ジャノメエリカは ツツジ科の常緑性低木。ビール園の前にあるこの木は 高さ2m。
この花を学名のままエリカ(Erica)と呼んでいるのは日本だけだそうである。
他の国では 英名 ヒース(Heath) がよく使われるとか。
学名 Erica canaliculata。
属名の Erica は、ギリシャ語で「裂ける」を意味する(Ereiko)に由来し、枝が裂けるように折れるためだそうである。種名の「canaliculata」は、「黒色の葯のある」の意味している。
ピンクの壺型の花だが、おしべの 葯の 黑が ヘビの目のようであることから 「蛇の目エリカ」となった。
英名 Heath の語源はあいにく知らないが、種名の「canaliculata」が 黑蕊に着目していることからわかるように、ジャノメエリカを代表する部位は やはり「黑蕊」なのだ。