
樹名板には
-------------------------------------------------
Vitex negundo var. cannabifolia
ニンジンボク
シソ(クマツヅラ)科
中国原産
-------------------------------------------------
とあります。

よく見るセイヨウニンジンボクとどう違うのでしょうか??

「ニンジンボクはセイヨウニンジンボクとは異なり葉縁にギザギザとした鋸歯があるのが特徴で、セイヨウニンジンボクは全円(全縁?)です。」(BIGGINER'S GARDEN「ニンジンの特徴、セイヨウニンジンボクとの違い等の紹介」)とあります。

つづけて
「またニンジンボクは小葉が3枚から5枚集まる拳状複葉を作るのに対してセイヨウニンジンボクは小葉が5枚から7枚と多い所もことなる部分です。」(同上)
とあります。
つまり、葉の形状が異なるということのようです。

また、セイヨウニンジンボクは名前の通り 原産地が 南ヨーロッパ/中央アジア となっています。

あいにく、葉の形状は詳しく観察しませんでした。
観察したのは、花、とくに雄しべの葯です。
花はシソ科の植物に多く見られる唇形花です。
唇形花とは、筒状になった花の先が上下に分かれて唇のような形に見える花のことです。

花を拡大してみると、雄しべの葯はこんな形状をしていることが分かります。馬蹄形とでもいいましょうか?
たぶんですが、セイヨウニンジンボクも同じだと思います。

安城デンパークには よく見る紫のニンジンボクといっしょに 白花のニンジンボクもあります。


ちょっと小さいですが、左上の花のように 雄しべの葯は成熟すると馬蹄形になります。
.