![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4a/8e/5fa6b5f72162bfafaf088773f6ab4e55.jpg)
私の好きなキク科のシネラリアです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/12/3b/da06d7afc84b35c8ed74c1e0ce11ecf2.jpg)
_____えっ、これってサイネリアじゃないの?
そう、おっしゃるかもしれませんが・・・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/83/a05ce9e286cd2b9942b7b10a5d9ca10c.jpg)
サイネリアという名前は園芸業者が勝手につけた販売名です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/16/e0/cbb4b6756d0e7ac6c80bce82c590e51e.jpg)
Wikipedia「シネラリア」によると、
「花屋では昔「シネラリア」と呼ばれていたキク科ペリカルリス属の園芸品種群」で、
「 最近は「死ねラリア」と連想する人が多いので「サイネリア」の流通名で販売されている。」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/50/7f/0caebc7f44213ae1f4c2c9e4f3cab93b.jpg)
もっともシネラリアのほうも、英語名の ” Florist's Cineraria” (花屋のシネラリア)からとったものです。
Cineraria は 語源辞典によれば「「灰の」を意味するラテン語「cinerarius」に由来し、シネラリアの葉にある灰白色の綿毛にちなんだものである。」
とあります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/07/5a/edec7fa0be92c2ed57f3e659869b5165.jpg)
まぁ、4がきらいな日本人には「死ねらりあ」では売れないので、致し方ないのかなとは思いますが・・・
ちなみに、「昔の学者は、海外から導入された物に必ず和名を付けていた習わしから、この植物は「フキザクラ = 蕗櫻」と言う和名を松村博士が1896年に付けている。」(同上wiki)とありますが、流通しなかったようです。
カタカナの名のほうが高そうだったのでしょうか?
さて、先ほどから、花の中心部を拡大していますが・・・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/64/dd/7b8740a0714b99ff6a98c14e2fc49e5c.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/50/8b/3cc9fd867d27746cefe18d164958d45b.jpg)
花の中心部は筒状花という小花の集団で構成されています。
筒状花は周辺部から順に咲きだしていきます。中心部はまだ蕾です。
その周囲に黒い筒が立ち上がって黄色い花粉が溢れていますが、この部分がおしべ活動期の花です。
そのまた外周に青黒いYの字に2裂した小花の部分が 雌しべ活動期の小花たちです。
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シネラリアは結局キク科キク亜科ペリカルリス(Pericallis) 属 の園芸品種群の総称なので、花にはいろいろなバリエーションがあります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/79/b0/44a73ba31ca014f7c22b8c44172744da.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/14/87/3f129ad59bc0ec521b9a893726213f0a.jpg)
当然、筒状花の形態にもバラエティーがあります。
これなど、筒状花の花冠も雄しべ筒もめしべの2列した柱頭部もみな半透明の白ですねぇ!(^^)!
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