アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

ニホンタンポポ - 立春2日目

2024-02-05 15:00:00 | みんなの花図鑑
つい最近知ったのですが、立春というのは
二十四節気の1番目のことで、四季の春をさらに6つに分けたうちの最初の節気。 毎年2月4日〜2月18日頃の期間をさすのだそうです。


タンポポが元気よく咲いていました。



総苞片が反り返っていないので、カントウタンポポ?とか在来種のタンポポ(ニホンタンポポ)だと思います。




タンポポはキク科の中でもタンポポ亜科と呼ばれるグループを形成しています。
タンポポ亜科の花は、舌状花だけでできています。
同じキク科でもキク亜科のヒマワリのような花は、中央に筒状花の集団、周囲に大きな花弁の舌状花の集団という2タイプの花で構成されています。
同じキク科でもアザミ亜科の頭状花序は、筒状花だけの構成となっています。




たくさんの舌状花が周辺部から順に咲いてきているわけですが、よくみると花弁の内側にシベが伸び、続いて次の舌状花の花弁部が伸びそのシベが伸び・・・という循環になっているのが分かります。
花弁部分は実は5枚の花びらが合着した合弁花だと言われています。





こちらの花はひとつ前の画像よりさらに開花が進んだ状態。



上の画像をトリミングして拡大してみました。
めしべの柱頭部がつる植物のように旋回しだしています。
めしべは、雄しべが合着して筒になった雄しべ筒の中から出ているのですが、上の画像では雌しべと雄しべの境がはっきりしません。



そこで、2、3日置いて再度観察に行ってみました。
上の画像では雄しべ筒が褐色化しているので、めしべとおしべの境界がどこにあるのか分かります。






.