アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

イタドリ - スカンポと呼んでいましたか

2022-09-25 06:00:05 | みんなの花図鑑
雌花~果実

これは9月24日に撮影したイタドリの雌花です。というかもうほとんど花後の 果実になっています。









果実の周りには翼があり、風に乗って散布されます。




















クモがいたのでスナップショット。









雄花

ところで、イタドリのことをスカンポと呼んでましたか?




私たちの地方では スイバのことをスカンポと呼んでいました。




スカンポというのは漢字で「酸模」と書き、その酸っぱさから名付けられました。




確かに、イタドリの茎も酸っぱいし、スイバの茎も酸っぱいです。




Wikipediaの
【スカンポ】 曖昧さ回避のためのページにも以下の3つの項目が載っています。

● イタドリの別名。
● スイバの別名。
● ヨーロッパアカザエビのイタリア語での名称 (Scampo) 。



♪ 土手のすかんぽ ジャワ更紗 夏が来た来た ドレミファソ ♪
という北原白秋作詞の歌があります。



その歌詞は つぎのように終わっています
♪ すかんぽ すかんぽ 川のふち
 夏が来た来た ドレミファソ ♪

スイバの花期は 5〜8月。(原色日本植物図鑑)
イタドリの花期は7〜10月。(日本の野生植物)

この歌の スカンポは 花期から判断して たぶん スイバなんでしょうね


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