹木を紹介します・・・この木には意外な秘密があります。


1年ほどまで前、テレビ番組で偶然知りました。

世界遺産でもある飛騨白川郷の合掌造りの建物の
骨組みの結束にマンサクの枝
が使われていたんです。

合掌造りの屋根の骨組みでは縄やネソ(マンサクの若木)で結んであるだけ。
これら縄やネソの結び方には秘密があるようで
釘などを使わず柔構造にすることで屋根が壊れるのを防いでいます。

一見枝を見たところ、そんな柔軟性にあるようには見えないのですが
地域性もあり、このマンサクが手に入りやすかったことで
やや扱いにくい点を乗り越えて選択した木とも・・・?

ご興味のある方はこちらをご参考に



一日も早く暖かい春が来ることを願っています。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

地震による建物被害について

2011年03月19日 | 建築
東北地方の方々に少しずつではありますが
救援物資が届き始め、燃料も運ばれたのが何よりです。
福島の原子力発電所においては、まだまだ危険な状態ではありますが・・・。


少しずつ被害のあった建物の片付けや崩れた塀の片付けが進んでいます。

地震により被害を受けた建築物は、
余震などにより人的被害を与える危険性があります。

そこで、大地震発生後の救命・救急・消防活動と共に
建築行政の役割として、被災した建築物の応急的な安全性の判定を行う
 『応急危険度判定』 があります。


『応急危険度判定』とは大地震により被災した建築物を調査し
その後に発生する余震などによる倒壊の危険性や
外壁・窓ガラスの落下、付属設備の転倒などの
危険性を判定することにより人命にかかわる
二次的災害を防止することを目的としています。


判定ステッカーとして
緑色(調査済) 調査により安全が確認された建物 
黄色(要注意)
赤色(危 険)

これらの判定結果は、建物の見やすい場所に表示され
居住者はもとより付近を通行する歩行者などにも
その危険性について情報提供することとしています。


皆様の方々にも既に見ている方がいるのでは・・・
とくにレッドカードを貼られた建物では、立ち入りが禁止され
余震などで大変危険がありますのでご注意下さい。



茨城県においては各行政より依頼をうけ
資格を持つ建築士が活動をしておりますが
燃料不足により思うように動けない状況が続いております。


【3月18日13:00現在の応急危険度判定実施状況】 

[12日より実施 現在19市町村] 
水戸市、土浦市、石岡市、常陸太田市、北茨城市、笠間市、つくば市
潮来市、常陸大宮市、那珂市、板東市、稲敷市、桜川市、神栖市、鉾田市
小見玉市、茨城町、大洗町、阿見町


水戸市内でもレッドカードが貼られ、一部取壊しがされたもの
またイエローカード(要注意)が貼られた建物も見受けられます。




こちらの建物にはイエローカードが貼られていました。
たまたまこちらの屋根を隣の3階部分から写真を撮る事ができました。

私が診断した建物ではありませんが、気になるのは屋根の施工方法です。
比較的新しい建物にも係わらず、損壊の仕方が普通ではありません。

確かな事は言えませんが
瓦をとめる横桟木に釘を打っている形跡が見あたらないのです。


今回の地震で瓦屋根に不安を持った方もいるかも知れませんが
正しい安全な施工方法であれで、震度6強でも問題ありません。
(現に新しい建物の屋根にはほとんど被害が見られませんでした)


あまりに被害の多いエリアのため
屋根の補修に大変な時間を要すると思われますが
是非屋根屋さんには、地震に強い正しい施工方法でお願いしたいと思います。





瓦屋根と地震について→こちらをご参考に


全国被災建築物
応急危険度判定協議会のホームページ



建築・リフォーム・外構などについてもご相談下さい。

ひたちなか市・水戸市不動産売買物件情報



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする