アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

オンシジウム 'ボジョレー' - 安城デンパーク

2019-02-01 17:34:34 | みんなの花図鑑

オンシジウムというと 黄色い花被片の 人形がダンスをしているような形をした花を想像しますが、形は同じで 色ちがいなのが この オンシジウム 'ボジョレー' なんだそうです。デンパークさんに 聞きました。



「甘い香りする新品種洋蘭♪ギフトにも最適です。
最新品種、香りするオンシジューム。
甘い香りが漂う落ち着きある花です。」
(ネットの「楽天市場」のキャッチフレーズより^^)




「ボジョレー」って、ボージョレ・ヌーボー Beaujolais nouveau の「Beaujolais」でしょ (´v_v`)

    
「ボジョレー(仏: Beaujolais)は、フランス南東部・リヨンの北に位置する土地で、特にワインの産地として知られる。
"Beaujolais" という地名は、かつてのこの地方の中心地であった "Beaujeu"(ボジュー)に由来する。」(wiki「ボジョレー」)
日本語では、「新聞各紙が「ボージョレ」、テレビ各局が「ボジョレー」に統一しているようである。」(wiki)




でも ワインの産地の名が なぜ オンシジウムの品種名になったのか、ネットの記事には書いてない。



この赤紫が ボージョレ・ヌーボー色 なのかなあ (ー_ー)!!




オンシジウム - 安城デンパーク

2019-02-01 17:10:23 | みんなの花図鑑

オンシジウム は 特徴的な花姿が人気の 洋ランです。
大きな唇弁をもつ花姿がドレスを広げて優雅に踊る女性のように見えるので、英語では「Dancing lady orchid(踊る女性のラン)」とも呼ばれています。



オンシジウム(Oncidium)は、中南米に約400種分布している着生ランです。



「Oncidium」で少し画像検索しただけでも、
 Oncidium Gower Ramsey
 Oncidium sweet suger
 Oncidium lykaiosii
 Oncidium Goldiana
 Oncidium Singapore Delight
など、私には まったく同じにしか見えない Oncidum の画像が出てきます。
血統書がなければ、専門家でもわからないのではと思ったりします。



オンシジウムは
リップ(唇弁、中央の大きい花弁のこと)が三裂し、基部に突起があるのが特徴です。
逆に、その他の5枚の 花被片が 退化したみたいに小さいのが特徴です。
一番上の 背萼片(ドーサルセパル)と 横に出ている4枚のうち 下側の2枚の側萼片(ラテラルセパル)が外花被片で、
横に出ている 上側左右の2枚が 側花弁(ペタル)で、これと リップを合わせて 内花被片と分類しています。



プリムラ・マラコイデス - 安城デンパーク

2019-02-01 10:25:59 | みんなの花図鑑

この花も フローラルプレイス(大温室)の寄せ植えに飾ってあったものです。
名前が書いてなかったので、いつものように、写真をメールで送り、デンパークさんに教えてもらいました。




学名:Primula malacoides
属名: サクラソウ属(プリムラ属)
和名:ケショウザクラ(化粧桜)




中国雲南省の原産で、一旦ヨーロッパに移入されて改良された園芸種です(草花と自然Blog)



学名の Primula malacoides ですが、
Primula のほうは
f.<1. primos(最初)の縮小形で,欧州サクラソウ(P.veris)が早春に他に先駆けて花咲くことによる。
(学名解説(属名)シソーラスより)

malacoides のほうは
Mal a COI desは、柔らかい、粘性のある、アオイ科植物に似ていることを意味します。葉の柔らかさを指す
(植物ラテン語:Malacoides 自動翻訳より)

ということが分かりました。


イベリス - 安城デンパーク

2019-02-01 09:28:45 | みんなの花図鑑

よく見る花でも 名前を知る前と知った後とでは、関心度がちがってきます。




銘板には こうありました:
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Iberis sempervirens cv.
  イベリス
’ブライダルブーケ’
  アブラナ科
園芸品種(西南アジア原産)
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(西南アジア原産)とありますが、そもそも、西南アジアってどこでしょう?
「西南アジア」でググると、Wikipediaにちゃんと「西南アジア」の項がありました。
そこに 色分けされた地図が載っていて ↓

緑色の「西アジア」=西南アジア としている用例が最も多いようです。
あるいは 赤色の「南アジア」と 緑色の「西アジア」を合わせたもの、
こういう地域が 西南アジアということらしいです。



かってな想像ですが、西アジアといってもアラビア半島は 砂漠のイメージが強いので それを外して、トルコ、シリア、イラク、イラン、アフガン... とまぁ、こんな国が原産地ということなんでしょうか。これらの国は 冬に雪が降ります。



以下、あるブログ記事からの引用 です
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イベリス「ブライダルブーケ」を育てるポイント
耐寒温度は約-10℃と寒さに強いので、戸外で冬越しできます。
10℃以下の寒さに当てないと翌年の開花率が悪く
なるため、冬も室内に取り込まず
戸外で管理してください。
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ハナウメ - 西尾市憩の農園

2019-02-01 09:07:27 | みんなの花図鑑

この日は いい天気だったので、もっぱら屋外での撮影となりました。




今では「花」といえば 桜 ですが、平安時代よりまえは 「花」といえば ウメ を指すことのほうが多かったようです。




ウメ は ふる里(=奈良平城京)の静かな美しさと文化的郷愁の花として、和歌や能に取り上げられます。




始めは薬用として中国から伝わってきましたが、徐々に 実をとるための ウメ と、花を観賞するための ハナウメ とに分化していったようです。




ウメは品種改良されて 多くの品種があります。私には 蕚が緑のウメ 「緑蕚」しか区別できません(◞‸◟)