アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

ホルトノキ - 樹に咲く花 47

2022-07-11 06:00:11 | みんなの花図鑑

今年も安城デンパークで、楽しみにしていたホルトノキの花が咲きだしました。




といってもデンパークを訪れる人でこの木に気づく人はほとんどいないのではないでしょうか?!
(私の知る限りでは 於大公園(東浦町)にもホルトノキがありますが、園内の奥のほうで近づけません)
花はネジキの花に似ていますが・・・




花弁の先が カワラナデシコのように先が細かく裂けているのです。





ホルトノキは ホルトノキ属の常緑高木です(上の画像のように、花の時期でも古い葉は紅葉し、散ります)。
所属はホルトノキ科です。科だけ聞いてもどんな樹かさっぱりわからないですね。

「樹形・樹皮・葉いずれもこれといった特徴あるものではないため樹名板でも掛かっていない限りそれがホルトノキだとはなかなか認識できるものではないが、花弁が細かく裂ける花の姿はなかなかおもしろく人目を惹くだろう。ふつうの人は見たことのない妙な形状をしているこの花は一体全体何者か、と思わせるまさにナンジャモンジャの木といった不思議な形状の花。」(mirusiru.jp「ホルトノキ」より)




(↑ ひとつ前の画像のトリミング)
ホルトノキの「名は、ポルトガルから渡来したホルトの油(ポルトガルの油)が採れるオリーブの木と平賀源内が勘違いをして命名したとか何とか。」(同上)





ユニークなのは花弁の先だけじゃないですよ(^_-)-☆
パイプ状の雄しべがいっぱい直立しています。ちょっとイネ科の雄しべのようです。





中心に メロン色の子房を据えた雌しべ。





その周囲のオレンジ色のふぐり?状のものは蜜腺です\(^o^)/




雄しべと花弁が落ちるとこんな姿になります。





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