それから、
自分をみつめる作業として、からだの状態を見つめる以外に、
胸に感じていることー感じていることばを書く。
そうすると、自分のこころで何が今、起きているかがわかってくる。
先日もお話しをさせていただいたのだが、周囲に対して、
「(私の気持ちがあなた、)わかるでしょ。」
と、常に胸の内で叫んでいた方だったので、
それでは、周囲に伝わりませんよ、と言った。
なんとなくそうかな、と、思っても相手の都合いいように、
それを無視されてしまう。
だからこそ、ちゃんとことばにして、相手に伝えなければ、
あなたのこころが、あなた自身、わからなくなっています。
口に出すことで、理解度が深まったりするものだ。
そして、伝えたいと、思う相手にこそ、遠慮せずに言う。
実はこれの繰り返しなのだ。相手に言っている作業は、
自分にも言っている作業だ。
自分の神に。そして、相手の神に、ちゃんと伝える作業を
して行くうちに、伝わる感覚ー体感を得るのだ。
その繰り返し。
そうやって、自分のことばも整える。
相手がいても言えないのであれば、ノートなどを作り、
それに書いてみる。
いろいろなことばで書いてみる。
自分のことばの整えが進むことを、実感していくことだろう。
自分というものを、自分という存在は案外知らないのだ。