アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

ヤブジラミ、ニンジン - セリ科

2022-07-10 06:00:10 | みんなの花図鑑
ヤブジラミ

ヤブジラミという名前は 「やぶに生え、果実にカギ状に曲がった刺があり、シラミのように衣類にくっつくことからこの名がつけられた。」(三河の植物観察「ヤブジラミ」)




こんなきれいな花なのに... しかも在来種なのに... 名前のおかげでだいぶ損をしています。




葉の部分も食べる事ができ、お浸しにすると、ホウレン草に似た風味とシャキシャキした茎を美味しく頂けるそうです。
(植物の育て方や豆知識をお伝えするサイト「【ヤブジラミのまとめ!】」)




果実は古くから蛇床子という漢方薬として皮膚の塗り薬として使われていました。(同上)





ニンジン

ニンジンもヤブジラミと同じくセリ科の植物です。




原産地はアフガニスタンです。
国内で栽培されているものはヨーロッパから入ってきた「西洋系」と、中国で改良された「東洋系」の2種類に分類され、西洋系が現在の日本の主流だそうです。




この写真ではよくわからないのですが、ニンジンの花には 雄しべ期と雌しべ期があるということです。




雄しべは5個あり、5個の花弁の間に5個の雄しべが伸びています。
葯が花粉を出し終わると、花の中心にある雌しべが成熟してピンクになり他の花からの花粉を待ちます。






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