イネ科エノコログサ属のキンエノコロです。
キンエノコロは よく見るエノコログサが実りの秋に黄色く色づくようにも見えますが、エノコログサとは別の種類で、秋の季節になると一斉に芽生えてきて、いきなり黄色の穂を付ける1年生草です。
例によってマクロレンズで近づくと、肉眼では気付かないものが見えてきます。
ひとつ前の画像をトリミングしたものですが、この卵みたいなの、なんでしょう?
そして下のほうの穂には 赤い花が見えます。
この赤いブラシのような部分は、種子の形をした子房から出てきていますので、雌しべの柱頭ですよね?
柱頭が紅いのはよくありますが、ブラシのような柱頭は珍しいと思います。
エノコログサも開花時間が決まっていて 朝の6時~7時の間が開花のピークなんだとか!
開花の順序は決まっていないらしく、穂の付け根から先端まで気まぐれに咲くようです。
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