アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

ハクチョウゲとヤエムグラ - アカネ科

2020-05-14 18:06:41 | みんなの花図鑑
ハクチョウゲとヤエムグラ、不思議な取り合わせのようですが、実は両者とも アカネ科だったのです。


おとなりの生垣は全部 イヌツゲ だと思っていたのですが、今朝、咲いている花を見て「あれ、イヌツゲの花ではない!」とようやく 別の木も植わっていることに気が付きました (^_-)-☆




近づいてみると、こんな花です。 あきらかに イヌツゲ(モチノキ科)の花ではありません。 オーストラリアの ウェストリンギアとか・・・ を小さくしたような(もちろん5弁花なので種類は違いますけど、たたずまいが似たような)感じです。




さっそく スマホの Google Lens をかざしてみるのですが、どうも ベニバナ の時のように 該当するものが出てきません (ToT)




しかたなく、写真を撮って 掲示板にお尋ねしました。そしたら 質問画像を4枚 アップする途中の2枚目までアップした時点で いち早く 回答がありました!

「アカネ科ハクチョウゲ(Serissa japonica)では。」

さっそく「アカネ科ハクチョウゲ」 でググったところ、 おー、完璧です。これに間違いありません (^^♪

緑葉の基本種で薄い藤色の一重花、緑葉で純白色の一重花、一般的な覆輪斑入りの物も、白花と藤色花の個体が散見される。また、白花個体の中から選抜されたポンポン咲きもあり、この品種はカスミソウのように沢山花をつける。(wiki 「ハクチョウゲ」)

そして 検索中、面白い記事に出会いました。
「写真のものは雌しべが花冠より長く突き出ていますが、株によって長花柱花と短花柱花の2タイプがあるようです。」(Familiar Flowers 2 top > アカネ科 > ハクチョウゲ Serissa japonica)

すると、 上の画像(お隣の生垣のハクチョウゲ)は 雌しべの柱頭が良く見えてますから、長花柱花のハクチョウゲだったのですね。



というわけで、午後のサイクリングは もうひとつのハクチョウゲの花を求めて! になりました。
で、ラッキーにも 短花柱花に出会えました (^^)/
以下の画像(見出し画像も) は 朝とは別のところで撮った ハクチョウゲ (短花柱花バージョン)です。

朝の花は 花弁が白かったですが、こちらは やや藤色をしていて 縦じまがあります。




両方とも つぼみはやや赤みがかってますが、藤色のこちらは つぼみの色も一層濃いように見えます。




おしべが にょきにょき伸びています。 めしべは あるのか、ないのか、 この角度からでは分かりません。




花冠の底がうっすらと 黄緑色に見えますが、これが めしべ のようです。
おしべと めしべは 思いっきり離れているので、 両方にマクロレンズでピントを合わせるのはつらいです。
実物をご観察ください。 すぐ分かりますよ (^^)/



つぎは、 同じアカネ科の ヤエムグラ。

撮ったのは ちょっと前(4月16日)で、撮った場所は 雑草植物園、早い話 自宅庭 です (´∀`)




ならば、バックのレンガ色は何か? というと、 少しづつ 引いた画像を出しますから、おのずと分かります ∧||∧




には逆向きに小さな棘があり、セーターなどにはくっつく。この棘があることによってお互いが寄り添いあい、他の植物にも寄り添って立ち上がっており、自らの茎で立ち上がることはできない。(岡山理大 植物雑学事典「ヤエムグラ Galium spurium var. echinospermon」)




花は白色で小さく、めだたない。(同上)


秋には こんなひっつきむしの果実になります。

果実には荒い毛が生えており、動物の毛などにくっついて散布される。(同上)








ムギ - 岡崎平野

2020-05-14 08:01:32 | みんなの花図鑑

オートフォーカスで撮ってますので、一番手前のカラスムギにピントが合っちゃってますけど、頭の中で 無視願います(無理! (T△T))




むちゃくちゃ風が強かったです。 露出時間を1/100秒まで落として撮ってるんですが、効果が表れてません (ToT)




英語には、多くの種類を総称した日本語の「ムギ」に相当する表現はなく、種類によってbarley(大麦)、wheat(小麦)などと使い分けられている。(wiki 「ムギ」)




こういう風景を見ると 父が教えてくれた「麦秋(ばくしゅう)」という季語を思い出します。




亡くなってから、もう20年になります...