この イヌタデ属(Persicaria ペルシカリア)の植物は休耕田に生えていました。
つぼみの萼がほど良く赤く、小さな白い花とのコントラストが絶妙です。
ところが、記事をアップする段になって、ハタと気が付きました、「この蓼はヤナギタデか?ボントクタデか?」と。
ヤナギタデの「葉は長さ3~10㎝の披針形~長卵形、縁と中央脈に短毛があるか又は無毛、葉裏に小さい腺点がある。」(三河植物観察「ヤナギタデ」)
「ヤナギタデは茎や葉にほとんど毛がない。」(三河植物観察「ボントクタデ」)
ボントクタデの「葉は互生し、長さ5~10㎝、幅1.5~2㎝の披針形~広披針形、先が鋭く尖り、基部は楔形、中央部に八の字形の黒い斑紋がある。」(同上)
でも、これは2つを比べてみないとよくわからないです。
左:ボントクタデ 右:ヤナギタデ (ネットより)
花もよく似ています。
ヤナギタデ:「わずかに紅色を帯びた白い花をまばらにつけ、先が垂れ下がる。」
ボントクタデ:「先が垂れ下がり、淡紅色の小さな花をまばらにつける。」
でも、決定的な違いがあります。それは、
ヤナギタデの葉は「辛い」ので、「香辛料に利用され、マタデとかホンタデとも呼ばれている」のです。
対して、ボントクタデの葉は「辛くない」ので、「ボントク」(愚か者(ぽんつく)より)と呼ばれていたのです。
ボントクタデは「葉に辛味が全くないので、葉を噛めば簡単にわかる。」(同上)
だったのです!
後で気が付くナントカ~で、葉を噛んでみてないので、ボントクタデと仮にしておきます m(_ _)m
場所は覚えているので、また行って 確認してきます。
ヤナギタデだったら、ほんと ゴメンナサイ。
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